
2026/03/15
断片と未完のアイデアで作られる

《Chasm》は、断片、ボツになったアイデア、途中で止まったプロセスを素材に組み上げられた作品集。サウンドは何かを加えることと同じくらい、削ぎ落とすことによって形づくられている。アルバム 全体を通じて、人間的なパフォーマンスとメカニカルな反復、記憶と異常、静かな表層と暗い底流——そうした対極が共存する領域が掘り下げられる。タイトルが示すのは物理的かつ心理的な裂け目、すなわち意図と結果のあいだに口を開く深い溝。
サイドAは、削ぎ落としと再構築のプロセス、そしてオーガニックな要素とメカニカルな要素の緊張関係を通じてアルバムのコアテーマを提示する。「N1」はNocturnal Technologyのサウンドスケープへの応答として書かれながら、確固たるアーティスト性を保っている。「Lion in the Machine」と「Dark Shift」は、脆くて不完全な出発点を、レイヤーの剥ぎ取りと積極的な加算によって、密度と重みのあ るサウンドへと変容させる。
「Procession」では大幅に加工された雅楽を素材に、複雑なリズム構造のなかへ混乱が流れ込み、不安定で霊的な躍動感を生み出す。「Pause Menu」は2021年に行われた大規模なセッ ションから切り取られた一片で、ミニマルなリピートと微細なデジタル・デグラデーションによって宙吊りにされた時間を呼び起こし、断片化したエコーと記憶のなかへと少しずつ溶けていく。
サイドBは記憶、場所、心理的な風景へとフォーカスを移す。「Weird Walk」は未完成のシンセポップ 録音の断片を、よろめくような方向感覚を失ったモーションへと作り直す。「The Melting Hall」はヴィンテージの雅楽音源を素材に、その儀式的な起源を解体しながら、新たなリズムとトーンの形式へと変えていく。
実在の水中軍事施設からインスピレーションを得た「The Redondo Beach Submarine Canyon」は、ギター・インプロヴィゼーションと電子音・アンビエント・サウンドを組み合わせ、深海への降下と空間の探索を想起させる。クロージング・トラック「Fading Glow」では、シンプルなリピート・メロディがゆっくりと浸食され、安定性と親しみやすさから少しずつ漂い離れていく。これまでのリリースと同様、本作もカセットテープという媒体を通じて音楽を物理的に手元に置く喜びを大切にしつつも、テープはリサイクル・プラスチックから製造されており、サステナビリティへの意識も反映されている。

Max Devereaux – CHASM
Label : Nocturnal Technology
Release date : March 5, 2026
https://nocturnaltechnology.bandcamp.com/album/chasm
Tracklist
1. N1
2. Lion in the Machine
3. Dark Shift
4. Procession
5. Pause Menu
6. Weird Walk
7. The Melting Hall
8. The Redondo Submarine Canyon
9. Fading Glow
category:NEWS
tags:Max Devereaux
2025/05/23
KAOMOZIに触発されて制作したアルバム 南カリフォルニアを拠点に活動する音楽家・Max Devereauxがネットレーベル・KAOMOZIに触発されたことをきっかけに制作を開始したアルバム『など』がKAOMOZIよりリリース。 2023年5月に掲載されたBandcamp Dailyの特集記事をきっかけにKAOMOZIに興味を持ったMaxは、リリース作品たちに連なる鮮やかな色彩とエネルギーに感化され、自分ならではの視点を通して表現したいと考えるに至った。シンセポップを基盤に、ニューディスコ、チルウェーブ、ミニマルファンク、R&Bといった様々な要素を横断した勢いのある歌モノたちと、彼のもう一つの側面である実験音楽・エレクトロニカ好きの側面が交差する。ゲーム音楽への愛情と、YMOをはじめとした日本のシンセ・カルチャーへの長年のリスペクトが、各トラックに自然な形で息づいた意欲作とのこと。 アートワークとトレイラー動画はレーベルオーナーの駒澤零が担当している。Max自身が手掛けたリードトラック「Disuko Tōkyō」のMVは本日夜20時に公開予定。 以下、アーティストコメント 私は特定の音の「色彩」を選び、その制限の中で何を生み出せるか試すのが好きです。今回のアルバム『など』では、カスタムのLogicテンプレートを作成し、新しい曲を始めるたびに複製するすべてのトラックの基盤として使用しました。制約の中で作業することで、探求し実験する自由が得られ、そのプロセスがタイトル曲を含むアルバムの全曲へと繋がりました。このアプローチはレコーディングをより楽しいものにしただけでなく、全体を通して楽器編成が一貫していたため、アルバムにまとまりのあるサウンドを与えてくれました。これらの曲を作るのは喜びでした。この作品が、活気に満ちたハイエナジーな音楽をさらに制作する機会への扉を開くことを願っています。また日本に戻るのが待ちきれません。世界中で一番好きな場所です! Max Devereaux – など Label : KAOMOZI Release date : May 23 2025 https://big-up.style/d3ObpdMvpX https://kaomozi.bandcamp.com/album/–96 Tracklist 1.Disuko Tōkyō 2.など 3.F66 4.Since You Left My Life 5.Can’t Stop Anymore 6.Phenomena 7.Caída Libre (feat. Piloto de Pruebas)
2020/11/04
11月17日シングル「Black Mamba」リリース 2020年11月17日にデビューシングル「Black Mamba」をリリースするK-POPグループæspaは、”Avatar(アバター)”と”Experience(エクスペリエンス)”を表現した「æ」と、両面という意味の”aspect”を組み合わせている。SMエンターテインメントとしては、2014年にデビューしたRed Velvet以来となる約6年ぶりの新しいグループ。 æspaには、韓国出身のKarinaとWinter、日本出身のGiselle、中国出身のNingNingの4名に加えて、彼女達それぞれのアバターがバーチャルメンバーとして存在し、合計8名のメンバーが現実世界と仮想世界の両方で活動を行う。例えば、プロモーション活動は、現実世界のメンバーがオフライン・プロモーションを行い、仮想世界ではアバターのメンバーがオンライン・プロモーションを行うというもの。また、現実世界と仮想世界のコラボレーシも計画されているとのこと。 SMエンターテインメントのイ・スマンは「現実世界のメンバーと仮想世界のアバターメンバーが中間の世界で出会い、そこでコミュニケーションをとり、共感し、共に成長していく。現実世界のメンバーとアバターのメンバーは別々の存在であり、アバターのメンバーはAIを持っており、現実世界のメンバーと仲良くなったり、情報を共有したり、世界を行き来したりしながら会話をしたり、現実世界のメンバーをサポートすることができます。」と語っている。
2024/11/07
アンビエントトランスシーンマニフェスト 「FRIENDSHIP」は、アンダーグラウンド・アンビエント・トランスシーンのマニフェスト。s7n、Lorenzi、TUNA DISPLAY、Parasolによって作曲、プロデュース、実現されたこのシングルは、4人のアーティストの芸術的ヴィジョンを接合し、強調し、共有し、具体化する。 「FRIENDSHIP」では、Parasolのオーケストレーション、s7nとLorenziによる今作の中核をなすアンビエント・トランス・サウンド、TUNA DISPLAYによるハイパーな色彩、それらは聴くものに活気を与え、最後のバブルガムへと繋がる。 s7n, Lorenzi, TUNA DISPLAY, Parasol – FRIENDSHIP Label : Gud Serben Release date : November 7, 2024
5月23日 MORI.MICHI.DISCO.STAGE (遊園地エリア)
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2/13(金) 渋谷から新木場へ座標を再設定
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