2020/03/06
4月24日リリース
〈Warp〉からの初リリースとなったEP『Persona』から4年、点描トランスと称された独自の手法で世界に影響を与えたLorenzo Senniが待望のニューアルバム『Scacco Matto』を発表。収録曲「Discipline of Enthusiasm」を先行公開した。
自身が率いるレーベル〈Presto!?〉から日本人コンポーザーTasho Ishiによる作品『Dentsu2060』をリリースしたことでも話題になったLorenzo Senni、新作『Scacco Matto』での制限を加えられ張りつめたサウンドは、ドラム抜きのリズムとメロディー主体で楽曲としての構造が鮮明になっている。トランス、レイヴ、ポップ、クラシックから参照された様々な要素は、デジタル化され、まるでベンディドットの技法(水玉模様の大きさや密度によって、さまざまな色合いや濃淡を表現する技法で、限られた色数でも表現できることから印刷技術などに用いられる)で描いたような世界を構成。
アルバムタイトルは、イタリア語で『チェックメイト』を意味していて、それぞれのトラックには必ず『対戦相手』が存在する――言うなれば、僕は自分自身とチェスをプレイしているようなものだ。楽曲が適切と思える形になるよう真剣に取り組んだ上で、そこから都合よく別のアプローチに切り替えた。『Quantum Jelly』以後、温めてきたアイデアをどこまで押し進められるか確かめたかった。それを実行するためには、自分で制限と規則を課す必要があったんだ – Lorenzo Senni
レコーディングに臨むに当たって、常に自分自身が直前に打った手、すなわち『対戦相手』と相反する行動を取った。『対戦相手』に立ち向かわなければならない、という障害があることで工夫を強いられ、結果、予想もしなかった興味深い手段を採用することができたのだ。これはアルバムのアートワークにも反映されている――使われているのは、アメリカの世界的写真家ジョン・ディヴォラによる画像。絵画のように美しいカリフォルニアの風景を老朽化した窓枠越しに撮影したもので、窓枠には黒い塗料で複数の丸を描いた水玉模様がついている。
Zuma #30と名付けられたディヴォラによる写真は、輝かしく色鮮やかで感動的な夕暮れが塗料で毀損された壁で切り取られていて、僕にとってこの画像は、壮大な景色に境界を設けて見る者を現実の世界に引き戻すように思える。感情を込めた音楽を作って、種々の制限にかかわらず抽象的な文脈で理解されるようにしたいという僕の意図や、そうしたふたつの要素を同じ作品で共存させなければならないという要求に、この写真は完璧に合致するんだ – Lorenzo Senni
Lorenzo Senni – “Scacco Matto”
Label : Warp / Beat Records
Release date : April 24 2020
Order : https://lorenzosenni.com/enthusiasm
Tracklist
1. Discipline of Enthusiasm
2. XBreakingEdgeX
3. Move in Silence (Only Speak When It’s Time to Say Checkmate)
4. Canone Infinito
5. Dance Tonight Revolution Tomorrow
6. The Power of Failing
7. Wasting Time Writing Lorenzo Senni Songs
8. THINK BIG
9. Win in The Flat World (Bonus Track for Japan)
10. The Shape of Trance to Come (Bonus Track for Japan)
category:NEWS
tags:Lorenzo Senni
2020/09/23
11月20日リリース E-Saggila、破壊と創造の時代が到来した今、イラク出身トロント拠点のプロデューサーRita Mikhaelによるプロジェクトはさらにその存在感を示す。 Northern Electronics、Opal Tapes、BANK Recordsを経て、今作はノイズ/インダストリアルシーンのトップランナーDominick Fernowが主宰する〈Hospital Productions〉から11月20日に2LPとデジタルでリリースされる。社会人類学者メアリー・ダグラスからインスピレーションを受けた今作は、ブレイクコア、アンビエント、を吸収し、ねじれたリズムの構築でディープなヘッドフォンリスニング体験を提供してくれる。また、ダンスフロア、カーステレオ、ベッドルームでシームレスに共存し、機能する作品となっている。 E-Saggila – “Corporate Cross” Format: 2xLP / Digital Label: Hospital Productions Cat. No: HOS-681 Release Date: November 20th, 2020 Bandcamp : https://hospitalproductions.bandcamp.com/album/corporate-cross Tracklist A1 / 1. Redcloud A2 / 2. Replica A3 / 3. 9 Digest B1 / 4. Mouth In Reach B2 / 5. Cellygrin C1 / 6. For The Butterfly C2 / 7. Slowland D1 / 8. Corporate Cross D2 / 9.
2019/07/10
8月2日リリース。 2017年、YATTAのデビューアルバム『Spirit Said Yes!』が〈PTP (Purple Tape Pedigree)〉から再リリースされた。今作『WAHALA』は2年ぶりの2ndアルバムとなる。 ニューヨークを拠点にし、シエラレオネ共和国をルーツに持つYATTAは、アートスペース/コレクティブThe Silent Barnの運営者でもある。今作『WAHALA』は、黒人であること、トランスであること、そして外国でアフリカ人であることがテーマとなっているようだ。収録曲「Cowboys」が公開中。 Pre-Orderはこちら。8月2日、カセットとデジタルでリリース。
2020/08/06
10月2日リリース NYを拠点にするAlexandra DrewchinによるプロジェクトEartheaterがニューアルバム『Phoenix: Flames Are Dew Upon My Skin』を発表。先行で自身が手がけた「How To Figh」のMVを公開。 昨年、前作『IRISIRI』と同時期に制作していたというトラップを実験的に取り入れたミックステープ『Trinity』をリリース、最近大きな注目を浴びているLEYAとのコラボEP『Angel Lust』、シングル「Below the Clavicle」を経て、本作は引き続き〈PAN〉から発表された。スペインのサラゴサで10週間滞在し、レコーディングを行なった本作は火山や溶岩といった地質学的な要素からインスパイアされている。自身による豊かなギターワークとピアノと歌、LEYAのMarilu Donovanによるハープ、打ち込みではない生のオーケストラによる演奏、そこにこれまで培ったエレクトロニクスの技術が加わり、『IRISIRI』のさらに先の世界を表現している。 Eartheater – “Phoenix: Flames Are Dew Upon My Skin” Label : PAN Release date : October 2 2020 link : https://pan.lnk.to/Phoenix Tracklist 01. Airborne Ashes 02. Metallic Taste of Patience 03. Below The Clavicle 04. Burning Feather 05. How To Fight 06. Kiss Of The Phoenix 07. Volcano 08. Fantasy Collision 09. Mercurial Nerve 10. Goodbye
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4/8 WWW+WWWβ / 4/9 CIRCUS Osaka