ラウンジミュージックにフォーカス|CYKのKotsu主催「UNTITLED」の3月の詳細が発表

3月18日開催

 

 

東京のハウス・ミュージック・コレクティブ〈CYK〉のメンバーKotsuが、渋谷のDJ BAR KOARAにて毎月第三水曜日に開催している『UNTITLED』。名も無き感覚や現象を、そのままそれとして提示する対話型コミュニティ・ベースとして機能させ、音楽を軸に、パーティーそのものや空間、時間、身体など実験対象は様々である。

 

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20203月のUNTITLEDはクラブやDJ BARが持つLoungeという側面を解釈する。

 

ラウンジミュージックとされる音楽が制作者の思惑を離れて解釈される一方で、その言葉が指し示すムードを逆説的に音楽そのものへと帰属させていく試みだ。そんなUNTITLED的ラウンジミュージックのセレクターとしてWataru SakurabaAKEMIが登場。あくまでもラウンジミュージックから想起されるテンションを援用しつつ、ダンスミュージックと結合した中で生まれるグルーヴに新たな発見を期待する。また、一般にLoungeとは休憩室や待合室という意であるが、クラブにおいてはバーカウンターや会話を楽しむ場として機能し認識されている。文化的な側面からもそうした場はサロン文化として大きな役割を果たし、クラブにおいてもメインとなるフロアで発生する現象と同時並行的にそこでの時は流れ続けている。979月号のStudio Voiceを参照すると、”サロンは情報を一方的に発信する特権的組織なんかじゃなく、情報の受け皿となり、有機的に繋ぎ合わせ、解放するメディアである。(中略)集合意識を焙り出す自由なコミュニケイションの磁場として、開かれている。”とされている。

 

現在、感染症の問題が文化的な活動においても多大な影響を及ぼす中で、現在肌で感じている状況や、クラブ文化は元よりその周縁のカルチャーを改めて分節化することで再生産される未来を思索する。

 

 

UNTITLED  -Lounge-

3.18 (Wed) 8PM OPEN

at KOARA

1000yen (w/1D)

 

<DJ>

Water Sakuraba

AKEMI

Kotsu

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