未来へ向かう熱狂のアジア&アフロ・フューチャリズム|Tzusing、Nkisi、GAIKA出演

9月20日開催。

 

 

渋谷のライブスペース「WWW」がオープン9周年、上階の「WWW X」がオープン3周年を迎え、両会場の周年を記念して開催される「WWW & WWW X Anniversaries」と題された特別シリーズ。前回、第1弾で発表された5公演の一つである9月20日開催〈Local World〉の詳細が発表。

 

未来へ向かう熱狂のアジア&アフロ・フューチャリズム。ハードに燃え盛る中国地下の先鋭 Tzusing、コンゴ生まれでベルギー・ハードコア/ガバ育ちのアフリカン・レイヴ/IDMなロンドンの新鋭 Nkisi (UIQ)、同じくロンドンのゴス・ダンスホール等で話題となったディストピアン・ラッパー/シンガー GAIKA (WARP)、己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張する現代美術家/ホーメイ歌手 Fuyuki Yamakawaをゲストに迎え、ローカルからWWWβのコア・メンバーYousuke Yukimatsu、Mars89、Mari Sakurai、speedy lee genesisが一同に揃い、世界各地で沸き起こる“第3の力”をテーマとしたWWWのシリーズ・パーティ〈Local World〉のアニバーサリーが開催。

 

 

WWW & WWW X Anniversaries

Local X5 World – Third Force –

2019/09/20 fri at WWW X

OPEN / START 24:00

Early Bird ¥1,800 / ADV ¥2,300@RA | DOOR ¥3,000 | U23 ¥2,000

 

Tzusing [Shanghai  / Taipei]

Nkisi [UIQ / Arcola / London] – LIVE

GAIKA [WARP / London] – LIVE

Fuyuki Yamakawa – LIVE

Yousuke Yukimatsu [TRNS-]

Mars89 [南蛮渡来]

Mari Sakurai [KRUE]

speedy lee genesis [Neoplasia]

You must be 20 or over with Photo ID to enter.

 

【詳細リンク】https://www-shibuya.jp/schedule/011423.php

【前売リンク】https://www.residentadvisor.net/events/1298708

 

 

 

Tzusing [Shanghai / Taipei]

マレーシアで生まれ、少年期をシンガポールと台湾の工業地帯で過ごし、シカゴで勉学に励み、現在は上海と台北を拠点とし、その個人的、社会的、そして国民的アイデンティティのマルチ・カルチュラルな転位によって彼の音楽は存在し、権力、強迫観念、セクシュアリティ、アイデンティティとその消滅をテーマしながらその周りを回っている。2011年に上海のShelter (ALL)にてパーティ「Stockholm Syndrome」を始動、プロモーターとして海外アーティストを招聘する一方、DJや楽曲制作も行い、2014年にNYの〈L.I.E.S.〉より発表されたデビューEPA NAME OUT OF PLACE PT.I」を皮切りに、〈PUBLIC POSSESSION〉や〈BORN FREE〉、〈Cititrax〉といったレーベルからも作品をリリースし頭角を表す。そして2017年に香港の小説家・金庸の武俠小説「秘曲 笑傲江湖」の登場人物で、自ら去勢して男とも女ともつかぬ怪人となったという武芸の達人「東方不敗」をタイトルに冠したデビュー・アルバムが〈L.I.E.S.〉よりリリースされ、インダストリアル/EBM/ダークウェイブ・リヴァイバルの結節点と言えるような独特のポジションに位置するその楽曲は、ボディー・ミュージックの持つ硬質で重厚なサウンド・プロダクションと中国の民族楽器など東洋趣味全開のサンプリング・センスが邂逅し、ディアスポラが国境を越えて変異するような強烈な存在感を放つ代表作となった。その後も定期的にリリースを重ね、ドバイの〈Bedouin〉よりEP「一瞬千撃」、最新作はM.E.S.H.とのスプリット・シングルを〈PAN〉よりリリース。DJでは最新のテクノ、インダストリアル・エレクトロニクス、非西洋のダンス・ミュージック、コンテンポラリーなクラブ・ミュージック、そしてアジアのポップスまでも落とし込むポスト・クラブなスタイルを確立、欧州のビック・フェスティバルへも出演を果たし活躍の場を広げている。

 

 

 

Nkisi [UIQ / Arcola / London]

Nkisiは音楽でステートメントを発表するだけでなく、育成、鼓舞、慰め、そして活性等、創造への追求のために進化する不確かな可能性の無限へと向かう。彼女のガバ、ドゥームコア、アフリカのクラブ・ミュージック、SF1970年代のイタリアのホラー映画が音のスパイラルとなって創り出す独特のエネルギーはロンドンのアンダーグラウンド・シーンで確立される。Nkisiの音楽と芸術のプロジェクトは親密であり、作品の中に様々なインスピレーションが積み重ねらら、それぞれが曖昧なスレッドの中で調和されるように注意深く意識され、Nkisiのプロダクションはこれらの影響が深く反映され、執拗で刺激的なサウンドを提供している。昨年〈Arcola〉からリリースされた「The Dark Orchestra」のEPと一連の自主リリースに続いて、待望のフルレングスのアルバム「7 Directions」がLee Gamble主宰の〈UIQ〉からリリースされ、独自の熱狂的なエネルギーを濃縮した内容となっている。 バントゥー・コンゴのアフリカ宇宙論、特にコンゴの学者Dr Kimbwandende Kia Bunseki Fu-Kiauの教えに深く根差したこのアルバムは、感動を与えるだけではなく、パーカッションのパターンを駆使した新しい旅へと導いている。

