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蘇るジュリアナ東京|Dirty Kによるハイパーテクノ作品「Tokyo Renaissance」が発表

90年代レイブと東アジアの地域的変異

 

 

Dirty KとLJCによる新作「Tokyo Renaissance / Kazumi」は、東アジアのクラブで鳴らされるHi-NRGを経由し、ジャパニーズハイパーテクノをオーバードライブさせる。AVYSSのSoundCloudにてタイトル曲をプレミア公開。

 

Tokyo Renaissance / 東京ルネッサンスは、インターネットによってもたらされた均質化に対抗して、東アジアのクラブカルチャーをローカルで特殊な視点で捉え直すためにDirty Kが始めたプロジェクト。90年代のレイヴカルチャーと東アジアの地域的変異、日本のハイパーテクノシーンを探求し、過去を掘り下げ、未来を形作る。

 

90年代初頭、日本のバブル経済はピークに達し、最終的に崩壊していく中で、多くの人がクラブカルチャーに傾倒し、明るい光の中に身を置くようになった。ヨーロッパでユーロビートとイタリアンディスコが衰退した後、J-Raveは多くのプロデューサーに第二の風を吹き込んだ。やがて、日本はこれらの影響を受けながら、独自のクラブサウンドを作り上げていった。ハイパーテクノは、「ジュリアナ東京」という東京の象徴的なクラブで神話的な地位を確立した。その余波は、アニメ、コミック、ゲーム、ギャル、パラパラにまで広がっていく。そしてavex trax及び、avexが手掛けるシリーズ『SUPER EUROBEAT』は、この類のサウンドをメインストリームに押し上げ、浜崎あゆみなどのポップスターを生み出した。

 

中国・上海の代表的なレーベル〈Genome 6.66 Mbp〉からのリリースや、Tzusingのレーベル〈Sea Cucumber〉からのリリースされたリミックスアルバム『Next Life』への参加を経て、「Tokyo Renaissance」はDirty Kの青春時代に形成された記憶から、東アジア特有のサウンドへと落とし込んでいく。

 

「Tokyo Renaissance」は、J-Raveのパイオニアの一人であるJohn Robinsonのサンプルを基にアシッドシンセのラインが湧き出るサイレンコールである。同じく中国のプロデューサーであるLJCは、東京湾の海岸線をなぞる夕日のようなアルペジオと、空中に手を置いたようなピアノのコードで構成された、陶酔感溢れるトラック「Kazumi」を提供。また、日本のプロデューサーWRACKとT5UMUT5UMUによるリミックスも収録。アートワークはJACKSON kakiが手掛けている。

 

 

 

Dirty K & LJC – Tokyo Renaissance / Kazumi

Label : Eastern Margins

Designed by JACKSON kaki

Release Date : 11 February 2022

 

Tracklist

1. Dirty K – Tokyo Renaissance

2. LJC – Kazumi

3. Dirty K – Tokyo Renaissance (Wrack & Dirty K VIP Mix)

4. Dirty K – Tokyo Renaissance (T5UMUT5UMU Remix)

category:NEWS

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