2021/09/04
ロボットモデルとしてのペルソナを剥がす
ロシアのサンクトペテルブルク出身でイスラエルを拠点にする元モデルでシンガーソングライターのMaria DomarkがデビューEP『Flawless』をリリース。カニエウェストの「Amazing」のカバーを含む全5曲収録。アートワークはGrimes、Charli XCX、Arcaのヴィジュアルを手掛けたこともあるRazoradeとSevi Iko Dømochevskyが担当している。
ロボットモデルとしてのペルソナを剥がすことをテーマにした今作についてMaria Domarkは、「このEPは自分自身と真につながり、自分の本当の情熱に従うという旅の始まりを表しています。以前のモデルとしての生活に満足できず、私は自分を見失い、暗い気持ちになっていました。」と語っている。
「People Of The Future Corp.」略してPOF。POFはサイボーグ技術製造の世界的リーダーになることを目指している。彼女は、寒い嵐の夜に2人の貧しい農民の間に生まれた。父親が家を出ていき、母親は一人で面倒を見られなかったので、POFが彼女を拾い、ショー・サイボーグに改造した。本社工場で、数々のテストや実験を行った。POF本社の人々は誰も笑わない。厳しい規則の中で、彼女は苦しみ続けた。未来人に育てられ、不本意ながら彼らの欲望に従った。会社のために利益を上げれば上げるほど、孤独になっていく。彼女は毎日、遠い星や銀河を探索する夢を見て、自分のファンタジーに入り込んでいった。歌って、踊って。
Maria Domark – Flawless
Label : P.O.F. CORP.
Release date : 3 September 2021
Stream : https://www.mariadomark.co/FlawlessEP
Tracklist
1. Not Alright
2. Rumors
3. Mieway
4. Haunted
5. Amazing
category:NEWS
tags:Maria Domark
2020/10/12
ヴァイナルも予約開始 Dorian Electraとのコラボレーションや、Charli XCXやKim PetrasやPussy Riotとの共演と共振、ウォシャウスキー姉妹による『マトリックス』3部作の影響を公言するMood Killerは、自らをジェンダーレスのサイボーグピエロであると言っている。 Mood Killerにとって、2019年のEP『Liquify』に続く2nd EPとなる『Solidify』がリリース。10曲入りの今作はグリッチトラップ、ポップパンクの要素も含み、前作よりもヘヴィーな楽曲が増え、音楽的も大きく幅が広がった印象を受ける。説明不要のPussy Riot、台湾生まれスペイン拠点のマルチメディアアーティストPUTOCHINOMARICÓN、Dorian Electraのヴィジュアルを制作するWeston Allenに加え、Fantasyluv、Fraxiom、SID、Enjoyが客演で参加し、プロデュースには909 Worldwide主催の99jakes、Distant Cowboy、KITTENのTony Aloneも参加。アートワークはMood Killer自身、写真はCharlotte Rutherfordが担当。さらに前作『Liquify』をA面に、今作『Solidify』をB面に収録した特別仕様のレコードもカラーヴァイナルの250枚限定で予約開始。 Mood Killer – “Solidify” Release date : October 9 2020 Stream / Download : http://hyperurl.co/solidify Vinyl : https://thehyv.shop/collections/mood-killer/products/liquify-solidify-vinyl-transparent-electric-blue Tracklist 01 Go Harder 02 Solidify 03 Alien feat. Fraxiom 04 Head on a Spoke feat. SID, Enjoy 05 Skullfucker feat. Weston Allen 06 Geren Lhigt by Lrdoe 07 Strap On feat. Pussy
2022/04/08
実際の生活の中に美を見出したい Orchidは、神聖で畏怖に近い芸術形式への愛を持つ。そして作品にはイラン文化の美や詩、自然との深い繋がりが色濃く反映される。 「そんなことができるなんて、考えたこともなかった。ただの人間がミュージシャンになれるとは思っていなかった。私はポップミュージックを宗教のように愛しています。」 「私は最も抽象的なものから最もポップなものまで、音楽の中に身体的な経験を存在させたいと思っています。リアルな実際の生活の中に美を見出したい。」 彼女のデビューEP「Like Thunder」は、身体性の感覚を軸に、バウンシーなものからエモーショナルでアバンギャルドな楽曲までを収録。Orchidがロンドンの暑い日に書いた詩を基にした「Juice! (Intro)」、鞭打ちのようなオープニング曲だ。ブリトニーの「Oops!…I Did It Again」の精神を受け継いだ「Doe Eyes」。構造的変化を伴わない多様性と表現への空虚な偶像崇拝に対する彼女の複雑な感情を描いた「Body Money」。「Worship Me」は自己受容との闘いを記録する。 「世界は私たちに、積極的に自分自身を愛するよう求めるが、私たちが実際にそうするとショックを受けるし、不快になる。」 「Like Thunder」は、Donny Johnsonが監督したワンテイクビジュアルも公開された。プロダクション、歌詞、美学には彼女の個人的な旅を締めくくる内容が反映されている。 「この数年で、文字通りの意味でも比喩的な意味でも、自分の声を見つけたような気がする。自分がなるべき人になること、そして自分自身にもっと正直になることにとても興奮しています。」 Orchid – Like Thunder Release date : 8 April 2022 Stream : https://orcd.co/orchid_likethunder Tracklist 1. Juice! (Intro) 2. Doe Eyes 3. Later 4. Body Money 5. Worship Me 6. Like Thunder
2022/06/24
最終的には自分を見失う トロント出身の20歳のシンガーソングライターrenforshortが、glaiveが参加したEP『Off Saint Dominique』に続く、デビューアルバム『dear amelia』を7月8日にリリースする。オープニングトラック「i miss myself」をリリックビデオと共にリリース。 「 “i miss myself” は、全ての他人になる必要があると感じて、最終的には自分が誰なのかわからなくなることについての曲です。この曲は、会話をしていて、冷静でいようとして、我慢できなくなって、全てが爆発してしまうような感じを出したかった。」 – renforshort renforshort – dear amelia Label : Interscope Records Release date : 8 July 2022 Stream : https://renforshort.lnk.to/dearamelia Tracklist 1. i miss myself 2. made for you 3. moshpit 4. hate the way you love me 5. we’ll make this ok (feat. Travis Barker) 6. I thot you were cool 7. don’t come back 8. let you down
6/17 新宿BLACKBOX³ more
6/3 札幌TWLV more
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