サハラに舞い降りたトゥアレグ族のギターヒーローMdou Moctarが最新作発表

砂漠のジミヘンかプリンスか

 

 

〈Matador Records〉との契約も大きな話題を呼んだトゥアレグ族・ニジェール共和国のサイケヒーローにして、今世界で最も注目を集めるギターヒーローのひとり、Mdou Moctar(エムドゥ・モクター)がニューアルバム『Afrique Victime』を5月21日に世界同時爆音リリース。アルバム・オープナー「Chismiten」に続いて、新曲「Tala annam」を公開した。

 

アルバム『Afrique Victime』は、ギターの火炎放射術、フルブラストノイズ、フィールドレコーディングと愛、宗教、女性の権利、不平等、西アフリカの植民地支配下での搾取を詩的に表現して、瞑想を融合させることで、現代のサハラ音楽とロック・ミュージックを再構築している。

 

 

「Tala Tannam」は「あなたの涙」という意味で、私が書いたラヴ・ソングの中で最も好きな曲のひとつだ

–Mdou Moctar

 

公開された楽曲はシグネチャー・サウンドである強烈な爆風を撒き散らすロック・サウンドに対して、もう一つの彼らの魅力である陽性なサイケデリアが滲み出るシンプルでメロウなアンプラグド・ナンバー。ビデオはプロデュースとベースを担当するメンバーのマイキー・コルタンがアルバムの準備をするためにニジェール共和国に住むバンドメイトのもとを訪れた際に撮影され、現地のコミュニティの絆が描かれている。

 

Mdou Moctarはプリンスの「パープル・レイン」を再考した初のトゥアレグ語映画『Akounak Tedalat Taha Tazoughai』で主演を務めたことで世界から注目を集めたギタリスト、ソングライターのMdou Moctarを中心とした4人組バンド。破竹の勢いで走るリズム・セクション、伝統的なトゥアレグのメロディズムと高速フィンガー・ピッキング、惜しくも先日亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレンが放った大胆な威厳の両方をルーツとした唯一無二のサウンドで世界中のフェスティバルを席巻。彼らのライヴのエネルギーは比類なきもので、『Masters of Reality』時代のブラック・サバスの魅惑的なブギーから、ブラック・ウフルの崇高でしびれるようなグルーヴまでをも彷彿とさせる獰猛なバンド・アンサンブルでいとも簡単にオーディエンスを爆発的に盛り上げている。

 

欧米からは決して産まれ得ない、ロックの新たな可能性とダイナミズムを更新するであろう〈Matador Records〉移籍後初となる最新アルバムの日本盤CDには解説及び歌詞対訳が封入され、ボーナス・トラックを追加収録。また、アナログ盤は通常のブラック・ヴァイナルに加え、数量限定のパープル・ヴァイナルが発売。CD/LPともに本日より随時各店にて予約がスタートする。

 

 

 

Mdou Moctar – Afrique Victime

Label : MATADOR RECORDS / BEAT RECORDS

Release date : 21 May 2021

Pre-order : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11737

 

Tracklist

1. Chismiten

2. Taliat

3. Ya Habibti

4. Tala Tannam

5. Untitled

6. Asdikte Akal

7. Layla

8. Afrique Victime

9. Bismilahi Atagah

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