「きれいで強い」音楽の根源|KIRARA interview

来日公演開催

 

 

KIRARAは2014年のEP『cts1』でデビュー以来、4作のフルアルバム、7作のEP、2作のリミックス・アルバムなどを発表している、韓国の電子音楽ミュージシャンだ。2016年に発表したアルバム『moves』は韓国大衆音楽賞の最優秀ダンス・エレクトロニック・アルバム賞を受賞、ペク・イェリンやIDIOTAPEを始め多数の人気アーティストからのリミックス・オファー、ロック・フェスへの出演など、そう規模が大きくはない韓国の電子音楽シーンにおいて、幅広いフィールドで活躍し、その名が知られている数少ないミュージシャンの一人である。

 

「KIRARAはきれいで、強いです。皆さんは踊ります」これはKIRARAのキャッチフレーズであり、アルバム『moves』、そしてKIRARAのライブの多くはこのナレーションで始まる。その言葉通りKIRARAの音楽はキラキラした音色も聞こえてくるし、メロディックでキャッチー、それでいながら爆発的なエネルギーも同居している個性的なものだ。

 

そして、その根源には日本のエレクトロ・ミュージックや渋谷系の音楽もあるというし、だからこそKIRARAは日本での活発なライブ活動を望み、何度もX(旧:ツイッター)でも実際に公言していた。11月初めにそんなKIRARAの4年半ぶりの来日公演が実現する。それに先立って、KIRARAが自身の音楽性、影響を受けて来た音楽、多様な活動についてインタビューに答えてくれた。

 

ちょうど筆者もインタビュー前日にKIRARAのライブを見ていたが、オーディエンスの盛り上がりもとにかく熱狂的で、それに応えてKIRARAもハードなバンガーもたくさん投入するし、そんな雰囲気を幸せそうに楽しんでいる姿が印象的だった。このインタビューにも出てくるKIRARAの思いや野望が、日本のファンやリスナーにも伝わることを願いたい。

 

文・取材:山本大地

 

 

―KIRARAさんのキャッチフレーズである「きれいで強い」という言葉は、綺麗でメロディアスなサウンドと強いビートというKIRARAさんの音楽性の魅力の両面をうまく表現した言葉だと思うのですが、そういう部分を意識して作った言葉ですか?

 

KIRARA:そうですね。例えば「このiPhoneは四角い」くらいに、自分の音楽をありのままに直感的に説明するために作った言葉です。

 

―KIRARAさんの音楽は、「きれいで強い」音楽性に限らず、そのムードにも楽しいと、悲しい/寂しいという感情が混ざり合っている感じがします。元々音楽に限らずそういう相反するものを両方とも好きだったり、大事にするような性格だったのでしょうか?

 

KIRARA:それは音楽についてだけだったと思います。もともと好きな音楽もメロディアスなハウス音楽でしたし。

 

―今年も様々な活動をされて来ましたが、5月にはEP 『cts7』を出しましたね。今回のEPはどのようなテーマで作られたのでしょうか?

 

KIRARA:過去4枚のフル・アルバムは、私の個人的な感情をテーマに発表してきました。時間が経ち、私が音楽の仕事をする時のアティチュードや心構えが変わるにつれて、人々がもっと軽く楽しんで笑ってくれるような音楽を作りたいと思うようになりました。政治的な意味合いがない音楽、気軽に聴ける音楽を作ってみたかった結果、『cts7』のような作品が出来ました。

 

―今回のEPでは、タイトル曲の「Numbers 숫자」が特にインパクトがありますね。

 

KIRARA:「Numbers 숫자」は、シリアスじゃない音楽を作りたかった、その最初の試みでした。 それがうまくいったと思います。 ただ、みんなを楽しませたかったんです。

 

 

―その「Numbers 숫자」のシンプルな作りや、数字を連呼するアイデアはどうやって生まれたんですか?

 

KIRARA:Corneliusの「Count Five or Six」という曲から影響を受けました。あと、Kraftwerkにも「Numbers」という曲があります。好きなミュージシャンが数字を連呼するような音楽をやっていたので、それを真似してみたんです。

 

 

―ここまで聞いて来た音楽や影響を受けた音楽について詳しく聞かせてください。中学生の頃、韓国で渋谷系と形容されていた音楽を見つけてハマったと聞いていますが、それ以前にも特段好きだったアーティストやジャンルがありましたか?

