2023/09/22
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」インスパイア
エレバンを拠点に活動するfunkshn / фанкшнが、過去への別れを体現した6曲入りアルバム『Rebord』で〈HYPERSONICS〉からデビューする。
混沌とした世界の闇と、それがもたらす別れの中で、モスクワ郊外で育ったfunkshnは、明るい心の純粋な喜びを謳歌しようという誘いをかけている。ジャンルレスな試みは、当初、未知の世界への大胆な逃避のように感じられた。
2000年代のクラシックなダブステップのヴァイブスに共鳴し、ドラムンベースへの不朽の情熱に後押しされたfunkshnは胸騒ぎのパーカッションと重苦しく恍惚としたシンセを織り交ぜる。アルバムのスピードの乱れと予期せぬ停止はディストピアのダンスフロアにも火をつける。これは不確かな未来に向かうライフ・ステージへの見送り。内面であれ外面であれ、求めるべきエネルギーは常にあるということを思い出させてくれる。
このアルバムは、別れと、より幸せな場所を見つける必要性についての考察。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作のエンディングにインスパイアされたもので、現在の粉々に砕け散った断片を探りながら、過去の温かい記憶を保ちつつ、未来のベストを願っている。
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funkshn – Rebord
Label : HYPERSONICS
Release date : 13 October 2023
https://hypersonics.bandcamp.com/
Tracklist
1. softyd
2. rebord
3. backline
4. fracted
5. shocker
6. runner
category:NEWS
tags:funkshn
2020/11/10
12月4日リリース Jiggaが、新たなプロジェクトHiiro Issikiとしてデビューアルバム『1000 Plateaux』のリリースを発表。 その名前が世界に伝染した2018年作『lillllil』、2019年作『iliiiilii』、聴衆を手招きする深淵のパルスとジャパニーズフォークロアを纏い、ノスタルジックな世界なのか、はたまたディストピアなのか、その魅惑的なサウンドスケープは、Hiiro Issikiによって更新された。アルバムタイトル『1000 Plateaux』はジル・ドゥルーズとピエール・フェリックス・ガタリの同名の本から名付けられている。 恍惚と瞑想の間をゆらゆらと蛇行し、映画のサウンドトラックにも近い物語性のあるエモーショナルなメロディに心を奪われるだろう。深くて形のない音の波、突然の暴力的なノイズ、このドラマチックな作品の劇的なクライマックスでは、人生とは何かということの葛藤と内なる喜びを示している。〈Bedouin Records〉から12月4日、レコードとデジタルでリリース。 Hiiro Issiki – “1000 Plateaux” Label : Bedouin Records Release date : 4 December 2020 Format : LP & Digital Bandcamp : https://bedouinrecords.bandcamp.com/album/1000-plateaux Tracklist 01. Blurred 02. Socialnetics 03. Body without Organs 04. For Language to Come 05. Unexplained 06. Katto 07. Qualia from a Complex 08. Neutrals 09. Trisolaris 10. 1000 Plateaux Artwork by Hiiro Issiki Design by Zodiak / Takashi Makabe Written and produced by Hiiro
2023/05/18
「U Like」がAVYSSでプレミア公開 Betty Hammerschlagのアルバム『Me & You』が〈Transatlantic〉からリリースされる。アルバムより収録曲「U Like」がAVYSSのSoundCloudにてプレミア公開。 『Me & You』は巻き戻されながら再構成されたポップスの断片で構成されており、それは催眠術をかけるために紡ぎ出され、引き伸ばされ、再形成される。アンビエントポップ的でゾーンアウトするのに美しい。失われた10代の夢や暖かい夏の日、メランコリア、憧れ、それらが心地よいアンビエントとポップの境界で揺れ動き、あなたを揺らし続ける。オープニングの「Boyfriend」は、純粋な恋心、蝶の群れ。「Focusedd」は、ハリー・スタイルズのアカペラと繊細なシンセで無重力状態に。不完全で暖かく、まるで再構築された記憶。ゴールデンピンクの靄がかかった「You Know Wassup」は、作品の中心的存在。これらの合成ポップスは脈打つ新しい生命。 Betty Hammerschlag – Me & You Label : Transatlantic Release date : June 2 2023 https://transatlanticrecords.bandcamp.com/album/me-you Tracklist 1 Boyfriend 2 Focuseddd 3 U Like 4 Siebling 5 Bodiesss 6 You Know Wassup 7 Shaker Road
2023/10/11
11月に初来日公演が開催 yeuleのコラボレーターとして広く知られ、Moderatやyunè pinkuの楽曲リミックス、Anthony Chen監督によるカンヌ国際映画祭2023 年選出作品『The Breaking Ice』のサウンドトラック制作など、近年その活躍を見せるシンガポール出身のKin Leonnが5年ぶりとなる2ndアルバム『mirror in the gleam』を完成させた。11月には初となる来日公演も11月に東京・京都で開催。 本作でKin Leonnは、不思議と意味深い出来事やそのメタファー的な感情の断片から、現代社会の孤立に直面した人々に安らぎを与える独自の解釈によるフォークロアを作り上げた。オーガニックなサウンドとエレクトロニックなテクスチャーを継ぎ目なく融合させる流動性や雰囲気・ストーリー性を重視しながら、フィールド・レコーディング、ファウンド・サウンド、ピアノなどの楽器演奏などで自然を模倣した表現を取り入れたアンビエントを追求し、美しく幻想世界を構築。職人的なサウンドデザインが施された本作は、過去の出来事への懐かしさや現在の超現実を鮮明に描き出すような感覚を呼び起こし、音を通してリスナーを自己の発見へと誘っている。マスタリングはStephan Mattieuが担当。 Kin Leonn – mirror in the gleam Release date : October 27 2023 Label : KITCHEN. LABEL Distribution : Inpartmaint Inc. / p*dis https://www.inpartmaint.com/site/38367/ Tracklist 1. en trance 2. ghost strata 3. dialect 4. your spectrum 5. keepsake 01 6. flowers…dripping 7. passageway 8. dawn memo 9. conscious and well 10. arc of love 11. a moment, a life – ◆ライブ情報 11/15(水)東京・WWW『絵夢 〜
出会いからEP『Soul Kiss』に至るまで
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