2021/06/24
Hyperdubからリリースされる最新作より
名古屋在住のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、食品まつり a.k.a foodman。これまでにPitchfork、FACT Magazine, Tiny Mix Tapesなどの海外メディアで年間ベストに選出され、Unsound、Boiler Room、Low End Theoryといったシーンの重要パーティーへの出演も果たしワールドワイドな活動を広げる食品まつり a.k.a foodmanが、レフトフィールド・ミュージックにおける最重要レーベルの一つ〈Hyperdub〉からリリースする最新アルバム『Yasuragi Land』より、新曲「Michi No Eki」をMVと共に公開。楽曲にはBo Ningenでの活躍でも知られるTaigen Kawabeが参加しており、MVの監督はHideki AmemiyaとYukitaka Amemiyaが務めた。
ああいう所に行ったら、その場の雰囲気を楽しむことができます。自分が作りたいと思ったのは、ギターとパーカッションのサウンドを、先が見えないながらも今感じられる穏やかな社会の感覚と組み合わせた真摯なアルバム。『Yasuragi Land』はそんな‘平穏’な場所なんです。
– 食品まつり a.k.a foodman
今回のアルバムは〈Hyperdub〉としては珍しくベースが使用されておらず、それによって『Yasuragi Land』は爽やかで洗練された印象を与える。このハイパー・リズミック・ミュージックとも形容できる作品は、2、3のシンプルなツールを用いて制作され、リスナーに脳内でのダンス体験をもたらす。「Yasuragi」や「Parking Area」は、まるで丁寧に分解されたアコースティック・ジャズのようで、「Ari Ari」はマンガに登場するしゃっくりが飛び散ったようなディープハウスだ。「Hoshikuzu Tenboudai」と「Shiboritate」はライヒのようなミニマル・ミュージックのトランス的な要素がアップデートされポリリズム化した楽曲とも表現できる。「Food Court」には機械的なリズムと素朴なメロディが入り組み、「Galley Café」ではキュートな木笛のメロディとマイクロエディットされた木製ドラムが対になっている。Taigen Kawabe、cotto center参加のヴォーカル・トラック2曲のうち、「Michi No Eki」では、Magmaの楽曲のような複雑なロックをカジュアルでデジタルに描き、「Sanbashi」は80年代のR&Bを彷彿とさせる。アルバムを締めくくる「Minsyuku」には、ダフトパンクのトラックから拝借したようなギターが聞こえ、隙間なくもつれ合ったドラムに織り込まれている。
鬼才ぶりが発揮された待望の最新作『Yasuragi Land』は〈Hyperdub〉より7月9日にリリース!国内盤CDにはボーナストラック「Super Real Sentou」が収録され解説が付属する他、輸入盤CD、デジタルと各種フォーマットで発売される。また、輸入盤LPは8月中旬に発売される予定となっている。
食品まつり a.k.a foodman – Yasuragi Land
Label : Hyperdub / BEAT RECORDS
Release date : 9 July 2021
*輸入盤LPは8月中旬発売
Order : https://smarturl.it/foodman
国内盤特典:ボーナストラック追加収録 / 解説書封入
CD予約 : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11814
LP予約 : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11815
Tracklist
01. Omiyage
02. Yasuragi
03. Michi No Eki ft Taigen Kawabe
04. Ari Ari
05. Shiboritate
06. Hoshikuzu Tenboudai
07. Shikaku No Sekai
08. Food Court
09. Gallery Cafe
10. Numachi
11. Parking Area
12. Iriguchi
13. Aji Fly
14. Sanbashi ft Cotto Center
15. Minsyuku
16. Super Real Sentou (Bonus Track) [国内盤CDにのみ収録]
category:NEWS
tags:食品まつり a.k.a foodman
2021/08/24
