2023/08/28
東京と京都で4公演
オーストラリア・メルボルンのエレクトロニカ・アンビエントレーベル〈Daisart〉と、〈Shelter Press〉などから作品を発表するLisa Lerkenfeldtによるジョイントジャパンツアーが開催。東京と京都にて4公演を予定している。
〈Daisart〉のファウンダーであるJとLisa Lerkenfeldtがライブセットを披露。チェロ奏者であるEmile Frankelがそれぞれの演奏に参加。本ツアーは、新しいアンビエントの流れと独自のミニマリズムを感じさせる両者のサウンドスケープを体験できる機会となる。
国内からはYoshio Ojima & Satsuki Shibano、 Ultrafog、 H.Takahashi、0:brei、Yusaku Araiが各公演でパフォーマンスを行い、DJとしてAkhira Sano、shiranaihanaが参加。
9/9 (土) 18:00-
LISTENING TO COLORS
@Sancha PLAYS
東京都世田谷区太子堂4丁目23−13 遊楽ビル 2F
Adv : ¥2500 Door : ¥3000
Ticket: https://t.livepocket.jp/e/d2p4c
<Live>
Yoshio Ojima & Satsuki Shibano
Lisa Lerkenfeldt
J and the woolen stars
Ultrafog
PA: Shota Murakoshi
–
9/12 (火)
@Kankyo Records
東京都世田谷区上馬1丁目35−13 ロイヤルアークガーデン 107号
Live performances by Lisa Lerkenfeldt and H. Takahashi
Poetry reading by J
–
9/15 (金) 19:00-
Daisart in Tokyo
@Forestlimit
東京都渋谷区幡ケ谷2丁目8−15
Entrance : ¥2000 + 1drink
<Live>
J
Lisa Lerkenfeldt for tape & cello
Ultrafog
0:brei
<DJ>
Akhira Sano
shiranaihana
–
9/16 (土)
@ 外 Kyoto
京都府京都市左京区鹿ケ谷法然院西町18
<Live>
Lisa Lerkenfeldt
J and the woolen stars
Yusaku Arai
–
【Biography】
J and the woolen stars
‘J and the woolen stars’ (J と羊毛の星たち) is brief, heart-on-sleeve, plainspoken. A type of lilting-melancholic folk confessional… Eternally, devastatingly romantic and caught between a thought of whether people would see that ‘romantic’ doesn’t mean ‘sweet’. It’s dark and tormented — the furor of passion and despair of an idealism you can’t attain…
Lisa Lerkenfeldt
Lisa Lerkenfeldt is a composer and performer living in Melbourne. Her works alter time with a ‘radical softness’ (Boomkat). Drawing from lineages of musique concrète, American minimalism and modernist music, she seeks out altered tonalities with contemporary resonance and the beauty of restraint. Her trance-like attention to detail and explorations in harmonics, timbre and improvisation inform a diary-like intimacy. Her debut LP ‘Collagen’ released on Shelter Press in 2020 following her EP ‘A Liquor Of Daisies,’ a 40-minute piece for piano and tape variations. Lerkenfeldt’s sophomore album releases on Shelter Press in 2023.
category:NEWS
tags:Daisart / Lisa Lerkenfeldt
2023/10/27
Shelter Pressより 先月、エレクトロニカ・アンビエントレーベル〈Daisart〉とジョイントジャパンツアーを行ったLisa Lerkenfeldtが、ニューアルバム『Halos of Perception』を11月3日に〈Shelter Press〉よりリリースする。 フィールドワークと電子音響の実践から導き出されたピアノ、チェロ、テープのアレンジは、内省的なミュジーク・コンクレート、インストゥルメンタル・コンポジション、シュールな映画のパッチワークの中で、失われた部屋と地下の歴史を照らし出す。アルバムは、口頭伝承、実験的なAVコンポジション、日記のようなヴィネットを通して、現実、ヴァーチャリティ、知覚の疑問を開くアンダーグラウンド・ネットワークにスポットライトを当てる。また、ビデオアーティストTristan Jallehとのコラボレーションによるハイパーリアル・フィルムが収録。 Lisa Lerkenfeldt – Halos of Perception Label : Shelter Press Release date : November 3 2023 https://lisalerkenfeldt.bandcamp.com/album/halos-of-perception Tracklist 1. Limestone 2. The painted room 3. Stairway to the interior 4. A fragrance of moss and chalk 5. Cobwebs 6. Amulet of sweat
