2024/09/09
自称エコー人間
1960年代より「聴く」ことを主体に置き、自らをエコー人間とも称して響きの場を求め、これまでに洞窟、トンネル、宮殿、石油タンクなど数々のエコー空間を訪れてきた鈴木昭男。
そんな巨匠が新潟・新発田市内の山奥に位置する内の倉ダム堤体内の残響40秒の異世界に導かれ、無観客レコーディングを敢行した記録が今作。石、竹、スポンジ、手鏡、櫛、段ボール、ガラス瓶、そして自身の声。日常的に扱うオブジェクトや身体はたちまち「音器」と化し、叩く、転がす、擦る、回す、吹く、引っ張るなど、様々な作法によって演奏行為が行われ、電気的な増幅を一切持たない巨大なコンクリート空間の自然反射による特異なリバーブ効果とともにアコースティックな音響作品が立ち上がっていく。その様はミクロにもマクロにも変容し、私たち聴衆者に無限の宇宙をも想起させてくれる。
アーティスト:鈴木昭男(英: Akio Suzuki)
タイトル:回 帰(英: KA I KI)
レーベル:Experimental Rooms
フォーマット:LPレコード(DLカード付)
カタログ番号:№ 5 (流通番号 ERLP-005)
リリース:2024年10月15日(火)
作品詳細:
http://www.experimentalrooms.com/label/no5.html
https://experimentalrooms.bandcamp.com/album/ka-i-ki
初版限定300部
+ コメント:鈴木昭男
+ ライナーノーツ:水沢勉
+ カバー写真:吉原悠博(吉原写真館)
A1. キッコキキリキ / Kikkokikiriki
A2. ボコロボンボコ / Bokorobonboko
A3. キュルキュッツ / Kyurukyuttsu
A4. ヒャリヒャリウ / Hyarihyariu
A5. グルンメチュル / Gurunmechuru
B1. ジャルジルャジ / Jarujiruyaji
B2. コンロココンロ / Konrokokonro
B3. オーホッホーオ / Ōhohhōo
category:NEWS
tags:鈴木昭男
2018/12/17
Bandcampのリスト作る、シェアをする、そして購入する。 昨年のWhitiesからリリースされたEPが素晴らしかったAvalon Emerson、彼女が立ち上げたサイトが”Buy Music Club”。このサイトではBandcampに登録されている楽曲を誰でもリスト化できるというもの。それをシェアし、気に入ったものがあれば購入まで簡単にできる。要はBandcamp版のプレイリストである。 Avalon Emerson曰く、DJや多くのダンスミュージックのファンはストリーミングだけではなく、”購入”している。現在最も公平なサイトの1つであるbandcampで音楽を発見し購入することはインディペンデントなアーティストやレーベルのサポートに繋がる。とのこと。 確かにインディペンデントで活動するアーティストやレーベルにとって、今やbandcampは無くてはならないものである。プレイリストの役目が大きくなっている現在、直接収益に繋がるbandcampのリスト化はアーティストやレーベルにとって良い影響をもたらす可能性がある。サイトではAvalon Emersonはじめ、Four Tet、Mount Kimbie、Tasker、Pearson Sound、JS Aureliusなどのリストも公開されている。 サイトはこちら。 Eternal Gratitude Crystals for Music in 2018 https://t.co/nMawSwzqKQ pic.twitter.com/8wFLaoGYAE — Avalon Emerson (@avalon_emerson) December 14, 2018
2021/02/02
2月6日〜2月27日 松戸の新たなアートスペース「mcg21xoxo」にて、2月6日 (土) から2月27日 (土) まで、鈴木操、髙橋銑、原田裕規による企画展「damp plosive roam」が開催。 「mcg21xoxo」は、2020年12月に千葉・松戸にオープンした新たなアートスペース。同スペースディレクターのTaka Konoによる一貫した空間ディレクションを通して、「未来において残骸と化したホワイトキューブ」を仮想し、従来のギャラリーの在り方を見直すことを目的としている。 本展では、mcg21xoxoのディレクションに呼応しつつ、アーティスト3名が、生物と無生物、自然と人間、意味と無意味といった対関係を曖昧にするオブジェクトを配置し、空間を構成するとのこと。 名称 : damp plosive roam 会期 : 2021年2月6日(土)- 2月27日(土) 会場 : mcg21xoxo(千葉県松戸市根本3-21) 時間 : 金-日 13:00 – 19:00 / 月-木 予約制(希望日の1週間前までに予約が必要です) [ mcg21xoxo@gmail.com ] – 出展作家 : 鈴木操、髙橋銑、原田裕規 – mcg21xoxo WEB https://mcg21xoxo.com/ Instagram https://www.instagram.com/mcg21xoxo/
2020/12/08
2020年12月1日〜2021年2月23日 サウンドとアートを軸に、分野を超えて新たな聴覚体験を創出するプロジェクト〈See by Your Ears〉を 主宰するサウンドアーティスト・evalaが、12月1日(火)からGINZA SIXの屋上庭園にて、これまで空港や日本庭園などの屋外で展開してきた作品シリーズ《Inter-Scape》の最新作となるサウンドインスタレーション《Grass Calls》を公開している。 屋上庭園内をフィールドレコーディングした音源や、世界各地で集音した音を使用して、多層的なサウンドを空間的に作曲することで、耳で視る新しいパブリックアートを生み出すことを試みている。銀座の街の喧騒、植物のざわめきや鳥のさえずりと共にすっぽりと体を包みこむ立体音響に耳を澄ますと、現実と幻想の境界がおぼろげになり、一人ひとりの内面にそれぞれ の新しい景色が立ち上がる。本作は、11月9日(月)から開催されている『GINZA SIX ART CONTAINER』企画のために制作され、コンテナを目印に、館内を飛び出し屋上庭園の森に広がる3ヶ月間だけの特別な作品として展開されている。 ———————- – 展示について – 日程 2020.12.1 (火) – 2021.2.23 (火・祝) 時間 7:00-23:00 会場 GINZA SIXガーデン(屋上庭園) 森林エリア 〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1 RF 観覧 無料 『GINZA SIX ART CONTAINER』特設ページ : https://ginza6.tokyo/gsix2020/art_container GINZA SIX 施設案内 : https://ginza6.tokyo/ ———————- – 《Inter-Scape》とは – 「See by Your Ears」プロジェクトにおいて、無響室などの閉鎖空間ではなく、主に屋外や公共空間などひらかれた空間においてevalaが発表してきた一連のシリーズ作品名。目の前の風景が、そこに発せられる音によって、聴く者の内面にそれぞれ異なるイメージとなって生成されることをコンセプトとし、これまでの作品に、香川県丸亀市の広大な日本庭園・中津万象園で開催した“音の展覧会”《聴象発景 / evala (See by Your Ears) feat. 鈴木昭男》(2019)や、文化庁 「メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム」にて高松空港で展示を行った《Gravity of Bird》(2019)などがある。 聴象発景 / evala (See by
20年代ネオの高みへ more
18年の歴史を紐解く more
内省的空気と身体性ハイブリッド
more