Quadecaが亡霊視点で描く最新アルバム『I Didn’t Mean to Haunt You』をリリース

自分の存在を理解しようともがき続ける

 

 

『I Didn’t Mean to Haunt You』は、Quadecaによる本格的なコンセプト・アルバム第2弾であり、初の完全セルフ・プロデュース・アルバム。インターネット時代に台頭した、折衷的でトイルドなプロダクションとパノラマ的なストーリーテリングへの分岐点となる。Ben Laskyは、10年近くにわたってYouTubeでポップやラップの音楽と解説を作り続け、約200万人の登録者を獲得し、実験が拒絶されがちなこの世界でバイラルを巻き起こした。

 

Ben LaskyがQuadecaという名で活動するようになったのはずいぶん前のことで、無限の可能性を秘めた校庭での空想から生まれた。物理的な形を超越し、純粋な創造性を発揮できるようになったことで、彼は軽薄な評判を受け流し、新しい方法で既存のファン層とつながる機会を得た。Ben Laskyは『I Didn’t Mean to Haunt You』の孤立した世界に足を踏み入れたとき、Quadecaの音楽がどんなものかという先入観を持つ人々に、インターネットが存在しない真空地帯に存在するかのように、まずは没頭するように誘導する。

 

Quadecaがアルバムを作るには、分離したエゴが、遠慮もなく包括的な物語の中で生き抜くことを求める。前作『From Me To You』では、雪山を登るというモチーフを利用して、感情的回復力の物語を伝えていた。今回は、亡くなったばかりのゴーストの視点で描かれている。ゴーストは悲しみと成長を繰り返しながら、限界を迎えた自分の存在を理解しようともがき続ける。歌は、彼の過去と現在を描く。アルバムはウロボロス的な聴き心地で閉じ、好奇心を刺激して再聴を促す。

 

ビジュアルでは、美、孤独、罪悪感、死に焦点を当てたゴーストの物語を伝えようとしている。ビデオはトルコ、アイルランド、アイスランドの厳選された場所で撮影され、ヘッドフォンで空白を埋めるような心を束縛することなく、丁寧に命を吹き込もうとしている。『I Didn’t Mean to Haunt You』は、quinnとJane Removerと共に幅広い分野で活動展開する〈deadAir〉からの最初のQuadecaのプロジェクトとなった。

 

 

 

Quadeca – I Didn’t Mean To Haunt You

Label : deadAir

Release Date : November 11th, 2022

Stream : https://quadeca.ffm.to/ididntmeantohauntyou

 

Tracklist

1. sorry4dying

2. tell me a joke

3. don’t mind me

4. picking up hands

5. born yesterday

6. the memories we lost in translation

7. house settling (ft. Danny Brown)

8. knots

9. fantasyworld

10. fractions of infinity (with Sunday Service Choir)

11. cassini’s division (with Thor Harris)

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