2023/03/29
yahyelのMiru Shinodaプロデュース
社会との関係性と⾃⼰⽭盾を表現し続ける松永拓⾺が、プロデューサーにyahyelのMiru Shinodaを迎えて初のシングル「One」をリリース。
昨年発表した1stアルバム『ちがうなにか』から約1年の 時を経てリリースされる、1stシングル「One」。荘厳なシンセパッドから幕を開けるこの楽曲は、波のように広がるシンセのディレイとドラムループを通じて星と⼀つになる感覚が描かれており、歌い⼿がパンデミック中に⾏った数々のライブ体験を通して感じたリアルで本質的な交流の温かさや、パーティーで⽣まれるポジティブな⼀体感が表現されている。楽曲はプロデューサーとしてyahyelのMiru Shinodaが参加しており、NovationのSummitやSequentialのProphet10というこれまでになかったアナログシンセの⾳を要所へ散りばめつつ、ミックス・マスタリングエンジニアにはAtsu Otakiを迎えるなど、サウ ンド⾯で次の局⾯に突⼊したことを告げるものとなっている。
松永拓⾺ – One
Release date : March 29 2023
Stream : https://linkco.re/NHzx92ax
category:NEWS
tags:松永拓⾺
2023/04/12
プロデュースはMiru Shinoda プロデューサーにyahyelのMiru Shinodaを迎え、松永拓馬が2ndシングル「Vivid Days」をリリース。 世界と繋がってるようで、掴もうとすると遠のいてしまう…。社会の雑音を捉えるも、相反して時代の波に漂い揺れることを本作は許容する。喧騒の中に身を置くことよりも、宇宙を捉え繋がることや身を委ねる感覚が人間としての正しい営みであると訴えるように、歌い手の声はこの世を憂いながら原始に立ち還る感覚を呼び起こさせる。 サウンド面では、制作中にベランダでフィールドレコーディングした素材、拾い物のギターループ、レコーディングスタジオに置いてあったスティールパン、Prophet10によるシンセシス、プラグイン上の処理を重ねて生成したノイズなど、それぞれ由来やテクスチャの全く異なる音の素材を持ち寄りながらも、パーソナルで親密感のある音像にまとめあげた。松永拓馬とMiru Shinodaの共作過程の初期段階に着手した楽曲で、2人の創造性が大いに盛り込まれている。 松永拓馬 – Vivid Days Art work by Reina Kubota Release date : April 12 2023 Stream : https://linkco.re/QaVYS8tg
2020/05/25
篠田ミル、Jan Urila Sasプロデュース 攻撃的かつ陰鬱なサウンドに、自己嫌悪と頽廃をモチーフにした詩世界を特徴とするRinsagaは、10代後半からラップで詞を書くことから音楽を始めたが、就職とともに音楽活動を停止。自己嫌悪の日々の中、2018年にJan Urila Sasと、 2019年にMiru Shinodaと出会い、Rinsagaとしての活動を開始したとのこと。 今回、RinsagaのデビューEP『輪』が、各種配信サイトにてリリース。Miru Shinoda(yahyel)と、Jan Urila Sas(jan and naomi)がプロデューサーを務める本作は、ノイジーで攻撃的な轟音、中毒性に満ちた幻覚的なサウンドによって、 インダストリアル、グランジ、ポストパンク、テクノ、ノイズ、トラップといったRinsagaのルーツやプロデューサーの個性が融合した作品となっている。 Rinsaga – “輪” Release date : May 29 2020 stream : https://linkco.re/dn8HmmDg Tracklist 1.窮奇 (Prod. Miru Shinoda) 2.突破 (Prod. Miru Shinoda) 3.快楽 (Prod. Miru Shinoda) 4.叛キ仔 (Prod. Miru Shinoda) 5.渾沌 (Prod.Jan Urila Sas)
2023/04/07
無条件の壮大さと狂喜の賛歌 “Symchtchonia”(シンンクトニア) は、古代ギリシャ語の συμ-シン(共に)とχθών- クトニア(大地・土)から派生した言葉。哲学者のDonna J. Harawayによる造語で「地上のものが一緒になること」を意味する。 またポストアントロポセンに関する芸術的実践、想像力、理論的言説の交差に興味を持つ人々の集いの場として作ったDiscordサーバーの名前でもある:https://discord.com/invite/yfM3b3YJ4p MIRA新伝統が〈Subtext Recordings〉から昨年リリースされたEP『Noumenal Eggs』は、資本主義やエントロピックのカタストロフィーの概念をめぐる音と映像の理論フィクションを探求した。その後の「Symchthonia」は独立したシングルリリースであり、Donna J. Harawayが「Camille Stories」で述べた、未来の地球上の生命体による共生コミュニティに対する無条件の壮大さと狂喜の賛歌。 「Camille Stories」でDonna J. Harawayが描いた、あらゆる性別や民族の人間のグループが、絶滅に直面している種と直接的、共生的、人工的に強化された共依存関係を築くことによって、来るべき世界を生き残るというもの。 この短い賛美歌は、恍惚とした逃避行や奢ったディストピアではなく、私たちの現実に根ざしたものにしたかったので、作曲は都市のフィールドレコーディングと合成サウンドデザインの間でバランスをとっている。指数関数的なリズム、吠えるような声、牧歌的なインストゥルメンタルが、溢れかえる下水道の中で戦い、やがて大空に花を咲かせる。 「Symchtchonia」のカバー画像にある錆びたプレートは、2023年2月に開催されたアートフェア「EastEast_Tokyo」で発表したパフォーマンス/インスタレーションから由来したもので、金属製のプレートには、John B.Calhounによる図式が刻まれており、混沌と絶滅に至ったネズミのユートピア実験 “Universe 25” から差し引いた社会構造におけるニーズ、条件、適応の緊張と因果関係を示している。“Universe 25”は、集団主義や平等主義のアプローチに対する反動的な議論として使われることがあまりにも多い。しかし、ここでは、錆びたプレートに植物が刺さっており、ネズミの社会を根絶やしにしたのは、豊富な資源や直接アクセスではなく、生態系の予測不可能性やその多様性から人為的に強制的に隔離されたことかもしれないと示唆している。 MIRA新伝統 – Symchthonia Release date : April 7 2023 Bandcamp : https://mirashindento.bandcamp.com/track/symchthonia
6/17 新宿BLACKBOX³ more
6/3 札幌TWLV more
その時代のエレクトロニカとアルバム解説 more