2021/07/12
意識的であり、無意識の抗議
ガンビアで育ったロンドン拠点のアーティストHasaniがデビューEP『BOOMBYEBYE』を先月末にリリースしている。レゲエ、ダンスホール、R&B、インダストリアル、アンビエントなどを通して、有色人種でクィアの人々の愛と人生を紡ぐ。
今作はレゲエアーティストBuju Bantonのヒット曲で、長らくホモフォビア的な歌詞が問題視され、カタログ/ストリーミングサービスから抹消された楽曲「Boom Bye Bye」にあえてフォーカスしているという。パーソナルな恋愛、恐怖、恥、欲望、喪失、ロンドンのナイトライフへの頌歌など表現し、ギターにTYDK、プロダクションにSega Bodegaが参加した全5曲。
「(Buju Banton)の曲は暴力とホモフォビアに大きく根ざしていますが、今でも私のお気に入りの曲であることに変わりはありません。カリブのクィアな人々の多くは、若い世代も年上の世代もホモフォビア的なダンスホールやレゲエの曲を実際に楽しんでいます。これは、意識的でありながら無意識の抗議みたいなもので、私たちを傷つけるために使われていた言葉やリディムを、傷つけなくなるまで再生するのです。」
Hasani – BOOMBYEBYE
Release date : 30 June 2021
Stream : https://li.sten.to/WG1Cs7Z
Tracklist
1. MANTRA
2. Waiting/InVain
3. BoomByeBye
4. devil in da dance
5. Blue Companion
category:NEWS
tags:Hasani
2023/09/29
10/7 SPACE 新宿二丁目や渋谷など様々な場所で活動するMUNÉOが運営するSYNC CollectiveのパーティHAVEN (ヘイヴン) が新宿SPACEにてパーティを開催。 韓国出身でVISLA.FMのレジデントのINTOXXYやクィアパーティに出演するMASALA主催のMELEETIME、BUTOHのオーガナイザーのXINOVI、MOTORPOOLのオーガナイザーのMAYUDEPTH、オーストラリアからFUKHEDが出演。LAZERには独創的な空間を提供するCNDに、CAMERAには柔らかい写真を撮るBASIを迎える。 クィアレイヴをテーマに、刺激的な音と共に誰でも自由でありのままで過ごすことのできる空間を提供する。 20231007 (SAT) SYNC COLLECTIVE Presents: “HAVEN Ⅱ” at SPACE TOKYO DOOR: ¥2500 + 1D DJ: INTOXXY MUNÉO XINOVI FUKHED MELEETIME MAYUDEPTH LAZER: CND CAMERA: BASI FLYER BY SUDDEN STAR レイシズムやセクシズム、ホモフォビアやトランスフォビアなどその他あらゆる暴力行為・差別発言は禁止です。
2023/08/21
9/2 SPACE deadfish eyes, kotono in midnight, HBK+によるクィアネスに寄り添うインドア・レイヴ〈Ximaira〉(キマイラ)が、9月2日にSPACE TOKYOで開催。なお、細かな更新情報などは公式Instagram: @ximaira_tokyo で発信される予定。 DJにはMUNÉO、YNZ VALENTINE、pnnikin、Riku、HBK+、deadfish eyesがラインナップされ、VJとしてAngry Young Teddy Bear、青椒肉絲が出演。さらには、渋谷PARCOで昨年行われた個展も好評を博したマルチアーティスト・Fuyuki Kanaiによるポップアップストア〈Strange Power〉の出店も決定。 主催者3名がそれぞれ全員”クィア・ギャルズ”として生きていくなかで、大小問わずさまざまな事柄と直面するたびに感じる怒りや悲哀。それらを1日限りでも慈愛とともに払拭すべく、当日は通常喫煙可のベニューであるSPACEを完全分煙にし、椅子の増設も実施。 クィアは当然のことながら、クラブカルチャーにおけるあらゆるマイノリティが自分らしく過ごせる環境が提供される予定。近年画一化されつつある”レイヴ像”を再考するためのヒントが詰まった一日となる。 ★Comment by Ximaira (deadfish eyes, kotono in midnight, HBK+) 来る9月2日の夜に、ひとりひとりの精神を解放し、怒りや悲しみを発散・昇華する新たなパーティ「Ximaira」が誕生します。 Ximaira(キマイラ):Chimera(キメラ)と同義。様々な動物の要素が組み合わさった空想上の怪物。存在しないもの、理解し難いもの、悪の象徴とも言われる。 生存そのものが抵抗になるようなこの社会で、私たちが集い、踊ることで新たな道をつくれると信じています。たとえ私たちが怪物だと見なされようとも、引き受けましょう。何者にでもなれるということなのですから。何だってやってのけてみせましょう。 踊り方は自由です。さぁ、パレードへようこそ。 – 9/2 (Sat.) Ximaira at SPACE TOKYO OPEN/START 18:00 / CLOSE 23:00 Door: ¥2,000 / U23: ¥1,500 (+1D) -DJ- MUNÉO YNZ VALENTINE pnnikin Riku HBK+ deadfish eyes -VJ- Angry Young Teddy Bear 青椒肉絲 -SHOP- Strange Power by Fuyuki Kanai Flyer design: kotono in midnight *当日は分煙対応となります。(喫煙所有) No smoking at the floor
2022/11/10
ステージ上で家族にカミングアウトした Le Tigre、Bikini Kill、Spice Girlsからインスピレーションを受けてきたブライトンのクィアコミュニティ発のパンクバンド。Lambrini Girlsがヘルタースケルターパンク・ニューシングル「Help Me I’m Gay」をリリース。 「この曲は、クィアの人々の矮小化/平凡化について歌っているんだ。そして、もし自分が箱の中に入ってしまったとしても、そこから抜け出すことができると知っておいてほしい。」 Lambrini Girls – Help Me I’m Gay Label : Big Scary Monsters Release date : 9 November 2022 Stream : https://orcd.co/helpmeimgay
受け手の自由に寄り添う作品
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SoundCloud発、中国ラップスター more
東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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