 

KIRARA:特になかったと思います。私が初めて音楽を掘り下げて聞いたのがその、韓国で渋谷系と呼ばれていた音楽でした。本当にそこで渋谷系と言えるのはFantastic Plastic Machineくらいしかなかったと思うので、個人的には渋谷系という言葉を使ってもいいのかどうかわからないですが。当時、2004~2005年頃のに、FreeTempo、DAISHI DANCE、HARVARDみたいな日本のミュージシャンが韓国でたくさん聞かれていました。

 

―当時、そのような音楽が韓国で多く消費された状況について、実際にそれを経験した立場からもう少し具体的に教えていただけますか?

 

KIRARA:韓国に「サイワールド」というSNSがあり、そこで人々が自分のホームページを作り、そこにBGMを選曲して入れることができたのですが、m-floのmiss youという音楽が流行った記憶があります。また、韓国のCLAZZIQUAI PROJECTというアーティストが流行ったのですが、その音楽が日本の電子音楽から影響をたくさん受けた音楽で、人々が彼らを通して自然に日本の電子音楽に接し、それを渋谷系と呼び始めたのが2004年の頃だったと思います。私は子供の頃、その音楽を聴いて音楽家になることを夢見ていたのですが、いざ大人になってみると、その音楽は本当の渋谷系ではなく、単なる00年代の日本の電子音楽という表現が正しいと感じました。

 

*韓国では90年代の日本で”渋谷系”と形容された音楽も一部のマニア層によって伝えられていたが、それ以上にKIRARAの発言の通り00年代中盤に、”渋谷系”より後の時期の、バンドやエレクトロニック・ミュージシャンの作品が韓国で大衆的にも聞かれるほど人気を博し、それらの音楽を渋谷系と解釈する人が韓国では多い。音楽ナタリーに掲載された記事「渋谷系を掘り下げる Vol.11 韓国のポップミュージックへの影響 長谷川陽平が語る、もう1つの“渋谷系 https://natalie.mu/music/column/379009 」で詳しく解説されており、代表的な例としてHARVARDの「Clean & Dirty」であり、m-flo loves melody. & Ryoheiの「miss you」、Fantastic Plastic Machineの「Days and Days」、Nujabesの「Aruarian dance」が挙げられている。

 

 

―そういう音楽のどんな部分に惹かれたのでしょうか?

 

KIRARA:メロディアスなところに惹かれたんだと思います。日本のハウス系の音楽って、欧米のものに比べてメジャー(長調)で出来ているものが多くて、明るい情緒とか、希望に満ちた感じがありました。そういうところが私の情緒と合っていたんだと思います。

 

―では少し話が戻りますが、当時好きだった音楽の根源の一つでもある日本の渋谷系というジャンルはいつ頃から聴き始めましたか?

 

KIRARA:PIZZICATO FIVEやFlipper’s Guitarのような音楽を聴いて、渋谷系という言葉の本当の意味を知ったのは、19~20歳くらいになってからだと思います。

 

―実際にコンピューターを使って音楽を作るようになったのはいつ頃ですか?

 

KIRARA:14、15歳くらいの頃だったと思います。DAWを一人でパソコンにインストールして、あれこれ押してみて何かを作ってみたりして、それも「作品」だと思い込んで遊んでいました。でも、当時はそれが電子音楽だとは思っていなくて、当時リファレンスにしていたものが全部電子音楽というジャンルだったことに気づいたのは、大人になってからでした。

 

―当時、インターネット上で電子音楽を作る人たちのコミュニティみたいなものがあったんでしょうか?

