混乱した愛の中で|Starlingがデビューアルバム『Forgive Me,』を発表

先行シングル「I Can Be Convinced」のMV公開

 

 

LA拠点に活動するバンドStarlingが、サンアントニオのレーベル〈Sunday Drive Records〉」(20年代シューゲイズ/オルタナティブバンドGlare、Leaving Time、all under heavenなどの作品を発表してきた)からデビューアルバム『Forgive Me,』を6月にリリースする。先行シングル「I Can Be Convinced」のMV公開。

 

「混乱した愛の中で、静けさを求め、ノーと言われることを求め、束縛されることについて書かれた曲」

 

混乱、フラストレーション、愛、そして喪失、これらすべてがデビューアルバム『Forgive Me』全体を通して表現される。約1年をかけて書き上げられたこの作品は、ロサンゼルスのメンバーたちがさまざまな小屋やアパート、ガレージで自ら録音したもの。ミックスはドラマーのErik Sathrum Johnsonが手がけ、アートワークはバンドとその友人たちによって撮影され、マスタリングはGreg Obis(MJ Lenderman、Wishy、Dusterなどを手がけた)によって仕上げられた。

 

「Quiet」のような楽曲は、ゆっくりと繊細なメロディから始まり、中盤で爆発するようなサウンドへと変貌する。この曲のギターは、真夏のエアコンのないガレージで録音された。肉体的にも精神的にも過酷で、ほとんど宗教的体験のようだったその感覚が、録音にもにじみ出ている。シングル「I Can Be Convinced」は、悲しみに満ち、切望するような曲で、静けさを求めている――にもかかわらず、皮肉にもアルバムの中で最も明るくテンポの速い曲のひとつ。アルバムの最後を飾るのは、7分近くにわたる「Keep It」。この曲は2024年初頭からStarlingがライブで演奏してきたもの。歌詞にはフラストレーションが満ちており、不気味で抑えた詩が緊張感を高め、やがて轟音のディストーション・コーラスへと突入する——ダイナミックな対比を通して感情を表現する彼らの力を示す1曲。

 

『Forgive Me』でStarlingは、徹底してパーソナルかつDIYな作品。全ての音の細部を自ら形作り、メロディ、リズム、生々しい感情のすべてが意図をもって配置され、間違いなく彼ら自身のものとなる。

 

 

 

Starling – Forgive Me,

Label : Sunday Drive Records

Release date : June 27 2025

Pre-order : https://dthw.sh/icanbeconvinced

 

Tracklist

1. Quiet

2. I Can Be Convinced

3. My Love

4. 25

5. No Frown

6. Slow Down

7. Keep It

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