2021/12/21
削除してしまった自分を許せる
スウェーデンを拠点に活動するシューゲイズ・ベッドルームポップ・ソロプロジェクトWeatherdayのSputnikが、別名義Five Pebblesとして新作EP『forgetmenot』をリリース。
1週間かけて真夜中にレコーディングしたという今回の作品は、数年前に失われた作品の精神的な復活であるとFive Pebblesは説明している。その当時と同じサウンドを意識して制作することで、削除してしまった自分を許せるとのこと。また、日常の何かかインスピレーションの源か、大量のサンクスリストがBandcampに記載されている。
Five Pebbles – forgetmenot
Release date : 20 December 2021
Bandcamp : https://fivepebbles.bandcamp.com/album/forgetmenot
Tracklist
1. down softly
2. cat’s tongue
3. kiss
4. we know the devil
5. förgätmigej
category:NEWS
tags:Five Pebbles
2023/05/17
エクストリームノイズラップ迷宮 エクストリームノイズとヒップホップの両極が渦巻くラビリンスへ。ベルリン在住のイタリア人プロデューサー、Shapednoiseの4年ぶりのアルバム『Absurd Matter』では、これまでの抽象的な作品の下地を作り、特異なサウンドデザインを融合し、再構築した。 このアルバムは予期せぬ形で聴覚を失い、不安を抱えた時期を超えて発表された。サウンドデザイナーにとっては悪夢のような出来事で、Shapednoiseは突然、音楽制作やDJ、イベントへの参加もできなくなった。その後回復した彼は、死というストレスと自分の身体の不安定な物質性に打ちのめされ、自分のアウトプットを再考することを余儀なくされた。デヴィッド・リンチの長年のコラボレーターであるDean Hurleyをフィーチャーした不穏なイントロから始まり、アルバムは内臓の痛みとパニックで切り取られた物語を語る。 このアルバムは、Shapednoiseの新しいレーベル〈WEIGHT LOOMING〉からの最初のリリースであり、ベースミュージック、テクスチャーノイズなど、複合的なレーベルプラットフォームとなる。レーベルロゴはGUCCIMAZE®がデザインを担当。アルバムトレイラーはGrimes、Skrillex、Arcaとの仕事で知られるSevi Iko Dømochevskyが制作。 アルバムには、ニューヨークのラップデュオArmand Hammer、フランスのDJ/プロデューサーBrodinski、Bruiser BrigadeのZelooperZ、フィリーの前衛詩人/活動家Moor Motherが各楽曲に参加している。「Family」 では、billy woods と ELUCIDが悲惨で終末的な風景を紡ぎ出す。人工生命を与えられ、濃い煙のように彼らの世界に巻きついく。Brodinskiと組んだShapednoiseは、デトロイトのラッパーZelooperZの遊び心に満ちた表現を中心に、四次元のようなリズムに特化して、サウンドシステムに向かってさらにエッジを効かせる。そしてネオグライムビートはMoor Motherの力と共鳴し、”あなたは私をキャンセルすることはできない “と断言する。 Shapednoise – Absurd Matter Label : WEIGHT LOOMING Release date : July 14 2023 Pre-order : https://weight-looming.lnk.to/AbsurdMatter Tracklist 1. Intro (feat. Dean Hurley) 2. Family (feat. Armand Hammer) 3. Know Yourself (feat. Brodinski & Zelooperz) 4. Swash 5. Savage Mindedness 6. Weighty! 7. Poetry (feat. Moor Mother) 8. Metal 9. Twisted Skills 10. Outro
2023/05/18
「U Like」がAVYSSでプレミア公開 Betty Hammerschlagのアルバム『Me & You』が〈Transatlantic〉からリリースされる。アルバムより収録曲「U Like」がAVYSSのSoundCloudにてプレミア公開。 『Me & You』は巻き戻されながら再構成されたポップスの断片で構成されており、それは催眠術をかけるために紡ぎ出され、引き伸ばされ、再形成される。アンビエントポップ的でゾーンアウトするのに美しい。失われた10代の夢や暖かい夏の日、メランコリア、憧れ、それらが心地よいアンビエントとポップの境界で揺れ動き、あなたを揺らし続ける。オープニングの「Boyfriend」は、純粋な恋心、蝶の群れ。「Focusedd」は、ハリー・スタイルズのアカペラと繊細なシンセで無重力状態に。不完全で暖かく、まるで再構築された記憶。ゴールデンピンクの靄がかかった「You Know Wassup」は、作品の中心的存在。これらの合成ポップスは脈打つ新しい生命。 Betty Hammerschlag – Me & You Label : Transatlantic Release date : June 2 2023 https://transatlanticrecords.bandcamp.com/album/me-you Tracklist 1 Boyfriend 2 Focuseddd 3 U Like 4 Siebling 5 Bodiesss 6 You Know Wassup 7 Shaker Road
2021/11/02
現代社会の中で日本はどこへ向かうのか? 「LOST JAPANESE MOOD」(失われた日本のムード)をテーマに、アンビエント・ミュージックやミュージック・コンクレートを融合させて、時とともに忘れ去られる日本の古い歴史の瞬間をノスタルジックな音の情景に再構築した3部作『怪談』『小町』『古風』で非常に高い評価を得てきた冥丁。前作『古風』をリリース後、冥丁は『古風』制作のために完成させたトラックがまだ47曲ほどあることに気づき、『古風』の世界観をさらに拡張しながら、より深く日本人のアイデンティティーについて思いを巡らせた本作『古風 II』を制作した。 アルバムは陽気な口笛から虫の音や和楽器などの賑やかなハーモニーで幕を開ける。続く「八百八町」(M-3)ではピッチシフトしたボーカル・サンプルやユニークなビートでかつての江戸の活気を表現し、メランコリックな雰囲気の「カヲル」(M-4)では、冥丁が亡き祖母に捧げたアルバム『小町』制作時のセッションを用いて彼女に送る最後のレクイエムを奏でている。アルバム後半の「茶寮」(M-10)では、一音一音が筆の運びのようなシンセ音の繰り返しの中に静けさを感じさせる。この曲は、冥丁が祖母の家で眺めていた水墨画からインスピレーションを得たもので、彼が以前訪れた茶室の印象と結び付けたという。「朽ち果てた土壁や色褪せた畳に感動を覚え、その小さな部屋に漂う宇宙的な時間の流れを音楽にしてみようと思った。」と冥丁は語る。また、非常にドラマチックな展開を見せる「黒澤 明」(M-11)では、日本の豊かな伝統と第2次世界大戦後の混乱を等しく描いた黒澤作品と深く共鳴している。 冥丁は長年に渡り、彼の思い描く日本らしさや日本人らしさを見つけ出そうとしてきたが、過去3枚のアルバムでその答えを求めた後、本作でさらに多くの疑問を投げかけている。過去を振り返ることで、より明確な現在を得ることができるのか?「LOST JAPANESE MOOD」をとらえた後、現代社会の中で日本はどこへ向かうのか?『古風Ⅱ』は、さまざまなムードと質感のある音の断片の中で、我々に過去との関係を見直すことを提案している。 冥丁 – 古風 Ⅱ Label : KITCHEN. LABEL CD / Release date : 10 December 2021 LP / Release date : 1 January 2022 日本盤 : http://www.inpartmaint.com/site/33438/ Tracklist 1. め組 2. 東海道 3. 八百八町 4. カヲル 5. 落武者 6. 吉原 7. 修羅雪姫 8. 忍 9. ありんす 10. 茶寮 11. 黒澤 明 12. 爺
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