「架空の道の駅」 名古屋在住のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、食品まつり a.k.a foodman。レフトフィールド・ミュージックにおける最重要レーベルイギリス〈Hyperdub〉より最新作『Yasuragi Land』を発売し、Pitchforkをはじめ、様々なメディアからの確固たる評価を獲得した食品まつりが個展『やすらぎランドの世界展』を来月より開催。 本展では、食品まつりが道の駅から影響を受けて制作した新作イラストレーションと『Yasuragi Land』の制作背景にあった身近なオブジェクトを用いた創作物をもとに、会場にインスタレーションを構成し、「架空の道の駅」が展示される。また、食品まつりのオブジェクト制作の作品集や、加西市にある煎餅会社とのコラボレーション商品の販売も予定している。期間中は、繋がりのあるアーティストを招き音楽ライブイベントを開催するほか、過去作品までを展示することで、食品まつりの作品の背景にある世界観を広く検証することができる。 やすらぎランドの世界展 ■会場 : 兵庫県加西市北条町北条 142-9 3F ■日程 : 2021 年 9 月 18 日(土)~12 月 26 日(日)OPEN(土・日・月) 予約制(火・金) 定休日(水・木) ■時間 : 11:00~17:00 ■内容 : ステージイベント、展示即売等(LP,CD,写真集) ■入場:無料 ■主催 : Void ■問い合わせ先 : voidkasai@gmail.com
2018/11/02
Palto Flatsから新作EP『Moriyama』のリリースを発表。先行で『Mizuburo』が公開。 今年9月にリリースしたアルバム『ARU OTOKO NO DENSETSU』がPitchforkやThe Guardian、WIREなど多数の海外メディア絶賛され、今年に入って3度目となるアメリカ公演も決定するなど、日本のエクスペリメンタル/エレクトロニックシーンで今一番忙しい男、食品まつり a.k.a foodmanのニューEP『Moriyama』はPalto Flatsからとなる。 先行で収録曲『Mizuburo』が公開中。タイトルの通りに、彼の愛する水風呂をイメージしたトラックとのこと。サウナと水風呂を繰り返し入ることで、訪れるディープリラックス状態を表現している。そのサウナと水風呂についても熱く語ったインタビューはこちら。 11/20にレコードとデジタルでリリースされる。プレオーダーはこちらから。 また12/22には京都のプロデューサーTOYOMUとのコラボイベント『食品まつりとTOYOMUの爆裂大忘年祭』も開催される。 出演者:食品まつりa.k.a foodman / TOYOMU and more! 日程:2018年12月22日(土) 会場:KATA / Time Out Cafe&Diner (両会場共に恵比寿リキッドルーム2F) 時間:OPEN/START 18:00 料金:前売¥2,500 (ドリンク代別)/ 当日¥3,000(ドリンク代別) 問合わせ:Traffic Inc./ Tel: 050-5510-3003 / https://bit.ly/2J4fTSi / web@trafficjpn.com 主催・企画制作:Hostess Entertainment / Traffic Inc. <TICKET INFO> チケットの販売も開始 購入はこちらから https://daibonensai.stores.jp/
2018/08/28
新作のリリースに合わせてspazio ritaにて初の個展が開催決定。 食品まつり a.k.a Foodmanが、ニューアルバム『ARU OTOKO NO DENSETSU』に合わせて初個展を名古屋のspazio ritaにて開催することが決定した。 今回の個展は、食品まつりがニューアルバムのために書いたアートブックの原画と、アルバムを作るきっかけになった絵などを数点展示する予定だ。また初日の9/24にはオープンニングパーティーとしてイベントも開催される。 詳細はこちら。(まだ未定) 食品まつり本人から個展についてコメントをいただいた。 「今回のアルバムのアートワークと、イメージになった絵を展示します。人生初となる個展なので緊張していますが是非観にきていただきたいです」 ニューアルバム『ARU OTOKO NO DENSETSU』はSun Araw主宰のレーベルSun Arkから9/21にリリースされる。収録曲からmachinaをfeatした『Clock』のMVが現在公開されている。
受け手の自由に寄り添う作品
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