2021/07/31
暗黒時代を乗り越えて、強く賢くなる
リバプール拠点に活動するシンガーソングライターZuzuが、デビューアルバム『Queensway Tunnel』のリリースを発表し、合わせてニューシングル「My Old Life」をMVと共に公開。
変化、中毒、SF、逃避、人格、コミュニティ、メンタルヘルスの保護をテーマに扱うアルバムから先行シングルとなる今作についてZuzuは次のように語っている。「この1年半は、私の人生の中で大きな変化をもたらしまし、境界線を引く方法を学ばなければなりませんでした。それは人との距離の取り方や、人が私から離れるのを許すということ。この曲は当時、この世の終わりのように感じられた状況から抜け出すために、自分の価値を見出すために、深く掘り下げなければならなかった時期のことを歌っています。そのような暗黒時代を乗り越えて、より強く、より賢くなること。今回を書いたことで、抱えていた有害なエネルギーを手放すことができました。」
Zuzu – My Old Life
Label : Planet Z Records
Release date : 30 July 2021
Stream : https://slinky.to/myoldlife
category:NEWS
tags:Zuzu
2021/07/02
16曲入りのボーナストラックも 〈PC Music〉がサインした初のバンドPlanet 1999のメンバーで、フランス出身シンガーのcaro♡が、セルフプロデュースのデビューアルバム『Heartbeats/Heartbreaks』を発表し、新曲「over u」をMVと共に公開。映像はAidan Zamiriが手掛けている。 今作についてcaro♡は、「 “over u”はアルバムの中で一番古い曲で、私に勇気と残りの曲を作りたいという気持ちを与えてくれました。こんなに生々しく響くような曲を作ったことなくて、少し戸惑ったけど、この強さを見つけることができて、自分に合っていると思いました。この曲の持つ意味は、夢と現実の間の距離、人生において100%幸せではないときに、ときにどれほど悲しい気持ちにさせられるかということ。その夢の中で感じた気持ちを乗り越えられず、それを渇望してしまう。心の鎖を外すことができれば、いつかまた本当の意味でそれを感じることができるかもしれないと知っているから。」と語っている。 アルバムは、限定のレコード版も予約を開始し、さらにデジタルアルバムを予約すると、16曲入りのボーナストラックとアートワークファイルを収録した『the lost logic files vol.1』にアクセス可能となる。 caro♡ – Heartbeats/Heartbreaks Label : PC Music Release date : 3 September 2021 Stream & save ‘over u’ : https://newso.ng/over-u Pre-order : https://caroheartemoji.bandcamp.com/album/heartbeats-heartbreaks Tracklist 1. le grand bleu 2. hide me here 3. moonrise 4. over U 5. heart in 2 6. wild at heart 7. drop in the ocean 8. sad song 33 9. 4U 10. 7 waves 11.
2021/04/24
自然現象の美しさやエネルギー アムステルダムを拠点にするプロデューサーJoris BenjaminsによるプロジェクトBby Ecoがデビューアルバム『Grow!』をリリース。 今作は自然界と人間の繋がりをテーマにしており、自然の中で育ったBby Ecoのバックボーンが作品に大きな影響を与えている。これまでより自分に対して正直に、素直になることで表現が変化した結果、デジタルと自然界の境界を曖昧にし、自然現象の美しさやエネルギーを楽曲に落とし込んだ。 それらをポップに昇華したボーカルトラック主体の作品は、〈SYMBYOSYS〉や〈Slagwerk〉などでエクスペリメンタルなクラブミュージックの領域を探究してきたBby Ecoの特徴を捉えながもユニークな物語を形成している。また、今作のマスタリングはKai Whistonと共同で手掛けている。 Bby Eco – Grow! Release date : 23 April 2021 Download / Stream : http://bit.ly/bby-eco-grow Tracklist 1. *incoming* 2. Only In Dreams 3. Water Song 4. Elixer 5. Mineral Love 6. Oxy 7. *seeding* 8. Grow! 9. Care For You 10. Nights On Earth 11. Endless: The Transformation Of A Kind Spirit 12. Forever Till The End Of Time Written and produced by Bby Eco Mastered by
2023/04/17
想像上の日常 バロック的レマナンスと家庭的シュルレアリスムの間にある多声的なミザンセーヌを作り出し、汚染、イディオパシー、SFのテーマを扱う。パリを拠点に活動するErwan Seneがデビューアルバムであり書籍であり、そして展覧会である『JUnQ』をリリース。 JUnQ(Journal of Unsolved Questions)は、音楽のスケッチと彫刻の採点を並行する。展覧会、書籍、アルバムリリースを兼ねた『JUnQ』は、人工的なポップスターのアルゴリズム的ニーズと、アーティスト自身のパフォーマンスを結びつける共同言語を提案する。現実と人工世界の境界は、対立と昇華の連続的な連鎖の中で曖昧になり、アナログの進化とデジタルの実験の間のロマンが生まれる。 〈PAN〉からリリースされたこの没入型プロジェクトは、Erwan Seneのデビューアルバムであり、彼のアプローチの多面性を象徴している。幻想獣の合唱のように構成されたこのアルバムは、霧に包まれた森の中をアトモスフェリックに彷徨う。音は決してデフォルトの機能として使われるのではなく、彫刻され、歪められ、増幅され、それ自身のハイブリッドとなる。妖しいバンシー(スコットランドに伝わる妖精)、オークのうなり声、木々の間を漂うセイレーンの歌など、しなやかなバイオリン、かすれたチェンバロ、そしてデジタル楽器で再現され、鮮やかな「ジャングル」となる。 The JUnQ book 『JUnQ』の各ページは、Erwan Seneのクローネンバーグのような突然変異のネオン構造に飛び込む。「想像上の日常」のミクロな進化に呼応する。コロナパンデミックのメカニズムを応用し、Erwan Seneは感染によってもたらされる閉塞感を呼び起こそうとし、自身の彫刻作品をミクロに抽象化することで封じ込める。ビオトープを敵ではなく味方として捉え、断片的な作品に親近感とプライオリティを持たせる。『JUnQ』は、Marie Mam-Sai BellierとMarine Stephanとのコラボレーションによる活字を採用した。考古学や失われた文明が辿ったグリフを連想させるこの活字は、『JUnQ』の多面的な世界を読み解くための経典となる。 Erwan Sene – JUnQ Label : PAN Release date : April 14 2023 Buy / Stream : https://pan.lnk.to/JUnQ Tracklist 01. Zones 02. Lowghost 03. Strangefruit 04. Echo When Talking 05. Smoke 06. Tilt 07. Mirama 08. Siren 09. Block That Kill 10. Black Out Bear
人工的な音像と、動植物的世界を結びつけるピュアな視点
2/23 渋谷STUDIO FREEDOM
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photo by Elsa Kostic more