諸現象の解体と再構築に息づく有機性|〈放散虫〉開催

8/9 幡ヶ谷FORESTLIMIT

 

 

cnomiとonu共催による〈放散虫〉が8月9日に幡ヶ谷FORESTLIMITにて開催。エレクトロニカ、アンビエント、ポエトリーを基軸とし、表現の深部に内在する記憶や情景を掬い上げることを目的とする。

 

放散虫は原生生物の一種。 これを時間による諸現象の解体と再構築、その過程に息づく有機性を含意する言葉として独自に解釈し、イベントの名とした。

 

ライブアクトに、〈分解系レコーズ〉主宰のひとりで、インターネット音楽に多大な影響を与え続けている存在であるGo-qualia、北九州を拠点に『君が消えていく』『Sans Toi』などをリリースし、精力的にイベント出演を行う電子音楽作家のRyota Ibi、〈Virgin Babylon Records〉からの数々のリリースや、レーベルメイトなどへの客演で歌声を響かせるSSWのSmany、アルバム『Wind Comes to Me』を発表し、近頃は東京を拠点に活動を展開する川が出演。

 

DJには、主催のcnomiとonuに加え、北海道にてエレクトロニカ、アンビエント、IDMに焦点を当てた《irori》のオーガナイズなどで活躍するcvel、関西より〈i75xsc3e〉からの『imaginary line』のリリースも記憶に新しいil、闇のアニソンクラブイベント こと《DARK ANIMA》の主宰など主に首都圏で活躍するディガーのカルトが参加。

 

映像は《Reminiscenece》を主催し、奇怪電波倶楽部とのユニット、「光毒」でも活動しているNiが担当。フライヤーは出演者全員によって一枚ずつ提出された画像群にNiが編集を加えたもの。

 

以下、コメント

 

加水分解、忘却、分裂、死、があれど日常は続きます。

存在の残滓はどこかを幽かに漂い続けるはずですし、いつかその感触をおぼえることがあるやもしれません。

たとえば、温室の写真、マドレーヌ、精霊馬、あるいは堆積物にふれたとき。

この日もまた、追憶を促すよりしろのひとつになりうると考えます。

(cnomi)

 

ふとした風景や音の揺らぎが、記憶の片隅に触れることがあります。

忘れていたはずの面影が、微かなものから徐々に形を帯び、滲/nd_e9く。

時間によってほどかれ、また編み直されていく現象たち――

その過程に息づく気配に、ゆっくり手を伸ばしてみたいと思っています。

(onu)

 

 

〈放散虫〉

2025年8月9日(土)

会場:FORESTLIMIT

OPEN 16:50 / START 17:00 / CLOSE 22:30

料金:予約/当日 ¥2800/¥3300(all+1D)

予約フォーム:

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdlwxF1Xtr7Tv4ZtsiMT3roreCSSxjKpANjregqbq5EwI1DnQ/viewform

 

出演:

LIVE

Go-qualia

Ryota Ibi

Smany

 

DJ

cnomi

cvel(video)

il

onu

カルト

 

映像

Ni

 

FLYER

everyone(edited by Ni)

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