 

KIRARA:インターネットにMIDIファイルを共有するサイトが一つあって、そこにあった自由掲示板に音楽を投稿すると、みんなに聴いてもらえたり、褒めてもらえたりしました。あの掲示板があったから、あの頃は音楽を続けられたと思います。

 

―KIRARAさんの音楽のルーツには、今ここまで話してくれた音楽に加えて、90年代のビッグビートや、KIRARAさんもよく言及しているJusticのようなフランスのエレクトロ・ミュージックもあると思います。KIRARAさんの音楽の魅力は、リファレンスにしている音楽がどれも過去に流行ったジャンルであるにも関わらず、それらがノスタルジアとして昇華されるのではなく、今の時代の音楽、あるいは今、このライブハウス、クラブで楽しめる音楽としてうまく表現されていることだと思います。

 

KIRARA:私の音楽を新しいものだと言ってくれる人はすごく多いんですけど、実はそう思っていないんです。私は自分の音楽を、過去の好きな音楽とただ同じように作りたいと思っている人なんです。自分の音楽がどのような点で皆さんに新しく感じられるのか、僕自身も気になりますし、もっと人の話を聞いてみたいです。

 

―同じように作りたいと思う背景には、その時代への憧れみたいな感情もあるんでしょうか?

 

KIRARA:漠然とはあるんですが、それをちゃんとした憧れと言えるかどうかはよくわからないです。いつも音楽シーンについては、過去のものが今のものよりずっとかっこいいと思っています。

 

―では、もう少し具体的に聞かせていただきます。KIRARAさんが影響を受けたアーティストを3組選んで、そのアーティストから何を学んだと思うか教えていただけますか?

 

KIRARA:はっきり言えると思うんですけど、まず『Point』(Cornelius)というアルバム以降の小山田圭吾さんに作曲の仕方を教わったと思うんです。どんな音とどんな音がどんなタイミングで合わさるとそれがちゃんとした音楽として聞こえるようになるかを学んだと思います。

 

 

2組目は大沢伸一だと思います。大沢伸一は、その時々の流行りのジャンルを取り入れることが上手い人だと思います。特に『The One』というアルバムが好きなのですが、そのアルバムを通して自分の好きな音のトーンを見つけたと思います。彼のおかげで私がシンセサイザーやミキシング、マスタリングをするとき、自分の好きな音を見つけられるようになったと思います。

 

 

そして3組目はThe Chemical Brothersで、彼らのおかげで私がダンスミュージックを作る人だというアイデンティティを持つようになれたと思います。ダンスミュージックをする人のある種のスピリット、レイヴへの憧れを私にくれましたし、ダンスミュージックで長く活動を続けられるという希望も見せてくれています。彼ら独自のアート世界があるということでも尊敬しています。

 

 

―The Chemical Brothersが教えてくれたスピリットとは具体的にどのようなものですか?

 

KIRARA:私はパフォーマンスをするという行為は魂が込められているとてもスピリチュアルなものだと思うんです。The Chemical Brothersがそう気づかせてくれました。パフォーマンスや活動について、私がなぜ音楽をやるのかということをよく考えさせてくれたミュージシャンだと思います。

 

―KIRARAさんにとっては、ライブ・パフォーマンスが他の電子音楽ジャンルのアーティストよりもとても重要な要素になっていると思います。

 

KIRARA:私は性格的に、人前で話すことがすごく得意で、好きだし、ステージに立つと本当に本能的に情熱的な人になるんです。だから、パフォーマンスは私の体質に合っていると思うんです。でも最近はたまに疑問を感じることもあります。2023年の音楽シーン、ビジネスを考えたときに、ライブ・パフォーマンスが重要なわけではないと思うんです。本当にたくさんのライブをして、それで評価されたり有名になる人よりも、インターネットで注目されるミュージシャンの方が重要な時代だと思うんです。

 

 

―曲をヒットさせるのも、自分を知ってもらうのも、インターネット、特にSNSの影響力が大きい時代ですよね。

 

KIRARA:そうですね。でも、この点についていろいろ考えてみても、私はライブという行為が大好きなんです。私がライブをする理由は、ただ一つ、ライブが大好きだからです。The Chemical Brothersのようなミュージシャンを見て、ずっとこうしてやって行ってもいいんだろうなと思えるようになりました。

 

―ちょうど昨日のライブ後にも、すごく盛り上がっていてお客さんの反応はすごく良かったのに「もっと上手くやれたと思う」という言葉を残していましたよね。KIRARAさんにとって、どのようにライブが出来れば100点だと思いますか?

