Kai Yoshizawaの初個展「Post Matter」が開催|toiret statusが音楽を担当

自然や人工的なオブジェクトから感化、DIS Magazineの影響

 

 

ヴィジュアルアーティスト / グラフィックデザイナーKai Yoshizawaによる初個展 「Post Matter」が、2021年5月14日(金) – 5月30日(日)の期間、高円寺のbookshop / gallery「タタ」にて開催される。

 

現実と非現実の境界線を曖昧にする、視覚表象。この世界に存在しない、またはその逆で、実在するかのような世界を創造するKai Yoshizawa。水、自然、細胞、人工的なオブジェクトなどから感化され、生み出された独自の視覚表現は、デジタル技術の介入だけの領域ではない。瞑想的なヴィジュアルのその先には、人類の歴史を体感させる感覚が同居している。それは自身がプリミティヴなものに強く惹かれていることが挙げられる。既存体制を否定するかのような反骨精神を漂わせるのは、当時のDIS Magazineの影響も感じられるが、作家の背景にはファッション的側面もあり、複雑な感性が混ざり合って作品が生み出されている。

 

本展のサウンドトラックはtoiret statusが手掛けており、「トキメキ、宇宙、浮遊感」 をテーマにしたエクスクルーシヴな音楽となっている。楽曲は基本的にKai Yoshizawaの作品から着想を得て制作しているが、toiret status自身が最近プレイしているゲーム『サイバーパンク2077』の影響もあるという。作中に登場する他人の記憶を体験できるシステム「ブレインダンス」にヒントを得て、他人の記憶で聴く音楽を表現しているとのこと。

 

 

 

展示タイトル : 「Post Matter」

会期 : 2021年5月14日(金)- 5月30日(日)

営業時間 : 13:00-21:00

休廊日 : 月・火・水曜日

入場無料

お問合せinfo@tata-books.com

 

作家プロフィール / Artist Profile

Kai Yoshizawa

1992年生まれ。東京を拠点とするヴィジュアルアーティスト / グラフィックデザイナー。「ポスト・インターネット」全盛期だった DIS Magazine 周辺のCG作品や海外媒体からの影響がきっかけとなり、CGの新しい視覚領域を探索する好奇心に駆られている。

https://kaiyoshizawa.org/

 

toiret status

山口県在住。2015年から作曲を開始。作品制作・発表を食事・消化・排泄・洗浄となぞらえ、「水に流す」ことをテーマとする。自身が鑑賞した映画や音楽、プレイしたゲーム、フィールドレコーディングした音声などを用いサンプリングミュージックの手法でビートメイキングを施す。

http://soundcloud.com/toiretstatus

 

ステートメント / Statement

周囲、特に自然と有機的な要素に触発され、架空の物体や世界の一部を明らかにする画像を開発していく。

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