2021/02/03
5年の歴史に幕
オークランドを拠点とする8ULENTINAとLara Sarkissianによるレーベル、イベントシリーズ、キュレーションプロジェクトの〈CLUB CHAI〉が2021年1月をもって5年の歴史に幕を閉じた。そしてレーベルとして最後の作品となるアーカイブブックとコンピレーション『CLUB CHAI Vol. 2』を発売している。
〈CLUB CHAI〉はこれまでにレーベルとして、Thoom、Jasmine Infiniti、quest?onmarc、CAOなどの作品を発表してきた。今回発売されたアーカイブブックには、過去に開催したイベントの写真やフライヤー、エッセイなどが掲載されているようだ。また、コンピレーション『CLUB CHAI Vol. 2』には主宰の二人に加えて、Russell E.L. Butler、Bored Lord、BONAVENTUREなどが参加し、全18曲が収録。
さらに主宰の8ULENTINAとLara Sarkissianの今後の活動を支援するための募金ページもGoFundMeにて開設されている。集まった寄付金は今後の活動に必要な音楽機材やソフトウェアに使用されるとのこと。
https://www.gofundme.com/f/support-8ulentina-laras-creative-futures
VA – CLUB CHAI Vol. 2
Label : CLUB CHAI
Release date : 28 January 2021
Order : https://clubchai.bandcamp.com/album/club-chai-vol-2
Tracklist
1. 8ULENTINA – patch of sunlight
2. Lara Sarkissian – A City Underwater ft. Miqayel Voskanyan
3. Siete Catorce – Juya
4. Piano Rain – Phone Home
5. Loris – Shatra
6. Russell E.L. Butler – Gunshot Fingers
7. Maral – another birth
8. DJ CORPMANE – GLORY AN EVER
9. DJ Plead – Jif and Lemon
10. Debby Friday – a dangerous game
11. Bored Lord – Waiting For
12. Age Reform – Gust
13. BONAVENTURE – TRISOLARIAN BODY
14. DAVE N.A. – PATYPLIZ
15. Authentically Plastic – DIVIDUAL
16. quest?onmarc – Eye of the Spiral
17. bastiengoat – A Place For Us
18. Jessika Khazrik – Kushajam’s Recital
category:NEWS
tags:CLUB CHAI
2019/06/23
7月19日リリース。 Zomby、CORIN、Jigga、Tzusing、Pan DaijingなどをリリースするUAEを拠点するレーベル〈Bedouin Records〉のサブレーベルとして、2015年にスタートした〈Bastakiya Tapes〉がその歴史に幕を閉じる。 Skruが、2008年から2011年の間に制作した13曲を収録した今作『Count Zero』が〈Bastakiya Tapes〉の最後の作品となる。初期Burialを思わせるサウンドを収録した『Count Zero』により、ゼロに帰った〈Bedouin Records〉の拡張の歴史は永遠に続く。 Pre-Orderはこちら。7月19日リリース。 https://soundcloud.com/bastakiyatapes/skru-gutta
2020/05/22
5月24日リリース ドイツ・ライプツィヒにて2018年から開催しているBalance Club/Culture FestivalがCOVID-19の危機を受けて、”Tender Squads”をテーマにオンラインフェスを5月20日から5月24日まで配信中。最終日にはテーマと同タイトルのコンピレーションをリリースする予定。 Balanceのウェブ上でスタートしたプログラムではDJセット、オーディオビジュアル上映、ワークショップ、トークセッションなどを展開し、Dorian Electra、Torus、LYZZA、Dopplereffekt、Myss Keta、Anastasia Kristensen、Nazira、Resom、Sarah Farinaなどが出演。これまでのアーカイブはBalanceのYouTubeで視聴可能。5月24日リリースのコンピレーション『Tender Squads』にはKABLAM、Kelman Duran、TSVIなどが参加している。 link : http://balance.ifz.me/ https://www.youtube.com/watch?v=vF2i4wZ8E-8&feature=emb_title Various Artists – Tender Squads Label : Blance Release date : May 24 2020 https://balanceclubculture.bandcamp.com/releases Tracklist 1. Tadleeh – Meditation 2. Kelman Duran – Another Ghetto 3. ABOGAR – This Place 4. TSVI – Noflute 5. Lamb Kebab & Doll Face – Burn 6. Animistic Beliefs – When Ur Hi(Speed Mix) 7. KABLAM – I
2019/11/21
9年の歴史に幕 個人的にも2010年代初期に影響を受けたロンドンのレーベル〈Blackest Ever Black〉が9年の歴史に幕を閉じた。 ファウンダーのKiran SandeはRAのインタビューでレーベル立ち上げの理由を「罪悪、嫉妬、報復」といったネガティブな感情だと答えている。このRAのインタビューの中での「Blackest Ever Blackはあるひとりの男がタバコを止めようとする、その葛藤と苦しみをサウンドに置き換えたようなもの」、「俺は挑発されていたいし、夢を見ていたいし、愚かに混乱させられた状態のままでありたい」などKiran Sandeの発言はとても魅力的かつ、まさにBEBのサウンドそのものである。 そんな〈Blackest Ever Black〉の功績として、まず何と言ってもRAIMEの作品が挙げられる。レーベルに辿ってきた道はRAIMEの辿ってきた道と言っても過言ではないほどに本レーベルにとって最重要アーティストである。密室感のあるダークネスとスリル、そしてルーツのジャングルをドローン化するような構築方法は、数年前のテクノシーンのアンビエント化現象にも通ずるものもあるかもしれない。 BEBが輩出した才能として、もう1人挙げられるのがCamella LoboによるプロジェクトTropic Of Cancerである。初期はSilent Servantや、Dva DamasのTaylor Burchもメンバーとして作品に参加していたTropic Of Cancerは絶望のネオサイケギターと遠くで聴こえるCamella Loboのボーカルが特徴のインダストリアル / ポストパンク。Silent Servantが手がけたアートワークも注目された。 Dominick Fernow仕事の一つであるVatican Shadowの作品はほとんどが自身のレーベル〈Hospital Productions〉からだが、数少ない他人のレーベルから出た作品としてBEBのカタログ8番に『Iraqi Praetorian Guard』があったりもする。NYのレジェンドStuart Argabright率いるIke Yardの世界的な再評価に繋がるRegisがリミックスした『Loss』の12インチをリリースしたのもBEB(フランスのDesireと共同リリース)である。その後、Ike Yardの日本盤が〈Melting Bot〉からリリース。(〈Melting Bot〉のエッジは現在のWWW〈Local World〉へと受け継がれている。)他にも、レーベル初期から中期にかけてレーベル重要アーティストといえば、Shampoo Boy、Raspberry Bulbs、Secret Boyfriendなど。中期から後期にかけてはF Ingersや、F IngersのメンバーCarla dal Fornoのソロ、さらにOssiaやJabuなどブリストルのコレクティブ〈Young Echo〉のアーティストも共振し、レーベルを支えた。 そして、立ち上げから9年経ちKiran Sandeは、エレクトロニックシーンで最もダークだと称されたレーベルに幕を閉じる。最後の作品としてコンピレーション『A short illness from which he never recovered』がリリース。Carla dal Forno、Brainmanなどが参加した全10曲。 購入はこちら。デジタルとレコードでリリース。 VA – “A short illness from
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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