2021/09/10
PANから2022年にアルバムリリース
バルセロナ在住のアーティストMarina Herlopが〈PAN〉に加わり、2022年にリリースされるアルバムから第一弾シングル「miu」をリリース。Anxo Casalが手掛けたMVが公開。
牛の出産、彼女の夢の世界、分岐した道の庭。Marina Herlopは、自分の作品を解釈しようとする試みに抵抗し、想像力を養いながらオープンな世界を作りたい考えている。今作では、インドの伝統音楽であるカーナティック音楽、そして口ドラムとも呼ばれるリズムカウント「コナッコル」を出産の儀式と異質なメロディーに重ね合わせた。加工された人間の声とエレクトロニクスを使って実験を行った楽曲はリスナーが自分の願望や夢を投影できるブラックボックスであるとのこと。
Marina Herlop – miu
Label : PAN
Release date : 10 September 2021
Buy / Stream : https://pan.lnk.to/miu
category:NEWS
tags:Marina Herlop
2022/03/28
口ドラムと混乱のポップ バルセロナ在住のピアニスト/プロデューサーMarina Herlopが、3rdアルバム『Pripyat』を〈PAN〉よりリリースすることを発表。 彼女は、昨年のシングル「miu」で、南インドのカーナティック音楽に触発された声の複雑なトリックを使用し、口ドラムとも呼ばれるリズムカウント「コナッコル」を出産の儀式と異質なメロディーに重ね合わせた。 アルバムに費やされた感情的労力と創造的努力。それはメランコリックなピアノとエレガントなボーカルの組み合わせ、気品のあるプロダクションとカオティックなサウンド。エモーショナルでスペクタルなトーチソング、深い憧れと長引く悲しみを合わせもち、そしてパーカッシブなボーカルのカットアップによって屈折して生まれた混乱のポップソング。プロダクショントリックと感情の解放が滑らかに融合した。 Marina Herlop – PRIPYAT Label : PAN Release date : 20 May 2022 “shaolin mantis” Stream : https://pan.lnk.to/shaolinmantis Tracklist 1. abans abans 2. shaolin mantis 3. lyssof 4. miu 5. ubuntu 6. Kaddisch 7. miu (Choir Version)
2023/09/29
内なる光を求め、肯定するための方法 Marina Herlopがニューアルバム『Nekkuja』のリリースを発表。リードシングル「Karada」をリリース。 前作となるアルバム『Pripyat』のリリースを待つ間、カタルーニャ出身の作曲家Marina Herlopは静寂を失っていた。彼女は、(当時は)不確かな音楽キャリアに不安を感じ、感情的に不安定になっていた。 「アパートのバルコニーに座って日光浴をする日もあった。目を閉じて、自分が庭師になって、土の中から紫色の雑草を引き抜き、嫌な思い出や吐き出したい感情を植物に見立てていた。」 音楽以外の部分に注いでいたエネルギーが、彼女の創造的牧草地に染み込み、毒を与えていた。種を蒔き、芸術に手をかけ、再び花を咲かせる。 『Nekkuja』は、Marina Herlopの最も温かく甘い感情が表層に浮き上がり、表土を突き破るための場所。彼女はこのアルバムについて、内なる光を求め、肯定するための方法だと語っており、間違いなく彼女のこれまでで最も明るくポップな声明である。『Pripyat』を育んだ先進的で実験的なタッチは健在だが、暗黒とメランコリーに魅了されたシーンでは稀なポジティブさに恵まれている。「Busa」では、華麗なアコースティック楽器のきらめくような断片が静謐な歓迎を与え、サウンドを抽象化とファンタジーへと向かわせる精密な電子処理によって中断される。Marina Herlopの歌声は、子供のような笑い声から、幾重にも重なったマットなマントラへと、音の絡み合いの中で成長し、情熱的で希望に満ちた、エネルギーに満ちた響きとなる。その活力は「Cosset」へと波及し、跳ね返るビートとドラマチックなピアノ・ロールにパワフルなモチーフを巻き込んでいく。「Karada」では、ハープのプラックと柳のようなヴォーカルにのせて、牧歌的フィールド・レコーディングが陽光のようにひび割れ、Marina Herlopの庭が劇的に広がる。彼女の歌声は、小川のせせらぎや小鳥のさえずりの中で、まるで手入れされた土地そのものに向かって歌っているかのよう。芸術家は孤高の天才であるとか、崇拝されるべき偶像であるといった見方とは対照的に、庭はそのプロセスを献身や忍耐に近いものとしてとらえるのに役立つとMarina Herlopは考えている。庭師は屋外の野生の混沌に秩序をもたらし、自然と協力して活気に満ちた永続的なものを作り上げる。親しみやすいサウンドと空想的なコンセプトを融合させながら、Marina Herlopは想像上の庭をなぞり、私たちにさまよい、不思議に思うよう促す。そしてアルバムの最終曲「Babel」では、剪定されたヴォーカル・フレーズと繊細に手入れされたオーケストラの茂みが、オレンジ、緑、青、赤で彩られている。 Marina Herlop – Nekkuja Label : PAN Release date : October 27th, 2023 https://pan.lnk.to/Karada Tracklist 1. Busa 2. Cosset 3. Karada 4. La Alhambra 5. Reina Mora 6. Interlude 7. Babel 8. Navi (Bonus Track – vinyl only)
2020/06/14
4部作叙事詩の第2弾 2015年、共同設立者Barron Machatの死と共にその歴史に幕を閉じた伝説的レーベル〈Hippos In Tanks〉。White Car、Laurel Halo、Arca、Games、Gatekeeper、Nguzunguzu、SLEEP ∞ OVER、d’Eon、Hype Williams、Dean Blunt、Inga Copelandなど、挙げればキリがないほどの傑作を世に送り出してきた。そんな中でもJames Ferraroが〈Hippos In Tanks〉からリリースした4つのアルバム『Far Side Virtual』『Sushi』『Cold』『NYC, Hell 3:00 AM』は今もエレクトロニック/エクスペリメンタルミュージックに深い影響を及ぼしている。2010年代に複数存在するカルトなアーティストの中でも上にも下にも行かず、誰かと交わることもなく個であり続けるミステリアスJames Ferraro。 そんなJames Ferraroが前作『Requiem for Recycled Earth』に続く、ニューアルバム『Neurogeist』をリリース。サイバネティック・ヒューマニズムをテーマにした本作は4部作の叙事詩「Four Pieces of Mirai」の第2弾となる。 James Ferraro – “Neurogeist” Release date : June 12 2020 Bandcamp : https://jjamesferraro.bandcamp.com/album/neurogeist-2 Tracklist 01. I. 02. II. 03. III. 04. IV. 05. V. 06. VI 07. VII. 08. VIII.
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内省的空気と身体性ハイブリッド
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