2025/04/16
波打つ記憶の隙間から、言葉にならない感情が滲み出す
DRUGPAPA、white triathlon、綿貫雪サポート、光分解など、多種多様なプロジェクトで活躍する原 祥太が、満を持して本人名義のEPを<KAOMOZI>よりリリース。
インディーポップとインターネットミュージックの要素を咀嚼した耳障りの良い電子音楽は、まっすぐに照らす光のようにリスナーを誘惑する。2024年末から今年の初頭に制作された楽曲群は、多くの器用かつ手際の良いサポートワークで知られる原が「自分だけで作った音楽を個人的ものでなく、積極的に見られてみたい」を感じ始めたことにより誕生した。「Sea of Oblivion」では、淡いシンセと残響感あるギターが深い没入感をもたらし、「冬」では、よりフォーク色を強めたミニマルなサウンドが展開する。「外の無い星」では、ポスト・ネット音楽的サウンドを引き継ぎながら、感傷的で壮大なラストに向かって電子音がきめ細かに進行していく。
ドリームポップ/フォーク/エレクトロを基調に、眩く光り輝く感情が内省的な音楽世界を貫通する3曲入りEP。曇り空が印象的なアートワーク/トレイラーは、KAOMOZIオーナーの駒澤零が制作している。
原祥太 – 海を飲んだ街
Label : KAOMOZI
Release date : April 16 2025
https://big-up.style/zom925BMB6
https://kaomozi.bandcamp.com/album/–5
Tracklist
1. Sea of Oblivion
2. 冬
3. 外の無い星
category:NEWS
tags:原祥太
2025/03/05
〈KAOMOZI〉より DRUGPAPAでボーカルを務めるシロメが、光分解やwhite triathlon等を手掛ける音楽家・原祥太とタッグを組み〈KAOMOZI〉から1stEP『SOUMATOU』を3月5日にリリース。 アナログコラージュで構成されたアートワーク、人工的につくられた自然と様々なイメージの断片が美しい夢のように駆け巡るトレイラー動画は、〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零が制作している。 美しい儚さの中にある強さを描いたエレクトロ・ナンバーの「SOUMATOU」と、ネットの海を漂う静かな夜に生まれた温かさをリアルに落とし込んだインディーポップ「イヤホンの宇宙」の2曲入EP。ポップソング、感情、相反する表情を持つ楽曲が織りなすひとつのメッセージ。 シロメ feat. 原祥太 – SOUMATOU Release Date : March 5, 2025 Stream : https://lnkfi.re/SOUMATOU Bandcamp : https://kaomozi.bandcamp.com/album/soumatou Tracklist 1. SOUMATOU 2. イヤホンの宇宙
2023/05/09
デビューから5年、軋む本音と向き合った シンガーソングライター、プロデューサー、フィンガードラマーと多くの肩書きをもつ2003年生まれの俊才・原口沙輔(旧名義:SASUKE)が、20歳の誕生日を目前に1stアルバム『アセトン』をリリースする。 原口沙輔は2歳で踊り始め、10歳でアポロシアター「アマチュアナイト」優勝、14歳でドラムパッドの路上パフォーマンスがバズり、その翌年に国内メジャーレーベルに在籍するという、加速する情報空間とともに10代を駆け抜けてきたが、2021年にはフリーに。本アルバムより名義を本名に変更したのは、より率直な表現のため。「改めて自分と向き合った」ことで制作に取り組んだのだという。 こうして誕生した楽曲群は、臨界を超えた感情がオッドでノイジーな音像として現れ、ハイパーポップとも形容されうるプロダクトとなっている。「まずは脳内にあるものを吐き出してから、あまりにも酷いところを時間をかけて整えた」というプロセスで制作された1stアルバムは、ミックス、マスタリング、アートワークなども全てセルフプロデュース。原口沙輔の胸の内のブラックボックスの軋む音が、今作の通奏低音となっている。 原口沙輔 – アセトン Release Date: 2023.05.09 Mix, Master, Artwork : 原口沙輔 Stream : https://linkco.re/VtVZMgmH Song list: 1.見ましょう 2.還して 3.愛想 4.涙 5.無言葉 6.あの場所はね 7.無ートピア 8.戻りさせて 9.アセトン 10.手 11.為に 12.思い出した
