米澤柊による個展 「ハッピーバース」開催

7/14 – 7/24 PARCO MUSEUM TOKYO

 

 

アニメーションにおける残像表現の技法「オバケ」に着目することで新次元を切り拓くアーティスト/アニメーター、米澤柊による個展「ハッピーバース」が開催。

 

アニマ(魂)を吹き込むことで生命のないものを動かす、というアニメーション本来の意味を伝える米澤柊の作品は、穏やかな呼気の律動と同期し、すべての命あるものを優しいタッチでエンパワーする。

 

本展《Happy Birth》では、好評を博した昨年の個展《名無しの肢体》(TOKAS本郷、東京)から「名無しの肢体」「しけた海にて」、早くも伝説となった企画展《惑星ザムザ》(小高製本工業跡地、東京、2022)に出品された「絶滅のアニマ」、NTTインターコミュニケーション・センターの新進作家発掘コーナー《エマージェンシーズ!》で昨年発表された「劇場版:オバケのB′」などの “真新しい過去作品” を一挙に展示。巨大な平面作品「海とアニマ」、会場となる PARCO MUSEUM TOKYO 全体の音場設計と連動する動画作品「ハッピーバース」など、本展初公開となる新作も発表する。本展を記念したオリジナルグッズの販売も行われる。

 

 

アーティスト・ステートメント

 

世界がこわい、他人がこわい、未来がこわい、

今は、今だけは輝いていて特別なものだ。予想に怯えず再体験によって変形する過去に苦しめられることもない。

その瞬間は確かなものだ。描かれたアニメは嘘をつかないから。

こう見られなきゃとか、こうしなきゃとか、国とか政治とか戦争とか

目の前の人との関係…良い思い出や悪いニュースがたくさんある中で、たのしさと、苦しみ、生きづらさを感じること。

こわいけど、感じることを諦めてはいけない気がする。

感じるとは豊かで、未来の変化も、一つの不変へも希望を与える。そしてやさしくなる方法を考える。

こわいかもしれない、でも「感じる」ことも悪くないかもしれないと思えた時、ここにいて良かったと思うことができるのではないか。

感じることはあなたが、私が、そこにいることそのものです。リアルでも、バーチャルでも、AIが普及しても、見た目が変わったって根底にある、変化し続けて燃えて光るアニマはそこにあるのだと。

愛を持ってあなたという個人をアニメートできたら。

お誕生おめでとう。生まれてきてくれて、ありがとう。

 

米澤柊

 

 

 

タイトル:米澤柊 個展「ハッピーバース」

Shu Yonezawa Solo Exhibition “Happy Birth”

会期:2023年7月14日(金)- 7月24日(月)

開場時間:11:00〜21:00

*入場は閉場時間の30分前まで / 最終日は18:00閉場

会場:PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)

東京都渋谷区宇田川町15-1

入場料:一般500円・小学生未満無料

主催:パルコ

企画制作:パルコ / 亜洲中西屋(ASHU)

サウンドデザイン:金森祥之(Oasis)

システムデザイン:AWAI

宣伝デザイン:八木幣二郎

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