2021/05/02
自然や人工的なオブジェクトから感化、DIS Magazineの影響
ヴィジュアルアーティスト / グラフィックデザイナーKai Yoshizawaによる初個展 「Post Matter」が、2021年5月14日(金) – 5月30日(日)の期間、高円寺のbookshop / gallery「タタ」にて開催される。
現実と非現実の境界線を曖昧にする、視覚表象。この世界に存在しない、またはその逆で、実在するかのような世界を創造するKai Yoshizawa。水、自然、細胞、人工的なオブジェクトなどから感化され、生み出された独自の視覚表現は、デジタル技術の介入だけの領域ではない。瞑想的なヴィジュアルのその先には、人類の歴史を体感させる感覚が同居している。それは自身がプリミティヴなものに強く惹かれていることが挙げられる。既存体制を否定するかのような反骨精神を漂わせるのは、当時のDIS Magazineの影響も感じられるが、作家の背景にはファッション的側面もあり、複雑な感性が混ざり合って作品が生み出されている。
本展のサウンドトラックはtoiret statusが手掛けており、「トキメキ、宇宙、浮遊感」 をテーマにしたエクスクルーシヴな音楽となっている。楽曲は基本的にKai Yoshizawaの作品から着想を得て制作しているが、toiret status自身が最近プレイしているゲーム『サイバーパンク2077』の影響もあるという。作中に登場する他人の記憶を体験できるシステム「ブレインダンス」にヒントを得て、他人の記憶で聴く音楽を表現しているとのこと。
展示タイトル : 「Post Matter」
会期 : 2021年5月14日(金)- 5月30日(日)
営業時間 : 13:00-21:00
休廊日 : 月・火・水曜日
入場無料
お問合せ : info@tata-books.com
作家プロフィール / Artist Profile
Kai Yoshizawa
1992年生まれ。東京を拠点とするヴィジュアルアーティスト / グラフィックデザイナー。「ポスト・インターネット」全盛期だった DIS Magazine 周辺のCG作品や海外媒体からの影響がきっかけとなり、CGの新しい視覚領域を探索する好奇心に駆られている。
toiret status
山口県在住。2015年から作曲を開始。作品制作・発表を食事・消化・排泄・洗浄となぞらえ、「水に流す」ことをテーマとする。自身が鑑賞した映画や音楽、プレイしたゲーム、フィールドレコーディングした音声などを用いサンプリングミュージックの手法でビートメイキングを施す。
http://soundcloud.com/toiretstatus
ステートメント / Statement
周囲、特に自然と有機的な要素に触発され、架空の物体や世界の一部を明らかにする画像を開発していく。
category:NEWS
tags:Kai Yoshizawa
2023/11/03
ポストアポカリプスに生きる検視官 〈Orange Milk Records〉よりリリースされるtoiret statusのニューアルバム『He』から収録曲からuamiとのコラボ曲「#175 uami – moyou(toiret status remix)」のMVが公開。 ミュージックビデオはゲームエンジン・アンリアルエンジン5で制作され、ポストアポカリプスに生きる謎の検視官らの旅路を描いている。Ritsukoがディレクションを、キャラクターモデリングとタイトルデザインをXiashiが手掛けた。制作においてはアルバム『He』のコンセプトが携えるケミカルなイメージや、toiret statusならではの“不気味の谷”めいたサウンドデザイン、そして「トイレ」というキーワードのコミカルさからインスパイアされている。 また、『#175 uami – moyou(toiret status remix)』においては上述したイメージにuamiの有機的なボーカル、抽象的ながらアンニュイさが伺えるリリックが融合した作品となっており、 これらから写実的な表現とミニチュアのように無機的な質感がせめぎ合う作品を目指した。 toiret status – He Label : Orange Milk Artwork : Seth Graham Release date : November 3 2023 Pre-order : https://toiretstatus.bandcamp.com/album/he Tracklist 1. #105.5 ft abelest 2. #285 3. #100 ft YNO 4. #170 5. #92 6. #175 “uami – moyou (toiret status remix)” 7. #198 8. #288 9. #N1 ft Nozomu Matsumoto 10. #149.5 ft
2019/01/23
UNDERCOVERのサイトでコレクションの映像が公開。 1/16にパリで行われたUNDERCOVERのショーの映像がオフィシャルサイトで公開された。当日ライブ配信された今回のコレクションの音楽は、去年Bokeh VersionsからEP『End Of The Death』をリリースしたMars89が手がけている。 映像はこちらから観ることができる。 https://www.instagram.com/p/BsxRiyIBPih/ さらにUNDERCOVERの高橋盾とOff-WhiteのVirgil AblohによるSOUND DESIGNと題されたイベントがConcrete Parisにて開催された。出演者は高橋盾、Virgil Abloh、Mars89はじめ、RadioheadのThom Yorke、Les Disques De La Bretagneを含むEditions Gravatsの動きが絶好調なLow Jack、4AD/Hyperdub/Modern Loveなど名門レーベルからリリースを重ねるZomby、GHE20G0TH1KのVenus Xなど豪華なラインナップであった。
2020/07/09
監督はルカ・グァダニーノ 『君の名前で僕を呼んで』(2016)『サスペリア』(2018)のLuca Guadagnino(ルカ・グァダニーノ)監督が手掛ける全8話構成のHBOドラマ『We Are Who We Are』の予告が公開された。 イタリアの米軍基地で暮らす2人のアメリカ人ティーンエイジャーとその両親を描いた本作の出演は『シャザム!』のJack Dylan Grazer(ジャック・ディラン・グレイザー)、Chloë Sevigny(クロエ・セヴィニー)、Kid Cudi(キッド・カディ)など。そして音楽を2013年の『Palo Alto』、昨年公開の『Queen & Slim』などの音楽も手がけてきたBlood OrangeことDev Hynesが担当している。20秒の予告からもDev Hynesらしい音使いが聴こえてくる。
受け手の自由に寄り添う作品
more
SoundCloud発、中国ラップスター more
東京・大阪を回るジャパンツアー開催
more