Bandcampがチケット制のライブストリーミングサービスを開始

2021年3月31日までは手数料免除

 

 

Bandcampが、アーティスト向けのチケット制ライブストリーミングサービスを開始することを発表した。

 

アーティストファーストで構築されている「Bandcamp Live」は、Bandcampアカウントとウェブカメラとマイクさえあれば、簡単に始められるようだ。配信を発表するとフォローしているファンには通知が届くようになっており、上記の画像のように配信中はマーチテーブルが表示され、視聴者は配信を中断することなく、音源やアイテムを購入することができる。チャット機能も用意され、チケット価格も自由に設定可能。Bandcamp側の手数料はチケット売上の10%だが、世界的なパンデミックでアーティストの収入が減少していることを考慮し、2021年3月31日までは手数料を全額免除すると発表している。つまり、チケット売上の100%がアーティストに還元される。

 

詳細:https://bandcamp.com/live

 

 

Bandcampは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により世界中でツアーやショーが中止/延期になり、収入源に大きなダメージを受けているアーティストをサポートする動きをいち早く始めた企業の一つ。今年3月からスタートした「Bandcamp Fridays」では、これまで8日間のキャンペーンで3500万ドル(約36億円)がアーティストに還元され、さらにパンデミックが始まって以来、ユーザーがBandcampを通してアーティストに支払った金額は1億2600万ドル(約131億円)に達しているとのこと。

 

今回の「Bandcamp Live」について、”ストリーミングはライブパフォーマンスの体験に取って代わるものではないが、この異常な時代にコミュニティの為の次なるステップである”とBandcampは語っている。

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