 

KIRARA:自分が準備した通りに完璧に演奏することだと思います。 まるでリズムゲームをするときに、100点満点を取るように、私も完璧に自分の意図した音を適材適所で演奏するパフォーマンスが最高だと思うんです。そして、自分とオーディエンス、ヴェニューの心構えが全部一致して、美しい風景を作り出すこと、それが一番理想的だと思います。でも、そんな完璧なパフォーマンスはないと思うんです。そんなパフォーマンスをやってみたいです。

 

―KIRARAさんのパフォーマンスでは映像も重要な要素ですよね。先ほどのアーティストの影響もあるのでしょうか?

 

KIRARA:たくさんあります。映像を取り入れようと思わせたのは、Corneliusのオーディオヴィジュアルでした。Corneliusはすごくライブを直接見たいし、DVDもたくさん持っています。私は自分の映像パフォーマンスをVJというよりも、オーディオヴィジュアルという言葉で表現したいんです。VJという作業は主に映像のテクスチャーを中心にした作業だと思うんですが、私はそれよりも、映像が音楽と同じタイミングで出て来て、抜けていく、そういうタイミング、シンクロを大事にしています。なので、私はそれを点・線・面・円・四角といった基本的な要素で、観客にカタルシスを与えるような実験をずっとずっと続けてきました。

 

―では、先ほど挙げてくれた3組のミュージシャンからたくさんの影響を受けた中で、まだ自分では再現出来ていないと感じる部分はありますか?

 

KIRARA:まず第一に、ボーカルについてです。歌やラップが入る音楽をこれからたくさん作りたいと思っていますが、多分その試みを本格的にするアルバムが次のアルバムになると思います。ボーカルがもっと入る音楽をやりたい理由は、もっとお金を稼ぎたいからでもあります。それから、もう少しサウンド的なことを考えると、最近はラテン音楽もやってみたいですね。私が好きな日本の電子音楽のミュージシャンはみんな今、自分のディスコグラフィーの中にボサノバとかサンバとハウスを混ぜる試みを一度はやっているんですよ。Mondo Grossoも、Fantastic Plastic Machineも、FreeTEMPOもそうでした。私もそういう音楽に慣れているし、そういう音楽がとても美しいと思っていたので、やってみたことは何度もあったのですが、うまくいかなかったです。もっとルーツを辿らなきゃいけないし、南米の音楽をもっとたくさん聴かなければならないと思います。

 

―リミックスのお仕事もたくさんされていますが、他のアーティストのリミックスをすることはKIRARAさんにとってどんな意味がありますか?

 

KIRARA:そのミュージシャンへのリスペクト、プレゼントという意味が一番大きいんですけど、「それがちゃんとプレゼントとして機能しているのかどうかな」と思うこともあって、最近はあまりリミックスをやっていないです。

 

―では、ご自身で考えたときに、これまでしたリミックスの中で特に満足したものはありますか?

 

KIRARA:まず、ペク・イェリンさんの音楽をリミックスした経験を話さないといけないですね。イェリンさんがありがたいことに、私のリミックス・バージョンを使ってライブをしてくれています。おかげで私のリミックス・バージョンが本当に光輝くようになったので、イェリンさんにもとても感謝していますし、リミックスをしていてやりがいを感じた数少ない経験のうちの一つだと思います。

 

 

―レッスン活動も昔からずっと続けられていますね。

 

KIRARA:そうですね。今は個人的にやっているレッスンもありますし、外部から依頼を受けて毎週月曜日にやっているエイブルトンの講義もあります。すごく楽しいし、努力した分だけ報われる仕事だと思っています。レッスン生の目つきとか、彼らがアルバムを出したり、実際に楽しく活動しているのを知ったときに感じるやりがいとか、そういうものが原動力になってこの仕事を続けているような気がします。人前で話すのが好きなので、私の適性に合っているのかもしれません。

 

―後輩のミュージシャンを育てたいという思いもありますか?

