ユートピアの可能性|Osheyackが2ndアルバム『Intimate Publics』を発表

アコースティック要素、ボーカロイドを取り入れた

 

 

Osheyackが2ndアルバム『Intimate Publics』のリリースを発表。今作は2012年以来彼が故郷とする上海へのオマージュ。この10年間、OsheyackはALLとその前身であるThe Shelterから生まれた重要なサウンドスケープの主要メンバーへと進化を遂げた。

 

アメリカの社会理論家Michael Warnerの著作を引用したタイトルが示唆する。このアルバムはクラブミュージックを介し、ユートピア的可能性を掘り起こし、未来の社会的関係を生み出すことを表明する。

 

彼の特徴であるハードなクラブミュージックのコラージュを引き継ぎながらも、アコースティック楽器を合成的に使用したトラックや、Vocaloidのサンプルでほぼ構成されたトラックも収録。『Intimate Publics』は、テクノが介在する環境におけるリアリズムと信頼性の本質、これまでのプロジェクトで探求されてきたテーマを反映しながらも、素直さと脆弱性に満ち、Osheyackのパーソナルな側面を明らかにする。

 

アルバムのアートワークは、中国の画家、邱暁飛(Qiu Xiaofei)が手がけている。彼の絵画は、夢のような記憶の状態を呼び起こし、心の奥底に隠された知覚の可能性を目覚めさせす。

 

 

 

Osheyack – Intimate Publics

Label : SVBKVLT

Format : Limited LP / Digital

Release date : 8 June 2022

Bandcamp : https://svbkvlt.bandcamp.com/album/intimate-publics

 

Tracklist

1. Edging

2. Thrall

3. Being Online

4. Still

5. Piecemeal

6. Pratfall

7. Usually Never

8. Reification

 

Words by Alvin Li

Artwork by Xiaofei Qiu

Design by Luke Griffiths

Mastered by Raphael Valensi

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