2019/09/03
音楽はTzusingが担当
映像作家 YUEN HSIEH はロンドンと上海を拠点に世界各地で展示を行い、これまでにCHANEL、NIKE、adidasなどのブランドともコラボレーションを果たしてきた。さらに〈88rising〉所属のLexie Liuのシングル「Like A Mercedes」、〈YENTOWN〉所属のPETZのソロアルバム『COSMOS』に収録される「BRO (Prod. star boy & Chaki Zulu)」のMVも手がけている。
今回、新たに創刊されたDAZED Chinaの映像部門をYUEN HSIEHが取り仕切ることになり、創刊に合わせて映像作品『RADIASIAN』を発表。現在アジアから生まれ、発信されるユースカルチャーやクリエイティブのパワーを本作で表現しており、アジアの才能を複数フィーチャーしている。
Lexie Liuに加えて、Yu Zhang、Dain Joon、Adwoa Aboahなど出演した本作の音楽を担当しているのは、〈L.I.E.S.〉からのリリースで知られる中国のプロデューサーTzusing。今作には、今年2月にベルリンの〈PAN〉からリリースされたM.E.S.H.とのスプリットに収録の「The Whistle」が使用されている。
YUEN HSIEH interview: https://avyss-magazine.com/2018/07/31/1637/
category:FEATURE
tags:DAZED / Tzusing / Yuen Hsieh
2020/02/19
by YUEN HSIEH / DAZED CHINA 「DAZED CHINA」から届けられたドキュメンタリー映像は現代ホスト界の帝王ROLANDにフォーカスしている。ROLANDのナレーションを中心に展開する映像を、ディレクターYUEN HSIEHは『Yakuza(龍が如く)』をイメージした作品に仕上げた。タイトルロゴはGUCCIMAZE、音楽は93SOVAGEが担当。 「LOVELESS」(LWR0214) 本作は次世代のウイルス。日本政府は人類の愛のクレジットを追跡するために全知システムを使用して「人間最適化計画」を推進。ROLANDは愛という能力を失った人々に愛を売るアイドルであり、「愛の救世主」である。 GUCCIMAZEがデザインしたタイトルが映し出され、”Perfect Lover”であるROLANDの愛溢れる煌びやかな世界と、愛の能力を失った人々とのコントラストを演出する。サウンドデストロイヤー93SOVAGEの「Sakoko」は人々の不安を煽り、脳内を少し先の未来に導く。 〈CREDITS〉 Presenter | Jacky Liang Chief Producer | Wen Executive Producer | Marc Director | YUEN HSIEH Producer | Jason DOP | Gainpaolo Still Photography | Chixi Line Producer | YAO and Lola Cast | ROLAND Seika Shirakawa Kien Hirari Ikeda Stylist | Maiko Venue | THE CLUB and Bay Hotel Akihabara DV | YUEN HSIEH Offline | YUEN HSIEH Colorist | Yin Jay
2018/07/31
88rising、Nike、adidas、Chanelなどの映像を手がける映像作家。 Yuen Hsieh(ユエン・シェイ)はロンドンと上海を拠点にする映像監督である。ケニア、アイスランド、チェコ共和国、東京など、様々な都市で撮影を敢行し、ロンドン、ベルリン、モナコ、北京、台北でアート作品の展示を行ってきた。世界中を飛び回る彼はこれまでにNike、adidas、Chanelなどのブランドとのコラボレーションや、88risingのアーティストのミュージックビデオの制作なども行ってきている。Yuen Hsiehとはどういう人物なのか。メールインタビューと共に、これまでの映像作品を振り返える。 – 今どちらにお住まいですか?ロンドン?それとも上海? Yuen Hsieh(以下、Yuen) – 今年上海に引っ越したばかりです。その前まではロンドンに住んでいました。 – 映像制作を始められたきっかけは何だったのでしょうか? Yuen – Central Saint Martinsで勉強していた2006年の時点では、グラフィックデザイナーとビジュアルアーティストとして活動していたんですよ。僕の作品って、変わった人を追いかけてみたり、水の中で絵を描いてみたりと、なんていうかストーリーに満ちているんですね。それで自分の作品やパフォーマンスを自分で記録することも始めたりもして、そのうちに他のみんなと一緒に映像を作り始めたんです。その中で京都から来た交換留学生が1人いて、僕たちは一緒に「ELECTRONIC COMMUNICATION」というプロジェクトをやったこともありました。その後、ヘッドピースを手がけるアーティスト武田麻衣子さん(Björkのヘッドピースも手がけるデザイナー)と一緒に仕事をするまで、音楽やフットウェア、メンズウェアなど様々な分野で、たくさんの学生と一緒に仕事をしていて。武田さんと働いてことが、SHOWstudioのような、有名な会社と仕事をする可能性を広げてくれたんです。 – 例えば、どんなものがインスピレーションになりますか? Yuen – 18歳頃はCentral Saint Martinsに入学するためのポートフォリオの準備をしていたんですけど、それまで付き合っていた彼女と別れたばかりで、それから何年も彼女がいなかったんですよね。で、当時は日本のポルノに夢中で、その時はポルノスターの妄想しかしてなかったんです。軍隊に入隊して、ロンドンに住むようになってからは変わったけど、あの時は本当にどうかしてたような気がします。あの時の感じを『Like A Mercedes』で再現したいと思ったんです。あの時期のタイムカプセルみたいなMVなんですよ。 – 中国やアジアといった国や地域はあなたの映像に影響を与えていますか? Yuen – もちろん影響はあります。『修龍(XIU LONG)』というプロジェクトをやったことがあるんですが、台湾人の文化の衝突を表現しています。台湾と僕の友人へのトリビュート作品で、ロンドン・デザイン・ビエンナーレでサウンドと料理と映像を使ったパフォーマンスイベントを開催したんですが、国際的なところで僕たちが台湾について表現した初めてのプロジェクトになりました。昔ながらの市場にいる人たちとか、台湾の生活において日常にいる人たちを参考にしていくつかの登場人物たちを作ってみました。で、プロジェクトのために台湾人のラッパーに台湾についての曲を作ってもらったりもしました。タイトルは、誰かが不満を訴えて抗議しているのに全然相手にされない、そんなときに台湾で見られるグラフィティです。(台湾には)中国と日本からの文化も混ざっていて、その色々な文化がたくさん混ざっているクレイジーさみたいなものを世界に提示していきたいと考えてます。 – 88risingとの仕事はどのように始まったんですか? Yuen – 1年前にLexieにメッセージを送って、そこから彼女と仲良くなって、僕らはミュージックビデオの制作について話し合っていたんです。しばらくしてから、僕はこのミュージックビデオのプロジェクトに88risingが関わっていてワールドワイドなプロモーションをしてくれるって話を知ったんです。 Yuen – 88risingとはMC JINのMV『Make Your Move』でも一緒に仕事しました。彼は中国ヒップホップ界のゴッドファーザー的存在なんですが、俳優もしていて映画「ワイルド・スピードX2」にジミー役で出演してたから、ミュージックビデオではそのイメージを使ってみました。 – 日本人アーティストの映像制作にも興味をお持ちですか? Yuen – もちろんですよ。SHIYA ENTERPRISEを日本に持ち込みたいですね。 – SHIYA ENTERPRISEとはどういうものでしょうか? Yuen – 僕の映像作品すべてに登場する架空の会社で、『LIKE A MERCEDES』にも登場してるんですよ。例えば、最後のシーンに登場するビデオゲームもSHIYA ENTERTAINMENTのゲームです。 – お気に入りの映画を教えてください。 Yuen – 『マトリックス』、『ピンクとグレー』、『二重生活』 – あなたにとって理想の未来とはどんなものですか? Yuen – みんながSHIYA ENTERPRISEの世界に住めることかな。 <原文> – Where do you live? London?
2019/02/13
プロデュースはChaki Zulu、グラフィックデザインはGUCCIMAZE、MadeinTYOも出演。 YENTOWNのPETZが新曲『BRO (Prod. star boy & Chaki Zulu)』のMVを公開。ビデオは以前AVYSSでもインタビューを公開したフィルムディレクターYUEN HSIEHが手がけている。 今回は、ロンドンと上海を拠点に活動し、これまでにCHANEL、NIKE、adidasなどのブランドとのコラボレーション、Lexie Liuの『Like A Mercedes』のMV制作なども行ってきたYUEN HSIEHからのオファーで実現。 YUEN HSIEHについては、以前公開したインタビューをチェック。こちら。 またグラフィックデザインはGUCCIMAZEが担当、ビデオにはYUENの妹であり、モデルのWen Xinをはじめ、MadeinTYO、DOGMA、YESBOWY、kZmなども出演。YUEN HSIEHらしさ全開の世界観とGUCCIMAZEのデザインがやはり見事に融合している。 <ビデオコンセプト> 新世紀の初め、4 番目の新東京都市は徐々に衰退を始め、失業者の数は前例のないピークに達し、ティーンエイジャーはこれまで以上に犯罪を犯していた。新東京は未来のために優秀な子供たちを保存する必要があり、18 歳未満の子供たちの知性、健康、身体的および精神的な資質を監視し評価するようになった。「いい子」は生き残り、社会に認められない「悪い子」は18 歳の誕生日に新東京政府によって「排除」される、これが「新世紀国家振興法(自然選択法)」だ。しかし、裕福な家庭の子どもたちは努力せずとも社会で排除されないことを多くの都民が知っている。その一方で、貧困の中で生まれた子供たちは、競争するために相当な努力を必要とした。そして不正な競争のもと、別の新しい組織が生まれました。SHIYA ROBOTIC 社により開始された自由戦闘機連合(FFU)は暗殺を受け入れ、彼らが正義と人生の価値であると考えることを実行した。
リアル、バーチャル、ARが重なり合う more
最新アルバム『Believer』でコテージコア、テクノラスト、2000年代のラップを融合 more
生活と感情、白昼夢のような虚構
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