2020/08/04
#NoSilenceInMusic
2020年8月1日に「#NoSilenceInMusic」というハッシュタグと共に公開された声明にはアーティスト、マネージャー、プロデューサー、さらにユニバーサル、ワーナー、ソニーの主要レコードレーベルなどが連名署名し、行動を呼びかけている。賛同した700人以上の音楽関係者の中にはArca、A. G. Cook、Jessie Ware、The 1975、YUNGBLUD、Little Mix、Two Door Cinema Club、Rita Ora、Tom Mischなど多くのアーティストが含まれている。
私たち音楽業界の代表者は、分断と憎悪ではなく、愛と結束と友情が共通の大義名分でなければならず、常にそうでなければならないという決意を示し、表明するためにこれを書いています。
ここ数か月、一連の出来事や事件を通じ、黒人やユダヤ人に対する人種差別者や、イスラム教徒、外国人、トランスジェンダーの人々に対して嫌悪する者が、私たち全員の失敗を望んでいることを繰り返し示しています。たとえそれがアメリカでの継続的な警察の残虐行為によって強調されている体系的な人種差別や人種的不平等であろうと、オンライン攻撃により広められるユダヤ人差別であろうと、その結果は同じです。お互いを攻撃し合うとき、私たちは最悪の状態に陥ります。
あらゆる背景や信仰を持つマイノリティは、これまでも苦労し、苦しんできました。奴隷制度からホロコーストまで、私たちは痛みを伴う集団的な記憶を持っています。全ての人種差別の形態は、無知、教育不足、そして責任転嫁という同じルーツを持っています。私たちイギリスの音楽業界は、誇りを持って団結し、声を拡大し、責任を持ち、声を上げ、連帯して立ち上がることを目指しています。沈黙は選択肢にありません。
人種や宗教、セクシャリティー、ジェンダーを問わず、音楽への愛は世界的に広がっています。音楽は喜びと希望をもたらし、私たちを結び付けてくれます。音楽、教育、そして共感を通じて、私たちは団結ができます。未来の世代のためにも、私たちは今教育し、人種差別を一掃するために共に立ち上がるのです。
https://medium.com/@nosilenceinmusic/nosilenceinmusic-ff1dc80d53dd
category:NEWS
2021/06/15
今年で2回目の開催|声明も発表 Bandcampが、今年で2回目となる奴隷解放を祝う記念日「Juneteenth」の為の募金活動を行う。日本時間で6月18日の午後4時から24時間の間の売上(Bandcampの収益100%)を、継続的な人種的正義の活動としてNAACP(全米黒人地位向上協会 / 全国有色人種向上協会)へ寄付。また、BandcampのCEO兼共同設立者Ethan Diamondの声明も公開された。 「私たちは昨年、ジョージ・フロイドとブレオナ・テイラーが殺害された事件、そしてBandcampコミュニティの多くの従業員やアーティストを含む黒人や有色人種が長年にわたって直面してきた構造的抑圧、国家による暴力、日常的な人種差別を受けて、初めて「Juneteenth fundraiser」を開催しました。私たちは、人種的正義と公平性を求める声の高まりに触発されて参加し、黒人や有色人種が暴力や抑圧を恐れることなく活躍できる世界に近づくための多くの新しい改革や政策を祝ってきました。毎年恒例のこの募金活動は、人種的公平性への継続的な取り組みの一環であり、アーティストを支援するという私たちの使命、Bandcamp DailyやBandcamp Radioを通じたプロモーション、チームとしての働き方、誰をどのように雇用するか、オークランドにある地元の組織との関係などを通じて、多様性と機会を促進していきます。また、Bandcampコミュニティの一員であることにも感謝しています。」 Bandcamp CEO/共同設立者 Ethan Diamond https://daily.bandcamp.com/features/juneteenth-fundraiser-2021
2022/04/21
ボーカルSøren Holmの自殺から約1年 ヴォーカリストSøren Holmの死から約一年。Lissがデビューアルバム『I Guess Nothing Will Be The Same』のリリースを発表。アルバムから2つの新曲「Country Fuckboy」「Exist」をMVと共に公開。 「何が起こったのか話すのは難しい。Sørenは自殺で命を落としました。彼は数年前から精神的に苦しんでいましたが、彼の死は周囲の人々にとって大きなショックでした。私たちはまだ何が起こったのか理解することができません。Sørenはとても愛情深く、他人のことをよく気にかける人でしたし、辛いときにはいつも彼を頼りにしていました。彼は、夢見るような最高の友達でした。私たちは毎日彼に会いたいと思っていますし、彼がどんな気持ちだったのかを教えてくれていたら、私たちは彼を助けることができたのにと思います。自殺は、残された人にとって何とも言えない辛いものです。愛する人をそのように失うことは、決して乗り越えられるものではありません。一生抱えて生きていかなければならないものなのです。」 「昨年の春、Sørenが亡くなる前、私たちはリリースに向けてレコードを完成させたところでした。7年前にLissを始めてから、デビュー・アルバムの制作はずっと続いていました。Sørenの家族の祝福と励ましを受け、そこから数ヶ月間で、その音楽を皆さんと分かち合うことを決めました。これらの曲は、私たちが長年取り組んできたものであり、Lissを始めたときからリリースすることを夢見ていたものです。Sørenは私たちが一緒に作ったものをとても誇りに思ってくれていて、音楽に生命と魂を注いでくれました。それは永遠に生き続けるでしょう。」 Liss – I Guess Nothing Will Be The Same Label : Escho / In Real Life Release date : 10 June 2022 Format : LP / Digital Pre-order : https://linktr.ee/liss.music Tracklist 1. Country Fuckboy 2. Nobody Really Cares 3. Sure 4. We’re Toxic 5. Boys In Movies (feat. Nilüfer Yanya) 6. We Made It 7. Exist 8. Dead Flower 9.
2021/09/07
音楽業界の緊急かつ重要な再構築 以前から環境問題に取り組んできたMassive Attackが、気候変動への持続可能な対応策を研究するTyndall Centre For Climate Change Research(ティンダル気候変動研究センター)と共同で「Roadmap To Super Low Carbon Live Music(超低炭素ライブミュージックへのロードマップ)」と題した、音楽業界の環境への影響に関する計画・報告書を発表した。 主な提案を紹介すると、プライベートジェットの使用を廃止し、一般的な交通手段を使うこと、全ての会場をグリーンエネルギーに切り替えること、フェスティバルは2025年までにディーゼル発電を廃止、などが挙げられている。ツアーのやり方も再構築する必要があり、計画段階から二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を考慮し、ルート、会場、交通手段、セット、オーディオ・ビジュアルのデザイン、スタッフの配置、プロモーションなど、全てに超低炭素を盛り込む必要があるとしている。そして、新しいルールに対応できない小規模な会場やフェスティバルを支援するために、業界全体が協力して行動する必要があるとも記載されている。 Massive AttackのRobert Del Najaは、「大手プロモーターは、もっと努力しなければなりません。アーティストにこのようなアピールを続けることを任せてはいけない。今、重要なのは実行です。」と語っており、この報告書を経てMassive Attackは6つの排出削減モジュールを設計し、2022年のツアーで試行するとのこと。 Roadmap To Super Low Carbon Live Music https://documents.manchester.ac.uk/display.aspx?DocID=56701
6/17 新宿BLACKBOX³ more
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