2025/04/17
5/23 SPREAD
札幌出身のわにわに-_- が5月23日(金)に下北沢SPREADにてイベント「Lifememory」を開催。東京と札幌、それぞれを拠点とするDJが入り混じりながら、才能と感覚の衝突を感じさせるようなラインナップとなっている。
ライブアクトは、数年前に札幌から東京へ拠点を移し、hyperpop/Digicore/Rageなど多様なジャンルを操るようなラップで活躍し続けるBHS Svveをメインアクトに、次世代のサウンドを奏で、新たな才能として各方面から注目を浴びるyve、儚さの中にある力強い歌声が魅力で、遊び心も併せ持つ4nqca、若き才能が集結し新たなクラウドラップを作り続けるクルー・21gangsoundが出演。DJは東京をはじめ各所のフロアを盛り上げるCARESS主宰・meweta、心地良いながらエネルギッシュなサウンドを放つDJ・トラックメイカーのodoruhikikomori、海外インターネットミュージックを軸に持つ奏が出演。札幌からはハイパー以後の感覚と従来のダンスミュージックの固さを融合させて表現し、東京へと活動の場を広げつつある夏至と死没が駆けつける。
text : わにわに-_- 、meweta
–
Lifememory
2025.5.23(fri)
at SPREAD
open 17:00 / close 22:30
door ¥3000 + 1d
adv ¥2500 + 1d
Act
BHS Svve
yve
4nqca
21gangsound
meweta
odoruhikikomori
夏至
死没
わにわに-_-
奏
nerd3 (奏 & わにわに-_-)
category:NEWS
tags:Lifememory
2023/08/30
人生を回想して見えた深層心理作品 シンガポール出身で現在はロサンゼルスを拠点に活動しているNat Ćmiel(ナット・チミエル)によるプロジェクト。yeule(ユール)が自身にとって3作目、〈Ninja Tune〉契約後初となるアルバム『softscars』を9月22日にリリースする。現在アルバムからは「sulky baby」「dazies」「fish in the pool」「ghosts」の4曲が公開されている。 6歳の時に両親に連れられたピアノ教室でクラシック音楽を学び始めたyeuleは、次第にレッスンを受けなくなり独学でギターやドラムの演奏を始め、やがて好きだったゲームの世界や楽曲の魅力にのめり込んでいった。ファイナルファンタジーのキャラクターを由来とするyeuleという名を自らに付け、2014年にセルフタイトルEP『Yeule』でデビューして以来、幽玄で幻想的なサウンドやロンドンでファッションを学び身につけたユニークなアート感覚が熱烈な支持を集め、カルト的な人気を獲得していく。 ノンバイナリーであるyeuleが抱える葛藤・苦悩や、オンライン上の人間関係に依存していた経験、その後現実社会と向き合うことで発見した新たな自分など、様々な感情を投影した歌詞の内容も、yeuleというアーティストを独自の存在たらしめている大きな魅力の一つと言える。壊れたコンピューターコードやエラーメッセージをテーマにした2022年リリースの前作『Glitch Princess』は、バーチャルとリアル双方で発生する様々なエラーやバグをノイズやファンタジックな音色を使い表現し、Charli XCXやCaroline Polachekなどのプロデュースを手がけてきたDanny L Harleなどと共に作り上げた。その世界観とプロダクションは高く評価され、表現者としての覚醒の瞬間が収められた会心作と言える内容だった。 そこから約1年という短い期間を経て早くも届けられた最新アルバム『softscars』は、パンデミック期間中の混乱で人との繋がりが断絶され、親しい友人をオーバードーズで亡くすなど心に大きな傷を負ったyeuleが、自らと向き合いこれまでの人生を回想し、幼少期の自分と対話することで見えてきた深層心理を描いた作品となっている。 yeuleは今作について、「傷跡というメタファーを使ってそれぞれの曲を表現した。傷跡ひとつひとつが柔らかいまま」「心理的トラウマであろうと肉体的な傷であろうと、時間が傷跡を完全に治すことはない。痛みがなくなった後も、傷跡は残る。私の先祖たちが経験して受け継がれてきたことを感じるの。トラウマは消えない。私の人生にはいつも腐敗や歪みがあって、いつも悪いものや醜いものもあった。だから傷跡は、私が守られていることや、私自身を守るべきことを思い出させてくれる」と語り、苦しみや悲しみ、痛みなど過去の様々な経験により生まれた傷跡こそが自分自身を形成する大切な要素になっているということを鋭く大胆な視点で描いている。 My Bloody ValentineやYo La Tengo、Slowdiveなどのバンドに大きな影響を受けたというyeuleのギターサウンドへの愛や熱が今作のサウンド面でのキーとなっていて、重たく難解な内容が多い楽曲に寄り添いながらその想いをエモーショナルに浄化させるポジティブなバイブスが作品全体を包んでいる。アコースティックな質感も交えた歪みの効いたシューゲイズサウンドと近未来感漂うサイバーなエレクトロサウンドが同居した響きは、どこか懐かしく得も言われぬカタルシスを生み出している。 プロデュースはyeule自身に加え、yeuleと度々コラボしている「シンガポールのアンビエント・ボーイ」と称されるKin Leonnが全編に渡り携わっており、さらにYve Tumor、Willow、Poppy、YUNGBLUDなどをプロデュースしているギタリストChris Greatti、そして前作アルバムに引き続きMura Masaがプロディースおよびギターやベース、ドラムの演奏でも参加。