2024/01/29
ボカイノセンス、ポスト・シューゲイズ ソロ・シューゲイズ・ユニット、そしてボーカロイド・ プロジェクト、死んだ眼球『死んだ眼球のすべて』がリリース。 『死んだ眼球のすべて』は死んだ眼球がインターネット上に発表した音源としては未収録の楽曲、完 全な未発表曲、新曲を中心に構成されるコンピレーション・アルバムである。ハイパー・ポップ以降の優れたボカロPであるPuhyunecoに刺激を受け、異端的でポスト・インター ネット以降のシューゲイズを制作し始めた死んだ眼球の制作は、全編が荒廃と美しさが同居するノイズに覆われている。その中で淡く囁き、歌うボーカロイドの言葉が抱え持つのは、特定のジェンダーを作中主体に設定しない、もしくは同性間の恋愛を主題とした、異性愛規範を拒否するクィア的な思弁である。 ─死んだ眼球とレーベルによるコメント─ Siren for Charlotteから死んだ眼球のネット上に発表され、「幽玄幽霊夏祭」にも収録された楽曲と完全な新曲を収めるコンピレーション・アルバム『死んだ眼球のすべて』をリリースします。 機械と人間の彼岸から響く声が歌と朗読として流れ、インターネット以降の異端的で幽玄なヴィジョン=トラックと重なり合い、ひとつの音楽として結晶すること。その中で唄われるクィア的な、美しい愛の形。それは生も死も飲み込んでしまった後の私的な救済の景である。 アノマリー、という現代の音楽を語る上で重要なタームを、死んだ眼球は高い水準を持って体現している。ブロークンで鮮やかな歪が甘やかな感性を持ってポスト・シューゲイザーとして顕されることは、今後何年も時間が経つ中で大きな意味を持つだろう。その言葉が適格であるような優れた音楽だ。 ボカイノセンスというインターネット音楽の突端とポスト・シューゲイザーが交錯することで花咲いた、異端と美の音楽を是非お聴き下さい。 ──Siren for Charlotte カゼヒキの声を初めて聴いたとき、もうすでに失われてしまった少年だったころの自分の声によく似ているなと思った。 生きているのがとにかく辛くてたまらなくて、みんな死んでしまえいいのにと思っていたあの頃を思い出した。 今年の夏、私は思春期の頃の憂鬱とトラウマ、他人が怖くて学校に行けなくなったこと、同性のともだちに恋をしたあの夏の痛み、それらをグチャグチャに混ぜて壊して潰して汚して犯して歪ませてバグらせた二枚組のアルバム「幽玄幽霊夏祭」をリリースしました。 このアルバムはその中から厳選した楽曲に新曲を加えて再構成したものです。この音楽を聴いたあなたの痛みと恐怖が少しでもやわらぐことを祈っています。最後に、偉大なボカイノセンスの作家たち、そして暗い部屋の中、ひとりぼっちで血塗れのぬいぐるみを抱きしめていたあの頃の”ぼく”にこのアルバムを捧げます。 ──死んだ眼球 死んだ眼球 – 死んだ眼球のすべて Label : Siren for Charlotte Release date : January 27 2024 https://eneiongaku.bandcamp.com/album/–2 Tracklist 1. ホモセクシャルの片眼のための憂鬱詩 2. “blue right aliens” 3. ウィルオウィスプの憑霊 4. なつのかみかくし 5. 影亡師 6. 変声期、燃ゆる頬 7. 夏夜臨死体験 8. 世界の終わりと幽玄なゆうれいたち 9. 廃校霊障victim 10. ⚤絶望憂鬱天使爆音⚤ 11. ふつうじゃない、ただしくない 12. でんしのうたごえ ぞうのなきごえ(RELOAD) 13. s█c█e█ tr█ck
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