speedy lee genesisによるカルトパーティー「Neoplasia4」全出演者公開

GR8でポップアップ開催

 

 

speedy lee genesisのライフワーク・人生の仕事「Neoplasia」の4度目の最新版フルラインナップが公開。初めての、しかしまさに最大のゆりかごでもあったForestlimitで、星を持ったアーティストHirakish、そして日本で共に生き蠢動する人々と共に作りあげるNeoplasia新章がついに開幕する。

 

 

~ speedy lee genesisからのメッセージ (続き) ~

 

既に開催まで一週間を切ったNeoplasia4ですが、Hirakishに引き続き、全てのラインナップをここで紹介したいと思います。

 

Neoplasia4は演出上全てのパーツが最重要であり、一切の妥協なく公演準備が行われていることを宣言します。

 

まずは、バンド「俺はこんなもんじゃない」を率いるKenji Kariuが、2022年に仏レーベルBruit Direct Disquesより発表した最新ソロLP「Sekai」のエクスクルーシブなライブを披露します。このアルバムはtips化したラップトップ音像のテクスチャを持ちつつも、2000年代初頭のArto Lindsayの諸作品のようなブラジリアンポップエレクトロニカのムードを発する稀有な作品であり、肉を得たそのライブはforestlimitに集まる耳の肥えたクラウドを現在時点でノックアウトする可能性を秘めています。

 

続いて、ATLASと言う名の神戸拠点のヒップホップクルーNERD SPACE PROGRAMに所属し、猛烈な速度でZ世代の抱える不安や葛藤、衝動的な心を形にしているラッパーと、神出鬼没な活動を行い、透明度の高いフォークソングに、耳障りで少し可笑しいノイズや即興演奏をレイヤーしたり、または拮抗させたりするスタイルで演奏活動を行う堀池ゆめぁのクラッシュライブが敢行されます。同じ時代を生きていること以外の共通点が無いにも関わらず、二人の間には圧倒的なソングメイキングのセンス、詩世界の方向性、消費に対してエスケープを試みるかのような活動の掴めなさ、ビデオの中での振る舞い、SNSの扱い方、など様々な点で共通のムードが流れているように思えます。クラッシュという形式によって、二人の間に横溢する雰囲気が、コンテクストとして情景化する時間が生まれるのではないか。

 

そしてDJですが、ansuiとRosaは2020年以降の時代に私と並走している (と感じている) 新しい友人たちです。このパーティーのムードを実際に媒介する役割ですので、選曲の音楽的な親和性やキャラクターのバランスを最も重要視してオファーを行ってはいるのですが、実際に私の理解を越えた側面を持つ人々でもあります。裏切り、エゴ、そういった一見不要な要素をもってして驚きの流れを作りパーティーを別の次元に誘ってくれるかもしれません。

 

私speedy lee genesisは、今回Deadly Sweetという名前のマスク作家のパフォーマンスを伴ってDJを行います。実際に彼女が制作したマスクをご覧になった人は少ないかもしれませんが、その口元、牙の造形や、着ぐるみとしての映像に詰め込まれたフェティッシュなこだわりに、今回の「ナイーブだけど明るい」というテーマへ重なる彼女のムードが見出され、コラボレーションという形で表現を披露してもらうことになりました。

 

最後にVJを含むステージデザインをSlabとDisc Slaveが担当します。私の演出と彼ら自身の表現へのこだわりが交錯し、このパーティーは異質な状況へ進んでしまうと思います。ちなみに二人とは、プレイステーション1をプレイしながら、私たちがどのように前時代的なテクノロジーを用いて、悲観的でないことを達成するかについて作戦を立てました。

 

「∞」の演出はみんなにとっての、自分自身の状況、そして他社の状況を直感の中で明るくさせるはずです。

 

Hirakishについての紹介は前回の記事で触れましたので、そちらを読んでもらえたら嬉しいです。

 

また改めてですが、ラフォーレ原宿2.5FのショップGR8にて、Hirakish「New Age Rockpopadelic」の発売を記念したポップアップストアが10/19から3日間11:00 – 20:00の時間開催されることも決定しています。アルバムに関連したグッズから、Hirakish本人が全ての生産を手がけるValenteenラインのアイテムまで多数取り揃え展開されます。こちらもぜひ。

 

(パーティー「Neoplasia4」の来場予約は特設サイト https://neoplasia.art/ のみにて行なっています。)

 

それではパーティーでお会いしましょう。

 

 

*イベント名:

Neoplasia4

 

*日程:

10/21 fri at Forestlimit

 

*時間:

19:00 open/start

 

*料金

¥3000 + 1D

オンライン予約 https://neoplasia.art/ 

 

*出演 (A to Z):

LIVE:

ATLAS ∞ 堀池ゆめぁ

Hirakish

Kenji Kariu

 

DJ:

ansui

Rosa

speedy lee genesis ∞ Deadly Sweet

 

VJ & STAGE DESIGN:

slab ∞ Disc Slave

 

FLYER DRAWING:

sudden star

 

 

Hirakish (Hirakish Ranasaki)は、ルイジアナ州ニューオーリンズ出身の現在28歳のアーティスト/ミュージシャン/モデル/俳優/ファッションデザイナーです。90年代にプロスケーターであった父親の影響でスケーター文化、音楽とビジュアルアートに触れて育ちました。19歳の頃、故郷ニューオーリンズの第9地区を離れ、現在も拠点とするLAに移住。ファッションモデルとしての活動をスタートします。彼のモデルとしての活動は、2016年秋、Hood By Airのモデルとしてランウェイをハイヒールブーツで疾走したことや、ファッション誌「W」の2016年9月号でRihannaのチームで巻頭特集されたことなどで知られています。モデルとして活動しながらもミュージシャンであるHirakishは、パリのランウェイで踊り、歌う姿が話題に。その高い精神性とファンタジーを融合させるシームレスな能力で、彼はすぐにカルト的な支持を得るようになりました。モデル、音楽活動と並行してHirakishは俳優としても活動し、2017年のSafdie兄弟が監督し話題となった映画「Good Time」にもクレジットされています。そんな中、音楽方面ではLAとニューオーリンズに拠点を置くDIYコレクティヴPink Room Projectに所属しつつ活動は本格化していきます。2018年8月にロンドンのレーベルNyx Unchainedから、デビュー12インチEP「Black Velvet」をリリース。デヴィッド・ボウイや初期ファンカデリックから多大なインスピレーションを受けたこのシングルは一部で話題となり、2018年末にYves Tumorのワールドツアーにジョイントアクトとして招聘され、翌19年にかけて帯同します。そしてそれは2019年に行われたコーチェラフェスティバルのサポート出演にまで及びました。2021年には自身のアパレルライン「Valenteen」を始動し、Tシャツからバッグ、指輪などで独自の創作センスを発揮したアイテムを制作しています。そして2022年、故Napolianとの共同プロデュースで制作された待望のファーストアルバム「New Age Rockpopadelic」がリリースされました。

 

 

speedy lee genesisは、現在からstylistic beautyをとらえ、変容するDJ・演出家です。メインパーティーはNeoplasia(東京)、Ether(東京)です。

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