トリップホップと90年代ゴシック|yeuleがアルバム『Evangelic Girl is a Gun』を発表

イメージに閉じ込められ、拷問を受けたアーティストの肖像

 

 

グリッチポップ・エレクトロニカ、オルタナティブロック、トリップホップのサウンドスケープを融合させたサイボーグ錬金術師。シンガポール出身のシンガーソングライター/プロデューサーであるyeule(本名Nat Ćmiel)は、2023年のアルバム『Softscars』に続くニューアルバムを『Evangelic Girl Is A Gun』を引き続き〈Ninja Tune〉よりリリースすることを発表。先行シングル 「Skullcrusher」のMVを公開。

 

プロデュースにはA. G. Cook、Chris Greatti、Mura Masa、Clams Casino、Fitnesss、Kin Leonn参加。このアルバムは、Nat Ćmielによる「ポストモダンのキャンバスを焼き尽くす、自己破壊的なアイデンティティのアイデアとの戦い」を表現しており、Vasso Vuとのコラボレーションによるアートワークが添えられている。アルバムのメロディーは「イメージの中に閉じ込められ、拷問を受けたアーティストの肖像」を表現しており、ブリストルのトリップホップと90年代のゴシックに、yeule独自の「サイボーグ的」なセンスを加えている。

 

「このアルバムで、画家としての人生にオマージュを捧げたかった」と語るyeuleは、このプロジェクトのためにポーランドのアーティスト、Zdzisław Beksińskiに影響を受けた。「私にとってZdzisław Beksińskiは、彼の描くディストピア的で静謐な風景の中を這い回る存在を、細心の注意を払って美しく描いています。絵画というメディアの性質は、暴力的でもあり穏やかでもある私の感情の反映でもあります。私の人生における一瞬の時間を、絵の具で転写し、時間の中に閉じ込めました。」

 

 

 

yeule – Evangelic Girl is a Gun

Label : Ninja Tune

Release date : May 30th 2025

Pre-order / Stream : https://yeule.lnk.to/egiagYo

 

Tracklist

1. Tequila Coma

2. The Girl Who Sold Her Face

3. Eko

4. 1967

5. VV

6. Dudu

7. What3vr

8. Saiko

9. Evangelic Girl is a Gun

10. Skullcrusher

category:NEWS

tags:

RELATED

FEATURE