2021/01/26
ウェブサイトやロゴもリニューアル
UKにおいてヒップホップのパイオニア的レーベルとして知られる〈Big Dada〉が、黒人・有色人種・マイノリティによって運営される、黒人・有色人種・マイノリティのアーティストのためのレーベルとして再始動することが本日発表された。
〈Big Dada〉は、1997年にウィル・アション(Will Ashon、2014年に脱退)によって設立され、過去20年間で常に最先端の音楽をリリースし続けてきたことで知られており、これまでにマーキュリー賞を2度受賞している。今回のリニューアルによって、これまでレーベルが築いてきた基盤に敬意を表しつつも、あらゆる音楽ジャンルの新しいアーティストを支援し続けるという姿勢を提示している。
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〈Big Dada〉ミッションステートメント
〈Big Dada〉は、黒人・有色人種・マイノリティによって運営される、黒人・有色人種・マイノリティのアーティストのためのレーベルとして再始動する。*
このチームは音楽とアーティストをサポートし、スポットを当て、育てるコミュニティを形成するというマインドを持った人々から構成されている。
〈Big Dada〉は、黒人や人種差別にさらされているアーティストの声を広めるために活動しており、固定観念を捨てて、自分が何者であり何者でありたいかを表現する自由を認め、奨励するために、音楽を取り巻く物語を変えようとしている。
新世代のアーティストをサポートし、リソースを提供し文化的アイデンティティを深めることで、〈Big Dada〉のこれまでの長い歴史と遺産の上に新たな未来が築かれることになるだろう。
*より適当な表現がない為、この表現を使用
リニューアルに伴い、ロゴやウェブサイトも刷新され、サステナブルな活動を行うラパヌイ(Rapanui)から生地を調達し、ロンドンを拠点に活動する黒人のインディペンデント刺繍職人によって仕上げられた新たな商品も発売される。新しいウェブサイトには、一般的な音楽の法律的アドバイスから、エージェンシーやディストリビューター、黒人や有色人種のアーティストのためのメンタルヘルスの相談に関することまで、あらゆる音楽業界の情報を提供するセクションが含まれている。今後新たなリリースが期待されるが、それまでは、Big Dada ClassicsやOn Repeat / Staff Picksのプレイリストで〈Big Dada〉の楽曲を楽しんだり、〈Big Dada〉のウェブサイトやSNSで様々な情報がチェックすることができる。
category:NEWS
tags:Big Dada
2020/06/09
収益は有色人種支援団体へ 有色人種の女性を中心にサポートし、文化の醸成を目的とするNYのクリエイティブ・スタジオ〈Chroma〉がキュレーションした19曲入りのコンピレーションアルバム『Source of Nurture』がリリース。アートワークはAya Brownが担当。 本作は、Kelsey Lu、Lafawndah、AKUA、Nídia、Ariel Zetina、Bergsonist、Riobambaなど有色人種の女性アーティストの楽曲で構成されており、全ての収益は、アメリカに住むアジア系アメリカ人や黒人のトランス女性など、有色人種をサポートする団体へ寄付される。 また、Chromaは「自分自身を大切にすることは、地域社会の復興のためにも重要であるという考えを尊重したい。今回収録したアーティストの参加を光栄に思い、彼女達の素晴らしさを皆さんと分かち合いたい」と語っている。 VA – Source of Nurture Label : Chroma Release date : June 5 2020 Bandcamp : https://chromanewyork.bandcamp.com/album/source-of-nurture Tracklist 01. Kelsey Lu – The Sun Sets In Pig Theatrics 02. Asmara x Kelela (DJ Dahi beat) – Send Me Out To My Type Of Party (MA MASH) 03. Maluca – NYC BABY 04. Lafawndah – Bump 05. Zsela – For
2020/06/19
本日16時から Bandcampが今年から奴隷解放宣言を祝う記念日である「Juneteenth」こと6月19日(日本時間6月19日(金) 16:00から)のBandcampの収益をNAACP(全米黒人地位向上協会 / 全国有色人種向上協会)へ寄付することを発表している。 さらに年間3万ドル(約320万円)を有色人種機会向上の為の支援金として用意することも合わせて発表し、「今後も企業として、人種の正義や平等などをサポートする努力をしていきます。」と声明を出している。新型コロナウィルスの影響により収入が減ったアーティストのサポートに続き、Bandcampのこれらの対応は本当に見習わなければならないことが多い。 そして本日6月19日に〈Orange Milk〉は過去にリリースしたMachine GirlとDiamond SoulのアルバムをLP化し、Bandcampで販売することを発表。どちらも当時はカセットのみのリリース(現在ソールドアウト)となっており、初のLP化となる。Machine Girlは傑作『...BECAUSE I’M YOUNG ARROGANT AND HATE EVERYTHING YOU STAND FOR』、Diamond Soulのほうはジャケットが変更しているようだが、『Cloud Reality』か『Augmented Reality』のどちらかであると予想される。 https://orangemilkrecords.bandcamp.com/
2020/06/02
6月19日 Bandcampが今年から奴隷解放宣言を祝う記念日である6月19日(日本時間6月19日(金) 16:00から)のBandcampの収益を全額NAACP(全米黒人地位向上協会 / 全国有色人種向上協会)へ寄付することを発表。 「奴隷解放宣言」自体は1863年1月にリンカーンによって出されたが、テキサス州での実行には時間がかかってしまい、2年後の南北戦争終結後にテキサス州の奴隷も解放となった。その1865年6月19日のことを『Juneteenth』(June 19thの略)と呼び、自由を手に入れたという意味でも『Freedom Day』とも呼ばれる。 また、Bandcampは年間3万ドル(約320万円)を有色人種機会向上の為の支援金として用意することも発表。「今後も企業として、人種の正義や平等などをサポートする努力をしていきます。」とのこと。 link : https://daily.bandcamp.com/features/bandcamp-naacp-ldf-fundraiser
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