 

KIRARA:あるんですが、彼らを後輩と呼ぶのがいいのかどうか、私が育てているって言えるのかどうか…ちょっと言葉が重いかもしれないです。私はただ、電子音楽を一人でやるのは寂しいし、退屈なので、一緒にやる人が必要なんだと思います。だからレッスンを頑張っているのかもしれません。

 

―韓国のインディ・シーンではレッスンをして生計を立てているミュージシャンが多いと思いですよね。

 

KIRARA:レッスンの一番いいところは、決まった時期に決まった収入が入るということだと思います。安定した収入を得たいたくさんのミュージシャンがレッスンをするようになってきているし、電子音楽の場合、K-POPの影響でコンピューターで音楽を作ることを学びたい人の需要がすごく多くなったように思います。

 

―先ほど「今は寂しいし、一緒にやるミュージシャンが増えるとい」と仰っていましたが、では、今KIRARAさんが所属するインディーや電子音楽のシーンは今後どう変わったらいいと思いますか?

 

KIRARA:私は個人的には、ライブセットで電子音楽をやっているミュージシャンがもっと多くの場所でライブができたらいいなと思います。ミュージシャンがもっと面白い音楽を作ることも重要ですが、もっと多くの人に電子音楽という概念を認知してほしいです。実際、私は今でも韓国のラジオ放送とかに出るとDJと言われることが多いんですよ。私はDJではないのに。それだけ電子音楽に対する理解が一般大衆にあまりないのが現実だと思います。だから、私が友達と一緒に音楽を一生懸命やって、パイを増やし、もっと私たちの力を大きくすれば、人々に韓国に電子音楽というものがあること、そしてそれが面白いという事実を知らせる役割が出来るんじゃないかと思っています。

 

―日本の読者に伝えたい韓国の電子音楽のミュージシャンはいますか?

 

KIRARA:一番思い入れのある先輩であるIDIOTAPEの話をしたいですね。IDIOTAPEも日本でたくさんライブを出来るようになったらいいなと思っています。

 

*IDIOTAPE:韓国の3人組エレクトロにか・バンド。2010年のデビュー以来、韓国大衆音楽賞受賞経験が多いほか、ロック・フェスでも毎年ヘッドライナーに近いスロットでも出演するなど、ライブ・パフォーマンスの人気が特に高い。

 

 

あとは、私のレッスン生たちですね。私と一番音楽の話をしているのは私のレッスン生たちなんですけど、彼らと一緒に日本で演奏する機会があったらすごく面白いと思います。

 

*KIRARAのレッスンのレッスン生の中には、アルバム『A premature and meaningless confession』で韓国大衆音楽賞最優秀エレクトロニック・アルバム賞ノミネート歴もある電子音楽家、チャン・ミョンソンもいる。

 

 

―今回の日本でのライブにはどんなことを期待していますか?

 

KIRARA:日本でたくさんのライブをしたいです。私は日本という国にとても感謝しています。日本のミュージシャンがいなかったら、KIRARAというミュージシャンはいなかったと思います。私は、韓国で生まれ、日本語は一言も話せなくて、名前だけキララで、恩返しをする資格があるかどうかはわかりませんが、チャンスがほしいです。日本の音楽から多くの影響を受けた私が、自分の音楽で日本の人たちを楽しませることができたら、とても感動的なことだと思います。そうなるためのスタートとして、今回の日本でのライブを考えています。

 

―最後に日本の読者やファンに伝えたいことはありますか?

 

KIRARA:韓国の電子音楽家はお金を稼ぐのがとても難しいので、多くの人がK-POPプロデューサーになることを夢見ていますが、私はそうしないようにしています。みんながK-POPプロデューサーになるのは面白くないと思うんです。だから私は電子音楽というアイデンティティを維持しながら、私の名前でアルバムを出し続けたいです。韓国に私のようなミュージシャンがいることを知ってほしいし、私はその中でも日本の音楽の影響をたくさん受けています。ミュージシャン、KIRARAを愛してください。

 

 

KIRARA 来日公演情報

 

・『Dispersion』

2023/11/03(Fri.)

at CREAM Shimokitazawa

ADV:¥2,000+1D

DOOR:¥3,000+1D

 

 -LIVE-

KIRARA

 

-DJ-

Acrocanthosaurus

Miii

music fm

Yuma Yamada

 

【事前予約】

https://forms.gle/SEs9jaq73vdqWvWP7

 

 

・めちゃくちゃナイト 메차쿠차나잇

2023.11.05(sun) 18:00-Last train

at Shinjuku space

https://instagram.com/space.tokyo

door 2,500JPY(+1drink)

 

KIRARA

cherryboy

DJ DJ 機器

Cwondo

noripi

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