2024/11/24
変わってしまった世界でなおも、生きる
Lostfrog Productions、Siren for Charlotte、自主での制作など数々のリリースを行う、トラックメイカーの響現がアシアタと共にGradierwerkが主催する環境SF合同誌「圏界面」内にて収録予定のEP『Landscape Design』をリリース。
『Landscape Design』はパソコン音楽クラブ『See-Voice』をリファレンスとし、空気感、ムードを引き継ぎつつ、人間を取り巻く環境、都会の景観やロードサイドの風景から感じたものを影響源とし、制作されたバレアリックでありつつキュートで、緩みと緊張を同時に抱えるような音楽作品である、とのこと。
「環境SF合同誌『圏界面』に、音楽という形で寄稿していただきました。景観デザインというタイトルをもとに、有史以前からも文明の亡き後にもただ在り続ける自然と、メソスケールな人類の営みとの織りなしたもの——それらの相互作用をも——を包摂しうる作品となっております。この作品、そして本誌もまた、変わりゆく世界でなおも存在し続けるものとして、アウトプットそれ自身の引き起こす作用と共に、なにがしかを感じていただけたら幸いです。」 ──アシアタ
響現 – Landscape Design
Release date : November 15 2024
Bandcamp (Music Only): 700円
ZINE (CD-R同梱)
通販価格 : 2,200円(税込)
https://kyogenwired.bandcamp.com/album/landscape-design-ep
https://link-map.jp/links/7NDZYUnL
https://gradierwerk.booth.pm/items/6300658
Tracklist
1.景観の朝
2.空中楼閣
3.木陰と水辺
4.そよ風
Music: 響現
Photo: アシアタ
category:NEWS
2024/03/30
景色に交わる蜃気楼、昨日と明日と夜明けと日暮れと… 響現のEP、『頬に月を宿して』が〈Siren for Charlotte〉よりリリース。 『頬に月を宿して』は雲の向こうに鈴を鳴らすと聴こえてくる、”とあるにゅうどうぐもの少女”の歌声を、音楽を、響現というひとりのトラックメイカーが地上の我々に伝えるために制作された作品。バレアリスへの憧憬を内包する、新時代の、遠泳音楽以降のシンセ・ポップ。 山口美央子などのシンセ・ポップ勢の影響を感じさせつつ、インターネット以降の開かれた空間性やずんだもんのイノセントな歌唱、透明なリリシズム、歌への強い拘りを感じさせるこの新しい音楽は、リスナーの脳裏に雲の向こうの少女が見る美しい幻景を投射するだろう、とのこと。 コンセプト 「にゅうどうぐもの上で歌う少女、入道石蘭。遠くに浮かぶ雲の向こうへ風鈴の音を鳴らした時、空を伝う彼女の歌声が聞こえてくる…」その歌を残すため制作しました。彼女には探している人がいる、その人を探すため、そしてその歌声を残すために今回EPという形で作品を残しました。ですが彼女にはまだわからないことも多く私としてもまだ表現しきれない部分が多くあります、ただ一つ言えることはこれからも彼女は歌い続け、私はその願いと記録を残すために現代に響く音を作る”響現”として行動していくことになります。(去年発表されたコンピレーション「Siren for Charlotte – Xtalline : 001」にて参加した際に収録された「響現 – にゅうどうぐも(feat.π)」の歌詞は私が初めて彼女の歌を聴いたときの曲です。) コメント 「遠泳音楽、彼岸や天上世界、遠く離れたここではないどこかの心象風景と、ここではないどこかへの眼差しを強く感じる音楽。」その想いを表現するために今まで自分が聞いてきた音楽、見てきた景色、肌に感じる意識、時間の流れなどの経験を集めて今回EPとして形にしました。まだ表現しきれない部分も多く、つたない音もあるかと思いますが今の私にできることを表現しました、聞いてもらえればきっと入道さんも微笑んでくれると思います。 ──響現 Siren for Charlotteから響現さんのEP、『頬に月を宿して』をリリースします。入道雲の向こう側から響き渡る、正体不明の”とある猫”の歌声。そしてそれを記録する”響現”という媒介。その歌は現実の我々に届けられ、新しい幻の景として輝くだろう。バレアリスへの憧憬を感じる光り輝く楽曲は、優れて新しいノスタルジアを纏いながら、遠泳音楽以降のシンセ・ポップとして提示される。ナラティヴを伴いながら、毒のない感性で臨界を記録しつつ、不在の”君”の現出を目指して。作家による高い達成をお聴き下さい。 ──Siren for Charlotte – 響現 – 頬に月を宿して Label : Siren for Charlotte Format : Bandcamp & Streaming, Cassette & CDR Release date : March 30 2024 https://eneiongaku.bandcamp.com/album/–3 Cassette : https://zundakyogen.booth.pm/items/5571875 CDR : https://zundakyogen.booth.pm/items/5571886 Tracklist 1.いまうつりゆく空の色(feat.rea_chan) 2.頬に月を宿して(feat.ずんだもん) 3.景色に交わる蜃気楼(feat.rea_chan,π) 4.雲の中ではゴロゴロと(feat.ずんだもん) 5.こころに降り積もる(feat.rea_chan) 6.想いを空に広げたら、いまうつりゆく空の色。
