私の隣には私がいる|Yo Oyamaがアニメーションを軸とした初の個展を開催

10/19 下北沢CREAM

 

 

アニメーションを重きに活動するマルチクリエイター、Yo Oyamaが10月19日に下北沢CREAMにて初の個展を開催。アニメーション、VJ、インスタレーションを横断する本展は、「自己との対話」をテーマに、作家の現在地を空間全体で体感させる試み。

 

15:00〜19:30に行われる第1部では、B1Fの展示空間を舞台に、Yo Oyamaが日々制作を通じて向き合う“内側”の感覚をインスタレーションとして提示する。日常のなかで輪郭が曖昧になる自己を見つめ、幼い感覚や存在の質感を探るような視点から、「私の隣にはいまの私がいる」という認識を形にすることを目指す。

 

19:30以降は第2部として、展示空間がパフォーマンス空間へと変容。出演者との対話から生まれた応答を、音と映像のパフォーマンスとして展開。Yo Oyama自身がVJとして出演者の思考を受け止め、再解釈し、リアルタイムで映像として表現する試み。

 

1FではYo OyamaによるPOPUPと、二年舘によるワークショップも同時開催。展示・音・空間の移り変わりとともに、来場者の感覚を巻き込む一夜となる、とのこと。

 

以下、主催より

 

本展は、私自身が制作を通じて内面と向き合い続けてきた、その軌跡の一端を提示する試みです。明確な答えを提示するものではなく、むしろ不確かさや揺らぎを含んだ過程そのものを可視化しようとしています。

 

展示は、作品そのものだけでなく、時間とともに変化する空気、場の温度、人と人とのあいだに流れる熱といった、目に見えない層を含んで成立しています。第1部から第2部への移行によって、空間自体が変容していく様子もまた、この企画の重要な要素のひとつです。

 

また、出演者との対話をもとに構築する映像表現は、他者の内側を受け止め、再解釈し、空間に投影することで新たな関係性を立ち上げることを目的としています。

 

第2部では、VJという手段を通して「形にならないもの」と向き合います。かつては視覚化することを目指していましたが、今は「見えないものは見えない」という前提の上に立ち、その余白に意味を見出しています。音楽や空気、感情のような無形のものは見えない必要があります。映像はそれを説明するものではなく、観客それぞれの感覚に触れるための媒介として機能させたいです。

 

本企画の映像は、出演者との対話を重ね、その応答の中から生まれた感覚をもとに構築します。異なる感覚が交わるための触媒としての映像を体感して欲しいです。

 

 

「私の隣には私がいる」

Yo Oyama 1日個展

10月19日(日) 15:00〜23:00

下北沢CREAM B1F

[第1部]exhibition 15:00-19:30

[第2部]performance 19:30-23:00

door ¥800+1drink ¥700 ¥1500

 

[act]

CVN

〜離

NordOst

One Boiling Point

 

[vj]

Yo Oyama

 

[workshop]

二年舘

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