2017年にはLLLLとコラボシングル「Memories」をリリース、前作『Glitch Princess』にはTohjiが参加、その他過去作品には日本のアニメや駅のホームの音声を使用するなど、日本との繋がりもyeuleの作品を形成してきた要素の一つだったが、今作でも岩井俊二監督の2004年公開映画『花とアリス』のサウンドトラック収録曲「fish in the pool」をカバーしている。 「私たちはいつも沈黙させられ、この世界のあらゆるものから見放されているように感じる。これを着るな、あれをするなと人はいつも言う。でもあなたがそれを障壁と思わなくなったとき、あなたの生涯は花開く気がする。」 yeuleは常にアウトサイダーとして現実世界を生き抜き戦ってきた。 アルバム『softscars』は9月22日にCD、LP、デジタル/ストリーミング配信でリリース。LPはマーブル・グレイ・ヴァイナルの通常盤と、ホワイト・アンド・ブルー・スプラッター・ヴァイナルの限定盤の2形態で発売。 yeule – softscars Label : Ninja Tune Release date : September 22 2023 imagery : Neil Krug painted text and original drawings : Nat Ćmiel Pre-order / Pre-save https://yeule.lnk.to/softscarsAN https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13594 Tracklist 1. x w x 2. sulky baby 3. softscars 4. 4ui12 5. ghosts 6. dazies 7.
2024/08/30
Genome 6.66mbpより この2曲入りEP『Sanzen』は、アンビエント/トランス・プロデューサーAzrelとヴォーカリストrenkoの長年にわたる共同実験の結晶。 この2曲は二元論バラードのペアとして機能し、人生の繰り返しを映す夜のサイクルを探求し、いつか変化が訪れることを願っている。繊細なピアノ、ストリングス、パッドと、トランスリードやアルペジオの生々しい陶酔的なパワーの組み合わせは、renkoの痛々しくも悲痛なヴォーカルを輝かせるベッドとして、黄昏の情緒的な雰囲気を作り出す。2023年に〈Mizuha 罔象〉からリリースされたデビューアルバム『Exstasis』はトランスミュージックの典型的なダンスヘヴィなサウンドスケープを解体し、より実験的な文脈で再構築することを探求している。『Exstasis』はファンタジーのような自然な感覚に焦点を当てたAzrelの実験的なスタイルの基礎となった。繊細なファルセットスタイルで、エモーショナルかつエネルギッシュなrenkoの歌は、彼が歌うインストゥルメンタル楽曲に力を与える。『Sanzen』での彼の詩的なリリックと物悲しい語り口は、このスタイルをさらに掘り下げる。 Azrel, renko – Sanzen Label : Genome 6.66mbp Release date : August 30 2024 https://genome666mbp.bandcamp.com/ Tracklist 1. Tsukuyomi (Azrel, renko, featuring co-production from s7n) 2. Sanzen (Azrel, renko)
2022/07/13
オカルト・ユーフォリア&アシッド・グランジ・ニヒリズム 〈Eastern Margins〉からリリースされるRinsagaの新作『Saga』から、リードシングル「I’m So Fine」をAVYSSにてプレミア公開。 『Saga』は闘争から生まれた。Rinsagaは人生の過酷さを表現するノイズとディストーションに癒しを見出している。Alice in ChainsやNine Inch Nails、Rinsagaにとってインダストリアルやグランジの影響は彼の基礎になっている。Rinsagaは4年前、会社員として安定した生活を送っていたが、音楽を追求する決意を固め、人生が転がりだす。毎週のようにMiru Shinodaの部屋に集まり、現代のクラブサウンド、パンク、グランジ、ラップなど見つめ直し、様々な実験を繰り返してきた。『Saga』の各曲は、Rinsagaが現在抱えている内的な問題をリアルタイムで反映したものとなっている。 東京の音楽シーンは大きな転換期を迎える。この10年弱の間に様々なサブカルチャーやカテゴリーに支配され、ソーシャルメディアの台頭が音楽配信や音楽制作のトレンドにかつてないほどの影響を与えている。『Saga』はこのようなトレンドから不思議なほど離れたところに位置しており、日本語ラップの輪郭に対しても特異なステートメントとなった。 壊れ歪んだサウンドスケープ、グランジに熱中していた10代の頃の快楽的ノイズ、うねるアシッドライン、自己破壊の闇、解放のレクイエム、『Saga』はノスタルジーを刺激するかもしれないが、過去のテーマに立ち止まらずに自分自身の境界線を押し広げていく。そして、Rinsagaは私達に自分自身を映すひび割れた鏡を真っ直ぐに見つめることを強要する。 Rinsaga – Saga Label : Eastern Margins Release date : 29 July 2022 All songs written & performed by Rinsaga All songs produced by Miru Shinoda Mastering by Wax Alchemy Tracklist 1. 叛キ仔 Somukiko 2. We? 3. I’m So Fine 4. My Song 5. 円 Yen 6. Chains 7. Sugar 8. Me?
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