2021/02/09
デザイナー落合宏理のコメントも発表
FACETASMがFW2021コレクションを、写真、ファッション、映画、旅行、デザインに焦点を当てたロンドンを拠点とするオンライン・ライフスタイルマガジンの「somewhere magazine」にて公開。また、デザイナーの落合宏理もコメントを発表している。
今回、僕らはパリメンズファッションウィークでの発表を取りやめ
somewhere magazine でのコレクション発表という選択をしました。
1月7日、僕らが毎日生活を営み、
活動の拠点としている東京に緊急事態宣言が発令されました。
パリでの発表へ向け数日後に撮影を控えていましたが、
その緊急事態宣言によってロケ地が閉鎖されてしまうかもしれないといった
物理的にも先が見えない状況となりました。
また、このコロナ禍で日々多くの患者が出ていること、
医療機関が逼迫しているということを思うと
スタッフやまたその家族、自分たち自身をも危険にさらし、
スケジュールに固執し強行することに疑問を感じました。
なぜ、僕らが服を造り続け、それを発信し続けたいのか。
いま一度振り返り、考える機会となりました。
決して誰かを悲しませたいわけじゃない。誰かを苦しめたいわけではない。
願うのは、誰かのほんの一瞬の喜びに触れ、誰かの明日へ共に寄り添うということ。
ゆっくりと流れる時計で考える時間が必要だった僕らには
1月19日18時に予定していたパリでの発表までの時間は少なすぎました。
パリファッションウィークでの発表を中止するという決断は非常に難しいものでしたが、
新しい挑戦として発表の場を模索していたところに、
僕らが日頃から刺激をもらい心揺り動かされるプラットフォームである
somewhere magazine からの快諾があり、
2月8日 日本時間20:00
僕らはコレクションを発表させていただきます。
このような状況の中、必死に仕上げてくださった縫製工場の皆さまをはじめ、
御協力いただいた関係者の皆さま、撮影チーム、出演者の皆さま、
スタッフ、家族、友人たち
そして、発表の場を提供してくださった somewhere magazine に
心より感謝申し上げます。
– 落合宏理
category:NEWS
tags:FACETASM
2022/01/20
Kohki Haseiが手掛けたムービーも公開 デザイナー落合宏理が手掛ける〈FACETASM〉が、FALL / WINTER 2022 MEN’S AND WOMEN’S COLLECTION “mui” を Paris Fashion Week のデジタルプラットフォームにて発表。Kohki Haseiによるムービーも公開されている。 少し遠いまちのことについて僕らは何も知らない。いや、隣人のこと、むしろ自分のことだって知ろうとしない。今回、僕らFACETASMは直感に従って、行動し、そしてそのとき生まれた感情や吸い込んだ知識に自らがどう対処するのか。思いを巡らせました。 光が蠢くこのまぶしい世界で、 あたしはずっとこうしていたいなあ。 あなたは優しい。 あのこは意地悪。 そして、 あたしは美しい。 恐怖への煽りがまだまだ続く中で、 長谷井監督、たけちゃん、 よしくん、こうきくん、たけしちゃん、ひろちゃん、ABEさん、 Rieさん、かつぐくん、マコちゃん、ヒカルくん、TAKUくん。 JAMY、YUMA、GABE、MIUちゃん、AYAちゃん、CHINATSUちゃん 工場のみなさん、スタッフ、家族。 あなた方のうち誰1人かけても、この作品は成り立ちませんでした。 いつもFACETASMをサポートしてくださる皆さまへ、 たくさんの感謝と愛を込めて。 ここにコレクションを発表させていただきます。
2021/06/24
長谷井宏紀によるムービー公開 デザイナー落合宏理が手掛ける〈FACETASM〉が、SPRING / SUMMER 2022 MEN’S AND WOMEN’S COLLECTION “a sight with a kiss” を、Paris Fashion Weekのデジタルプラットフォームにて発表。長谷井宏紀が手がけたムービーも公開されている。 2001年、ぼくがまだ20代前半だったころ あの時代に体験したあの瞬間の渋谷の街は今でも強烈に憶えています。 ある日、道路にW/Oというステンシルの文字が描かれているのが目についたのを境に W/Oという文字が渋谷の街にどんどんと増えていきました。 溢れていく文字と共鳴するみたいに、ぼくが見つめる街も変わっていくように感じ、 そしてそれがこれから上映される映画のタイトルなのだと判った瞬間、 いま ここで何かが起ころうとしているのだ、と感じたのです。 長谷井宏紀監督による、ドキュメンタリー デビュー作でした。 初めて観たとき ぼくは自分自身の興奮に戸惑いを感じずにはいられませんでした。 その後も映画館に何度も通い何度も観ましたが、 ぼくの心の震えは止まらず、増すばかりでした。 圧倒的に本物だ、と感じたのです。 涙が出るほど美しく、優しい。そしてそのうえ汚い。 たくさんの感情がありありと捉えられていて、その全てが訴えてきていました。 そこに映し出される住人たちの、無秩序でありながらも純粋な感覚は 上映から20年以上たった今でもまだぼくを刺激し続けています。 まだ多くを知らないその目には いったい何が映っているのだろう。 ぼくもその中で生きたいと思った。 そしていま ぼくらFACETASMは2022年で15周年を迎えます。 自分自身を振り返り対峙したとき、長谷井監督のことが心に浮かびました。 突然のDMでの連絡にもかかわらず、快く引き受けてくださった長谷井監督。 あのころ映画を観たときの感覚と同じ、どこまでも優しく情熱的で愛に溢れた人でした。 自由に動くには難しいと感じざるを得ないこの時代に、労力を惜しまず造りあげてくださった 撮影クルーの方々、工場関係者の皆さま、またいつも助けてくれるスタッフ、友人たち、家族、 FACETASMを愛してくださるすべての方々に感謝申し上げます。 落合宏理 & FACETASM TEAM
2020/07/12
日本時間20時 ファッションブランド〈FACETASM〉のSS 2021コレクション”More memories.”が7月12日(日)20:00(日本時間)にデジタルプレゼンテーション形式にて発表。 配信はParis Fashion Weekのデジタルプラットフォーム(https://parisfashionweek.fhcm.paris/en/)及び〈FACETASM〉のInstagram(https://www.instagram.com/facetasmtokyo/)にて配信される。映像を手がけたのは、kiLLaのメンバーが出演し、Chaki Zuluが音楽を担当した2016年『LOST YOUTH』や、Boiler Roomがキュレーションする〈4:3〉よりショートフィルム『Mu』を昨年公開した映像作家、木村太一が担当している。 〈FACETASM〉が本コレクションで表現したいことは、生み出し続けること。そして幸せの記憶であるとのこと。
受け手の自由に寄り添う作品
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東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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