2020/06/09
収益は有色人種支援団体へ
有色人種の女性を中心にサポートし、文化の醸成を目的とするNYのクリエイティブ・スタジオ〈Chroma〉がキュレーションした19曲入りのコンピレーションアルバム『Source of Nurture』がリリース。アートワークはAya Brownが担当。
本作は、Kelsey Lu、Lafawndah、AKUA、Nídia、Ariel Zetina、Bergsonist、Riobambaなど有色人種の女性アーティストの楽曲で構成されており、全ての収益は、アメリカに住むアジア系アメリカ人や黒人のトランス女性など、有色人種をサポートする団体へ寄付される。
また、Chromaは「自分自身を大切にすることは、地域社会の復興のためにも重要であるという考えを尊重したい。今回収録したアーティストの参加を光栄に思い、彼女達の素晴らしさを皆さんと分かち合いたい」と語っている。
VA – Source of Nurture
Label : Chroma
Release date : June 5 2020
Bandcamp : https://chromanewyork.bandcamp.com/album/source-of-nurture
Tracklist
01. Kelsey Lu – The Sun Sets In Pig Theatrics
02. Asmara x Kelela (DJ Dahi beat) – Send Me Out To My Type Of Party (MA MASH)
03. Maluca – NYC BABY
04. Lafawndah – Bump
05. Zsela – For Now
06. JADALAREIGN – Floydian Slip
07. BAE BAE – Playing Games (BAE BAE Edit)
08. Ushka x Atropolis – MTA Hustle
09. Nídia – Vergonhoso
10. Boston Chery – The Truth
11. Riobamba – Rompe (Apocalíptico Edit)
12. 8ULENTINA & FOOZOOL – Pendulum
13. Bergsonist – Feel
14. AKUA – My Body
15. Charlotte Dos Santos – Satellite Lover
16. COQUETA – Los Mirlos
17. Bapari – Acua
18. Ariel Zetina – Ribbitool
19. LOKA – If You Go Home (Andata Rework)
category:DONATION
tags:Chroma
2021/02/26
Yaya Bey新作EP ニューヨーク出身、現在はワシントンを拠点に活動するのシンガーソングライター/マルチアーティストとして活躍するYaya Bey(ヤヤ・ベイ)。 ダニー・ハサウェイのような温かい魂を持ち、アリス・スミス、メアリー・J・ブライジのような力強さを持った彼女が、Pitchfork、 FADER、Afropunk、Noisey、その他多数の海外メディアから高く評価され、注目を集めるきっかけとなった前作『Madison Tapes』に続く最新EP『The Things I Can’t Take With Me』を〈Big Dada〉から4月9日にリリースすることを発表し、新曲「fxck it then」をMVと共に公開した。 今回のリリースは黒人・有色人種・マイノリティによって運営される、黒人・有色人種・マイノリティのアーティストのためのレーベルとしてリスタートした〈Big Dada〉にとって、再始動後第一弾リリースとなっている。 浮遊するトラックの上でYaya Beyが歌い上げる「fxck it then」は、自分の輝きを再発見するための肯定的な賛歌として制作された。また、モーガン・B・パウエルが監督したMVがノスタルジックな8ミリフィルムで撮影されており、アレクシア・ブラウンによるスタイリングとYaya Bey自身のポラロイド写真も楽しむことができる。 今回のEPは、Yaya Bey自身が黒人女性として、女性らしさと愛について私的な探求を行なっており、深い傷の引き金となった大きな別れを経て、幼少期のトラウマが再燃していく様子が描かれている。現在制作中というアルバムのレコーディング前にまとまったもので、アルバム前のセラピー的な役割を果たしたという。アルバムで行う共同作業とは異なり、『The Things I Can’t Take With Me』は孤独な中で作られた、内省的な作品となっている。 最新EP『The Things I Can’t Take With Me』は4月9日からデジタルと数量限定のカセットテープにてリリースされる。 Yaya Bey – The Things I Can’t Take With Me Label : Big Dada Release date : 2021/04/09 Pre-order : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11733 Tracklist 01. the root of a thing 02. september
2021/04/01
今週末に無料開催 USC(南カリフォルニア大学)の学生集会の一つ〈SAGE〉が毎年開催している音楽フェスティバル「FemFest」が今年はオンラインで無料開催される。太平洋標準時(PST)で4月3日の午後4時から、日本時間では4月4日の午前9時から。 これまでにGirlpoolやJay Somなど出演してきた本フェスは、男性優位の音楽業界で抑圧されている人々の声にフォーカスしている。誰にでも開かれたフェスであり、特に女性、有色人種、LGBTQ+コミュニティの声を拡張させることを目的としているとのこと。今年は、Caroline Polachek、Eartheater、Dorian Electra、Fraxiom、caro♡、Raveena、Coco & Clair Clair、Ayoni、Mykki Blancoの出演が既に発表されており、開催までに新たな追加出演者の発表もあるようだ。 尚、「FemFest」では〈Women for Women International〉、〈The Los Angeles LGBT Center〉、または「Femfest 2022」への寄付も呼びかけている。 FemFest 2021 4 – 9pm Saturday, April 3, 2021 Website : https://femfest.online/
2021/07/12
意識的であり、無意識の抗議 ガンビアで育ったロンドン拠点のアーティストHasaniがデビューEP『BOOMBYEBYE』を先月末にリリースしている。レゲエ、ダンスホール、R&B、インダストリアル、アンビエントなどを通して、有色人種でクィアの人々の愛と人生を紡ぐ。 今作はレゲエアーティストBuju Bantonのヒット曲で、長らくホモフォビア的な歌詞が問題視され、カタログ/ストリーミングサービスから抹消された楽曲「Boom Bye Bye」にあえてフォーカスしているという。パーソナルな恋愛、恐怖、恥、欲望、喪失、ロンドンのナイトライフへの頌歌など表現し、ギターにTYDK、プロダクションにSega Bodegaが参加した全5曲。 「(Buju Banton)の曲は暴力とホモフォビアに大きく根ざしていますが、今でも私のお気に入りの曲であることに変わりはありません。カリブのクィアな人々の多くは、若い世代も年上の世代もホモフォビア的なダンスホールやレゲエの曲を実際に楽しんでいます。これは、意識的でありながら無意識の抗議みたいなもので、私たちを傷つけるために使われていた言葉やリディムを、傷つけなくなるまで再生するのです。」 Hasani – BOOMBYEBYE Release date : 30 June 2021 Stream : https://li.sten.to/WG1Cs7Z Tracklist 1. MANTRA 2. Waiting/InVain 3. BoomByeBye 4. devil in da dance 5. Blue Companion
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内省的空気と身体性ハイブリッド
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