Gabber Modus OperandiのKasimynがHULUBALANGとしてソロアルバムを発表

無邪気と痛みの間のダンス

 

 

インドネシアのエレクトロニック・デュオGabber Modus OperandiのメンバーであるKasimynのプロジェクトHULUBALANGがソロアルバム『BUNYI BUNYI TUMBAL』のリリースを発表。ヨルダンのアンマン拠点の〈Drowned By Locals〉からリリース。

 

Kasimynの言葉によれば、『BUNYI BUNYI TUMBAL』は「匿名の犠牲に対する合成的な感情」と訳され、長年にわたって様々な情報源からインドネシアの戦争アーカイブを閲覧する中で生じた複雑で不可解な感情が、プロジェクトHULUBALANGの開始を決定づけた。写真の中の二次的な登場人物、重要でないもの、無名で信用されない歴史上のつまらない小道具、征服者と敗者の側から「学んだ教訓」の単なる道具に端を発し、非戦闘員の「犠牲」であるTUMBALは、その翻訳以上の意味に変化している、文明の犠牲でも殉教でもない、失望し続けるシステムの呪い。

 

悲しいかな、このアルバムはいかなる意味でも政治的なものと考えるべきではない。ある夜、儀式的なダンスが外的要因によって中断され、曲が壊れてしまった小さな村へのトリビュートであり、無邪気さと痛みの間で揺れ動くダンスである。

 

 

HULUBALANG – BUNYI BUNYI TUMBAL

Label : Drowned By Locals

Release date : June 26 2023

Pre-order : https://drownedbylocals.com/album/bunyi-bunyi-tumbal

 

Tracklist

1. Piso

2. Sengatan

3. Cerca

4. Hitam

5. Sayat

6. Liang

7. Gendang Ria

8. Sungsut

9. Malasa

10. Kemaut

11. Tungkai

12. Budakkawan (feat. Saintmarry)

13. Bucur

14. Cakar

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