2021/09/02
10月16日 – 11月7日
WISH LESS galleryにて、画家・牧田純の個展「KIDS SEE DREAMS AND FORGET」が開催。
動物達の無邪気さと親しみを覚える裏側に感じる寂しさやノスタルジー。それは牧田純の幼少期の体験や自然との触れ合いが制作の原点となっているからかもしれない。主人公たちの儚くも強い意思を宿した大きな目はピュアな精神を映し出す。
作家の言葉
「私はグラフティに憧れたはずがストリートに縁がなく、家でキャンバスに向かいペタペタと絵の具を塗る毎日を過ごしてます。雲や草木と眠り、花や鳥や動物の会話に耳をすまし、世界のエネルギーを全身で受け止め、キャンバスに叩きつける。そうして制作して行くうちに作品には、幼い頃どこかで出会った様な動物達が現れはじめました。それは大事にしていたぬいぐるみかも知れないし、絵本かも知れない。拾った石かもしれないし、切られた木かも知れない。大人になる為に捨てられ、影に隠れている者たちに光をあて前へ進む。その先に美術の裏街道ぐらいはあるんじゃないかと信じています。」
展示会名 | 牧田純 個展「KIDS SEE DREAMS AND FORGET」
会 期 | 2021 年10 月16 日(土)~ 11 月7 日(日)
開廊時間 | 木金 15:00~20:00・土日 12:00~19:00 ※最終日18 時終了
休 廊 日 | 月~水曜日
会 場 | WISH LESS gallery (東京都北区田端5-12-10)
※ オープニングレセプションは行いません。
※ 緊急事態宣言などに応じ、日程や営業時間が変更になる場合もございます。
category:NEWS
tags:牧田純
2021/08/26
絵を描く純粋な喜び ペインター・林香苗武の個展がWISH LESS galleryにて開催される。 林香苗武は疾走感あふれる描写で目に見えない「速度」を常に追求してきた。本展では、制作の厳しさから解放してくれた「遊び」を見つめ直し、絵を描く純粋な喜びを独特の直線や曲線を用いて存分に表現していきます。 作家の言葉 「キャンバスに絵を描くことは、長い間多くの苦痛を伴うものだった。ここ2年ほどの間にそれが急に楽しいと感じられるようになったのは、今まで避けていたイラストや漫画を積極的に描いたり、デジタルツールによるドローイングで遊んでいたからかも知れない。世の中はこんな状況で、とにかく時間があったし、美術に対する考えも変わっていったように思う。展示と言うよりも何かの遊びを見るような、新しい景色が生まれることを願っている。」 展示会名 | 林香苗武 個展「ストロー」 会 期 | 2021 年9 月18 日(土)~ 10 月10 日(日) 開廊時間 | 木金 15:00~20:00・土日 12:00~19:00 ※最終日18 時終了 休 廊 日 | 月~水曜日 会 場 | WISH LESS gallery (東京都北区田端5-12-10) ※ オープニングレセプションは行いません。 ※ 緊急事態宣言などに応じ、日程や営業時間が変更になる場合もございます。
2022/04/05
Prius Missileが音楽を担当 ギャラリー「The 5th Floor」にてグラフィックデザイナーの八木幣二郎による個展『誤植』が開催。「誤植」とは、印刷物における文字や数字、記号などの誤りのこと。この展覧会は、「誤植」をテーマとした陶芸や音楽、印刷物、映像を、ひとつのサイエンスフィクションを可能にする「デザイン」として展示するものである。 これまで八木は、ファッションや現代美術、音楽、映画の広報物やカタログ、ウェブサイトなどのデザインで高い評価を受けてきた。それは情報を美的に整理するだけでなく、「人類にとって文字とは何か?」「印刷とは何か?」という深淵な問いに支えられた仕事である点で、他のデザイナーと一線を画すもの。 「日本語で『文字』と呼ばれる対象は、英訳するなら『creature』だ」と述べる八木は、ZBrushをはじめとした3DCGのモデリングソフトやレンダリングソフトのなかで演算された筆触を用いて、文字がクリーチャーであった記憶を再生する。それは本展キュレーターである布施が企画した『沈黙のカテゴリー』のポスター、個人作品である『creature typeface』などに顕著だ。クリーチャーであると同時に、文体を操作する、文字の記憶の操作。それこそが八木にとってのデザインの両義性であり、本展はこの両義性をデザイナーとしてあらためて結晶化するものである。 またこの展覧会は、様々なクリエイターとの協働という点でも注目に値する。次世代のミュージシャンとして注目を集めるPrius Missileは、本展のために八木が作り出した「文字」(creature)の読み解きによって、新たな音楽作品を制作。また八木は陶芸家の神保淳と共に粘土を練り、焼くことで、私たちの身体の耐用年数を遥かに上回るデザインの支持体を作り出し、そこにクリーチャーとしての文字が定着したという。 こうして「文字」(creature)が、いくつもの仕方で読み取られ、定着され、展覧会というひとつの環境を構築するプロセスを「デザイン」として提示することが本展のねらいだ。八木の作り出す文字は、サイエンスフィクションにおけるガジェット以上のリアリティで、私たちの認識へと侵蝕し、ありえるかもしれない文字文化へと私たちをアクセスさせてくれるだろう。 – 開催概要 会期:2022年4月1日–14日 時間:12:00–20:00 会場:The 5th Floor 入場料:500円 – キュレーション:布施琳太郎 音像:Prius Missile 陶芸:神保惇 配線:竹久直樹 主催:HB.nezu、アセファル
2022/05/23
7月9日 – 7月24日 抜水摩耶による個展「主人公」がWISH LESS galleryにて7月9日から開催。 漫画的な大きな瞳を持つキャラクターが特徴的な作風で知られる抜水が、この世に無数に存在する「主人公」である人々に着目し、ポップさとダークさが入り混じるカオティックな世界観を重層的に描く。 アーティスト・ステイトメント 10年前、私は京都の山奥から東京へと移り住んだ。 生まれ育った環境とは180度違った人の多さに日々驚愕し続けたが、 時間の経過と共に段々と慣れ、ひしめき合う人たちを傍観しながらも 絵を描き、また人生を歩んできた。 尋常ではない数の人間にも、それぞれの親がいてそれぞれの人生があり、 主観や正義を持ち、また喜びや葛藤を抱えながら生きているのだという事実は 当たり前のようだが、とても不思議でならなかった。 人は脆く傷つきやすい。 どのような人生を歩んでいるのかは、その人にしかわからない。 無数に存在する主人公。 当然のように全ての人が、主人公としてぞれぞれの物語の中を尊く生きている。 物語の途中で、新たな出会いや悲しい別れを繰り返してゆく。 私は、そんな他人が目にすることのできない、 刹那的な人生の一場面や感情を一枚の絵に封じ込めたいと思った。 展示会名 | 抜水摩耶 個展「主人公」 会 期 | 2022 年7 月9 日(土) ~ 24 日(日) 開廊時間 | 木曜~日曜 12:00~18:00 休 廊 日 | 月曜~水曜 会 場 | WISH LESS gallery (東京都北区田端5-12-10) ※ 緊急事態宣言などに応じ、日程や営業時間が変更になる場合もございます。
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