2022/01/14
音楽は荒井優作が担当 東京 / 京都を中心に活動する振付家・ダンサーである敷地理の最新作「Hyper Ambient Club」がロームシアター京都で開催。 敷地は身体感覚が希薄化した現代でいかに強い現実感を身体にもたらせるかという問いに 基づき、メディウムとしての身体に無尽蔵にかつ鋭く切り込む作品制作を行っている。敷地理は、東京藝術大学大学院修士課程を修了し、若手振付家の登竜門である横浜ダンスコレクション2020 コンペティションIにて「若手振付家のための在日フランス大使館賞」を受賞。その後、豊岡演劇祭 2020フリンジでの作品発表やCAF賞2020に入選、東京芸術祭2021ではFarm-Lab Exhibitionの国際共同ディレクターを務めるなどダンスシーンで注目を集めている。 今作ではダンスフロアにおける能動と受動を行き来する観客の身体に注目し、同じ空間に立つ パフォーマーの身体がそれをどう刺激し極度に繊細な状態を誘発させることができるかを実験する。壁紙やインテリアが部屋の空間を刺激するように、物質的な側面からユニセックスをキーワードに匿名でニュートラルな身体が空間へ延長されるハイパーアンビエントな振付を考察。その先にあるポスト・セクシュアリティーのような何かを見据えた今作は、私たちの現在の身体に新たな体験と視座をもたらす。 音楽にはbutajiとのユニットbutasakuとしても活動するプロデューサー荒井優作を迎え、敷地の演出とともにハイパーアンビエントな状態へ劇場空間ごと導く。他にも関西を中心に活動を続けるダンサー、黒田健太、小倉笑、藤田彩佳、保井岳太、宇津木千穂、服部天音が出演。 会期:2022 年2月5日~2月6日 場所:ロームシアター京都ノースホール 各回:60分 2月5日 14:00-/19:00- 2月6日 14:00-※ ※託児サービスあり(要予約・定員あり) 詳細はロームシアター京都WEB サイトをご覧ください。 チケット:前売 U-18 / 2,500 U-29 / 2,800 一般/ 3,000 当日 前売りチケット+500 円 ※未就学児の入場不可 U-29 および高校生以下のチケットをご購入の方は当日年齢や身分を証明できるものをご持参ください。 チケット取扱:先行販売 2021/12/4( 土)~(フレンズ会員・Club 会員・京響友の会)一般 売 2021/12/11( 土)~ ロームシアター京都オンラインチケット ロームシアター京都チケットセンター TEL075-746-3201(窓口・電話とも 10:00-19:00/ 年中無休 ※臨時休館日を除く) ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため短縮営業する場合あり 京都コンサートホール チケットカウントセンター TEL075-711-3231 (窓口・電話とも 10:00-17:00/ 第1・3 月曜日休館 ※ 時休館日を除く) 詳細:https://rohmtheatrekyoto.jp/event/63055/
2021/07/21
Vladimir Kartashovの展覧会のサウンドトラック モスクワを拠点にするプロデューサーMoa Pillarが、Vladimir Kartashovの展覧会のためのサウンドトラック『Innocent Pranks』をカセットテープでリリース。 今作は、Vladimir Kartashovのサイケデリックな側面を反映させたホームリスニング・アンビエント作品。3つのトラックは最小限のパレットで深い効果を生み出しており、「音楽は起こるべきものであり、生きるべきものであり、動かないものでなければならない。」と彼は語っている。最初の2曲は、モスクワのギャラリーJARTで開催された展覧会「Innocent Pranks」展のために書かれたもので、最後の曲「Concert of Birds」は、Tsaritsyno Museum-Reserveで開催された鳥類学に特化した展覧会のサウンドトラックであるとのこと。これは鳥が神の使者であり、天国のメタファーであるという。 Moa Pillar – Innocent Pranks Label : ПИР Release date : 20 July 2021 Buy : https://peer.moscow/album/innocent-pranks Tracklist 1. Innocent Pranks 2. The Cave 3. Concert of Birds
受け手の自由に寄り添う作品
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