2022/09/14
100%ファックオフ・スピードゴア
メルボルンとロンドン、国境管理によって分断された匿名の二人組は斧を振りおろした。Blightcasterは、『Magic: The Gathering』から名前を取ったが、ファンタジーのトレーディングカードゲームとの親和性はそこで止まっている。少なくとも、ファンタジーが悪夢であることはあり得ないと考えるのであれば、その限りではない。ゴアノイズ、パワーエレクトロニクス、ハードコア、etc、2016年にロンドン南東の地下室でそれは始まり、ビザが切れ、メンバーの1人がオーストラリアに帰国したことで中断。
それからわずかな年月と世界的なパンデミックによって、2人はリモートで作品を仕上げる。国と国の間、オンラインでファイルを交換し、腐敗が進む世界の腐った核心を反芻している。極端な歪みのうねりと共に喘ぐゴアグラインド、壊れたラップトップとソフトウェア、限られたスキル、ジャンクシンセ、バグだらけのコンタクトマイク、バンドはニヒリズムなメッセージ性を否定するが、”Miserable, Mediocre, Nothing ” の血も凍るような叫び声とビートの中に、そのメッセージを見い出すことができるかもしれない。『マンハント』シリーズや『エターナルダークネス』のようなサバイバルホラーゲームからのサンプルもある。これは、破滅と疫病が魔法と出会う、現実が崩壊した地獄領域での生活音。
Blightcaster – Blightcaster
Label : Danse Noire
Release date : October 21st 2022
Stream : https://dansenoire.ffm.to/blightcaster
Tracklist
01. Hymns From The Slaughterhouse
02. Miserable, Mediocre, Nothing
03. A Soldier and a Philosopher
04. Mind Unleashed
05. Disgraced Species
06. Incel / Femcel Coalition
07. Weaponised Banter
08. Devastator Slug
category:NEWS
tags:Blightcaster
2022/07/22
狂った日常を見つめ踠く世代への正直なメッセージ 2017年結成、東京を拠点に活動するバンドStrip Jointがデビューアルバム『Give Me Liberty』のリリースを発表。 ギターボーカルDaiki Kishiokaによるリリカルなソングライティングと、トランペット、キーボードを含むメンバー6人による多彩なサウンドを特色とするStrip Jointは、10作品以上のシングル・EPリリースを経て〈KiliKiliVilla〉より最初のフルレングスをリリースする。2017年にCeremonyとして結成され、メンバーの変動を経て、2019年にStrip Jointに改名。 現在は、Daiki Kishiokaに加え、Aya Tominaga(キーボード)、Momoka Amemiya(トランペット)、Hiroyuki Nishida(ドラム)、Rio Shimamoto(ギター・コーラス)、Kei Nakatsuka(ベース)の6人のメンバーで活動している。 インディーロック、ポストパンク、ギターポップからクラッシック・ロックまで70年代以降のロックのエッセンスを現代の感性で昇華させた1stアルバム。前身バンドであるCeremonyから5年、変化の早いシーンやトレンドに翻弄されることなく5年をかけて抽出された言葉と未来を生きる世代のリアリティーと知性とエモーションのバランス。狂った日常を見つめ踠く世代へのピュアなメッセージ。バンドの新しい写真は池野詩織が手掛けている。 Strip Joint – Give Me Liberty Label : KiliKiliVilla Release date : 21 September 2022 CD – KKV-136 – 3,000JPY Pre-order : https://store.kilikilivilla.com/v2/product/detail/KKV-136 Tracklist 1.Leisurely 2.Lust for Life 3.Hike 4.Yellow Wallpaper 5.Night Kings 6.Against the Flow 7.I Used To 8.Oxygen 9.Liquid 10.Consolation 11.Suddenly I Loved You
2019/11/06
11月22日リリース ブリュッセルとガリシアを拠点にするDJ/シンガーで、レーベル〈PRR! PRR!〉のメンバーでもあるClara!と、ブリュッセルのハードウェア愛好家で昨年リリースされた2ndアルバム『Gag Flag』が傑作だったMaoupa MazzocchettiによるプロジェクトClara! y Maoupaがデビューアルバム『Luna Nueva』を発表。 ミュータント・レゲトン・ダンスホールデュオによる待望のデビューアルバムは、昨年7月にリリースされたEP『Meneo』に続く作品で、8曲の新曲とインスト7曲の計15曲入り。今作もLow Jack主宰の〈Editions Gravats〉からのリリースとなる。先行で収録曲「Badman」が公開。 『Luna Nueva』は11月22日リリース。
2020/08/07
9月9日リリース イランをルーツに持つスウェーデンのアーティストがNadia Tehran(ナディア・テヘラン)が昨年、Yung LeanやBladeeらを擁する〈YEAR0001〉から発表したデビューアルバム『Dozakh:All Lovers Hell』の拡張版を9月9日にリリースする。 リミックスやデモバージョンなどを含め24曲入りとなる『Dozakh:All Lovers Hell (Expanded)』からCoucou Chloeを客演に迎えた「Jet」のMVが公開。MVはNadia Tehran自身とEcco2kことZak Arogundadeが手がけている。Nadia TehranはThe FADERの記事で今回のMVについて以下のように語っている。 「このビデオは、スカンジナビアのディアスポラの生活を反映した家族の肖像画です。それは”スカンジブラウン”であることの祝福であり、常に移動し、私たちの宇宙の中でその速度を維持しています。西洋から見れば、私たちは歌が語るような無知な移民かもしれませんが、失われた人生の記憶を生きているのです。音楽でさえも違法な国で自由を感じる方法として、イランで親戚たちとマシュハドの通りをクルージングしていたのを再現しました。しかし、西洋でさえ、その自由は存在しない。警察によるレイシャル・プロファイリング(人種的偏見に基づいた捜査や職務質問)無しにPOC(有色人種)の友達と一緒に車に乗ることはほぼ不可能なんです。」 Nadia Tehranは、スウェーデン南部スモーランド地方のヨンショーピングという小さなキリスト教の町で、イスラム教徒の家庭で無神論者として育った。彼女の両親はイラン革命後から移住し、父親はイラン・イラク戦争の前線にも従軍していたという。彼女の作品は、家族の歴史と戦争の永続的な影響を反映している。12歳の時に始めたパンクバンドに始まり、現在の作品にも、それは繋がり続けている。 また、彼女は多面的な存在である。シンガー、ソングライター、パフォーマー、ラッパー、ビデオディレクター、画家、アートディレクターなど、クリエイターとしての顔は数え切れない。そして音楽だけではなく、髪型やメイクなど身体のあらゆる部分も表現に使用する。ペルシャの伝統的なテキスタイルの再解釈も。彼女にとって、ドキュメンタリーとエディトリアルは同じものであり、すべてが本当の彼女自身である。 Nadia Tehran – “Dozakh:All Lovers Hell (Expanded)” Label : YEAR0001 Release date : September 9 2020 01. Dozakh 02. Down 03. Something New 04. Alcoholic Waves 05. Sail On 06. Come & Go 07. High 08. Jet (feat. Coucou Chloe) 09. Tell Nobody 10. AFA Poem 11. Nazi Killer 12. What About Me 13. Oops 14. Dreamers 15. In
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