2018/08/28
『Timeless』、様式としてのアンビエント、手法としてのジャズ。 Nico Niquoは、オーストラリアのメルボルンを拠点にするプロデューサーである。彼の名前を一躍有名させたのは2015年にOrange Milkよりリリースされた作品『Epitaph』である。特に2曲目『Pandimension』の空間を支配したリズムの刻み方とニューエイジなシンセの絡み方は驚くべきクオリティである。音楽的知能指数が高く、さらにデビュー作であるという事実も重なり、彼はいきなり”時の人”と化した。日本でも「Oneohtrix Point Never meets Jam City」というキャッチコピーで国内盤もリリースされた。同じくOrange Milkからリリースされた2017年作『In A Silent Way』では一転、時代の空気とも合致したアンビエント作品となる。今回、Nicoの友人であり音楽家であるju caとCorinがスタートさせるレーベルDaisartからリリースする新作『Timeless』も前作と同様アンビエントという形ではあるが、彼のバックグラウンドであるジャズの要素がかなり盛り込まれているという。新作『Timeless』の話題を中心にNico Niquoにメールインタビューを行なった。 – あなたはどのように音楽を始めたのですか? Nico Niquo – 僕は自分のバックボーンにあまり深入りし過ぎた話はしたくないんだけど、初めてエレクトロニックミュージックを作ったのは高校生の時だった。ジャズの録音をAudacityで切り貼りしながらね。学校でジャズドラムをやっていたから、大半はジャズのドラム音を使っていた。Billy Cobham、Jack Dejohnette、Tony Williamsといった、60年代、70年代の音楽をすごく愛していたんだ。だから彼らのソロパートを、Steve ReichやPhilip Glassのような1ビットに聴こえる最小限の電子音のようにゆっくりと変化させながら、反復させたんだ。 まぁ言っても僕はそういうのをそんなに良いとは思っていなかった。だけど音を上手く扱えるようになるための良い入門編だったと思う。高校を卒業する時に自分が何を勉強したいかが分からなくなっちゃって、たくさんの新しい音楽を聴きながら、漠然と「何か」を探してたんだ。その音楽の大半が「何か」を勧めてくれた友達からのものだった。20世紀の終わりのXenakis、Boulez、Ferrariといった実験的な音楽と、それよりもダンスミュージックに近いBurial、James Blakeといった、より現代的な音楽の融合を僕は始めることにした。最初にGaragebandを、次にLogicを使うようになった。メルボルンの大学で作曲の勉強を始めた時、僕は本当に興味深いミュージシャンにたくさん出会った。彼らは異なったバックボーンを持っていて、多くの新しい物事を僕に教えてくれた。だから自分がどうやってその音楽を探し求めたか、あるいはその音楽にはどんな歴史があるのかについて深く考えずに、僕はハウス、テクノ、グライム、ジャングル、まぁ実質全部になるんだけど、いろんなジャンルのダンスミュージックにのめり込んでいった。でも思うに、それは僕がそういった音楽と強い関わりが無かったからで、僕の物事との関わり方は、ある特定のジャンル、つまり特定のアイデアに基づくというよりは、様式的な、あるいは審美的な接触が積み重なってできる、かなり奇妙で複雑なものだったってこと。その頃から僕は「何か」に熱中し始めた。いま僕が作っているような音楽を作り始めたのさ! – 知っている限りでオーストラリアのシーンについて教えてください。 Nico Niquo – メルボルンをはじめ、オーストラリアのあらゆる場所に、たくさんのエレクトロニック・ミュージックが存在しているんだ。メルボルン周辺では、ハウスのような4分の4拍子の音楽が、エレクトロニック・ミュージックの中で最も人気が出る傾向がある。多くの地域と同様に、メルボルンには明確な音やスタイルが無いように思えるし、僕達の場所が他の地域からとても遠いから、インターネットからたくさんの情報を得るようになるんだ。だから友達と僕は、同じブログを読んで、同じレコード屋に行って、夜には同じショーやクラブに行くかもしれないが、お互いとても強い結び付きを感じていたとしても、全く違う音楽を作るんじゃないかな。 僕の周りのシーンはあまり特定のジャンルやスタイルを演奏するという感じじゃなくて、ある思潮や、もっと広義の雰囲気に合うものを演奏するという感じだった。友達にCorinっていうとても未来的で、シンセティックで、少しのグライムとトランス、みたいなサウンドデザインをするミュージシャンがいるんだけど、もし彼女と一緒に演奏するってなったら、僕はより暗くて環境音的な感じのライブセットをするだろう。でも他の夜には、僕は友達とバーでDJをするかもしれないし、クラシックハウスでは、ジャズやブレイクビーツを奏でるだろう。なぜなら僕達は、演奏している人がどうしてそんな風に演奏するのかを理解しているからだと思う。何かを期待して思い通りにならない人達にとっては混乱するかもしれないけど、それはいつもどんな会場かとか、そこにどんな客が来るのか、で決まるんだ。 – あなたは音楽以外の仕事を持っていますか? Nico Niquo – 僕は運よくメルボルンの書店で働いている。とても忙しいけど、僕と同じように音楽やアート、そして本に夢中になっているような、たくさんの素晴らしい人達と働いているんだ。一緒に働いている人の中には、普通なら自分で見つけられないような、本当に面白い音楽を僕に紹介してくれる人もいて、この職場ならではの魅力的な特別手当と言えるね。 https://www.youtube.com/watch?v=CD5mEUHGKX8 – ニューアルバム『Timeless』について聞かせてください。Daisartからのリリースはどういう経緯で決まりましたか? Nico Niquo – 新しいアルバム『Timeless』は長い期間制作していたんだ。最初の曲『Isfahan』を書き始めたのが約2年前、それから他の全曲を書き上げたのが去年だ。僕は制作スピードがゆっくりな方で、たぶん1曲のためのアイデアを得るのに1カ月ほどかかるんだ。それから最終的にPCで作り始める前に、何を盛り込むべきか、音がどう聴こえるべきか、他の曲とどんな感じにフィットするかとか、しばらく頭の中でそれをよく考えるんだよね。 去年の年末に友達のJustin(彼はjucaとして音楽を作っている)と僕は、メルボルン発でレコードをリリースするってアイデアについて話していたんだ。そしたら彼とCorinが僕の新しいレコードを、彼らの新しいレーベルのDaisartからリリースしようってなってね。 それと去年、自分の作曲について本を書いたんだ。『Snakes In The Grass』という本で、レコードと同時にリリースされるよ。この2つは同じプロジェクトではないけれど、アルバムに入っている曲はその時僕が調べたり、聞いたりした事に影響を受けているんだ。 – 『Timeless』を制作するにあたってはどういった影響がありましたか? Nico Niquo – このアルバムが、(ほとんど全ての曲でサックスを演奏している僕の友達、Jared Backerのおかげで)、多くのジャズの手法と様式的に”アンビエント”である一方で、影響を与えてくれた多くのものは必ずしも”アンビエント”な音楽ではない。去年、僕はTerre Thaemlitzに夢中になり始めた。というのも、彼の曲の断片は今まであちこちで耳にしていたんだけど、僕が本を読んで考えたりした多くの事は、Terre Thaemlitzが幅広く書いたものだったから。だから、僕が音楽に関してやろうと思うことには、DJ Sprinkles(Terre Thaemlitz)の強い影響がある。 また、Terre Thaemlitzから、そしてDJ Metatronのような活動から音だけでなくて、空気感やどんなふうに音楽が表現されるのかという点で、多くのインスピレーションを得ている。同じように僕は、音楽を作るにも他の事をするにも、周りの友達からたくさんの影響を受けてきたんだ。アルバムのジャケットをデザインしてくれたSam Horman、僕の本のデザインをしてくれたAlex Margetic、レコードをリリースしてくれたJustin、レコーディングやエンジニアをしてくれたJoseph Buchan。たとえはっきりとそれが分からなくても、アルバムのコンセプトは録音した音に入ってるよ。 もちろん、アルバムに大きな影響を与えたのはジャズだ。他のことを探求するためにしばらく離れていたけれど、この2年以上、ジャズに対しては新たな魅力を感じている。70年代の終わりにECMレーベルから出た多くのレコードが僕にとって重要である一方で、もっと古いジャズ、特にビバップ時代に向かいつつある30年代や40年代のバラードに対しては、美と洗練を感じるよ。僕はバラードに対してはそんなに興味を持ったことが無いんだ。もっと若かった頃は、速くて、ずっしりとしたドラムが鳴りまくるジャズを聴きたがったようにね。でも Billy Strayhornの音楽を聴いて、彼の人生について書かれたものを読んで、Duke
2019/10/21
11月30日からスタート オーストラリアのインディバンドのプロデュースを一手に引き受けていると言っても過言ではないMikey Young率いるメルボルンの至宝 Total Controlの来日ツアーが決定。 Terry、UV Race、Contour、Lower Plenty、Lace Curtainなど、無数にあるメンバーによる別プロジェクトの中心に居座るTotal Controlは2011年のデビューアルバム『Henge Beat』から注目を浴び、翌年リリースのEP『Total Control』から溢れ出るストレンジなうねりを持った楽曲でインディ / ポストパンクという枠を超えて多くのファンを獲得。その後も、2014年『Typical System』、2017年『Laughing At The System』と、決して作品数は多くはないが一作一作のインパクトは大きい。 今回〈Black Hole〉の主催で全6箇所に及ぶ来日ツアーが実現。11/30の初日は小岩BUSHBASHにて、KLONNS、Ms.Machine、My Society Pissed、Phew、SANOA、Yousuke Fuyama x Naoki Nomoto、Strip Jointらと共演。 Total Control Japan Tour 11/30 – Tokyo 12/1 – Kyoto 12/2 – Nagoya 12/5 – Yokohama 12/6 – Matsumoto 12/7 – Tokyo (Midnight)
レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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