 

 

 

GAIKA [WARP / London]

GAIKAは、サウスロンドンのブリクストンを拠点に、グライム、ガラージ、ダンスホール、ヒップホップ、R&Bなどを取り入れた先鋭的なサウンドを描くプロデューサー兼ヴォーカリストであり、ヴィジュアルアーティストとしても活動している。2015年に自身のSoundCloud上で発表したミックステープ『MACHINE』が熱心なヒップホップ/グライムのリスナーから好評を集めると、Kahnが手掛けたKelelaのリミックス“All The Way Down (Kahn Remix) ”にヴォーカルで参加したことも相まって、ミックステープ収録曲から発表した自身も編集を務める“Bodhy Knows At 90”のビデオが数々のメディアにピックアップされ、一気に知名度を広げる。2016年には、昨今のグライムやダンスホールのムーヴメントを牽引するUS拠点レーベル〈Mixpak〉から2作目のミックステープ『SECURITY』をリリース。また同年の8月には〈Warp〉との契約とデビューシングル“3D”を、10月にはJam Cityがプロデューサーで参加したEPSPAGHETTO』と立て続けに作品を発表し、さらにその間にはDarkstarの最新EPや、Dean Bluntが主導するBabyfatherNYCのクィア・ラッパーMykki Blancoとのコラボレーションを果たすなど矢継ぎ早にリリース、Unsoundに出演。2017年にはSonarField DayConvergenceRewireなどの世界の著名フェスティバルでのパフォーマンス、日本にも来日を果たし、2枚のシングルを〈WARP〉よりリリース。2018年に待望のフル・アルバム『Basic Volume』、今年もアルバム『Heaters 4 The 2 Seaters』をリリースし、歴史から浮かび上がる現代の社会問題も織り交ぜたディストピアを描いている。

 

 

 

山川冬樹 (Fuyuki Yamakawa)

ホーメイ歌手/現代美術家。己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張するパフォーマンスや、南シベリアの伝統歌唱「ホーメイ」を得意とし、ヴェネツィア・ビエンナーレをはじめとするアート・フェスティバル、フジロック・フェスティバルなどの音楽フェスティバル、国内外のノイズ/即興音楽シーンなど、ジャンルを横断しながらこれまでに15カ国でパフォーマンスを行う。現代美術分野での発表も多数。現在開催中の瀬戸内国際芸術祭2019にて新作映像インスタレーションを公開中。

 

https://www.youtube.com/watch?v=KVC0-Uuc6XY&feature=youtu.be

 

 

行松陽介 (Yousuke Yukimatsu)

2008SPINNUTSMITSUKI主催KUHIO PANICに飛び入りして以降DJとして活動。naminohana records主催THE NAMINOHANA SPECIALでのKEIHINDJ NOBUとの共演を経て親交を深める。2014年春、千葉FUTURE TERRORメインフロアのオープンを務める。2015年、goatのサポートを数多く務め、DOMMUNEにも出演。PAN showcaseではLee GambleBTOBOneohtrix Point Never大阪公演の前座を務める。2016ZONE UNKNOWNを始動し、ShapednoiseImaginary ForcesKamixloAïsha DeviPalmistryEndgameEquiknoxxRabitを関西に招聘。Arca大阪公演ではArcaが彼のDJ setの上で歌った。2017年、2018年と2年続けてBerlin Atonalに出演。2018年からWWWにて新たな主催パーティー『TRNS-』を始動。Tasmaniaで開催されたDARK MOFO festivalに出演。BLACK SMOKERからMIX CDLazy Rouse』『Remember Your Dream』を、イギリスのレーベルHoundstoothA&Rを手掛けるRob BoothによるMIXシリーズElectronic ExplorationsMIXを、フランスのレーベルLatencyRINSE RADIOshowMIXを、CVN主催Grey Matter ArchivesAutechre only mixを、NPLGNN主催MBE seriesMIX TAPEMBE003』を、それぞれ提供している。

 

 

 

Mars89 [南蛮渡来]

現在東京を拠点に活動しているDJ/コンポーザーである。 2016年にEPEast End Chaos」をリリース。 そして、それを足がかりに2017年に「Lucid Dream EP」をブリストルを拠点とするレーベル〈Bokeh Versions〉からダブプレートとカセットテープというフォーマットでリリース。2018年にはアジアツアーや大型フェスへの出演を経て、Bokeh Versionsから12インチ「End Of The Death」をリリース。主要メディアで高く評価され、あらゆるラジオで繰り返しプレイされた。Growing Pains 2018S/SUNDERCOVER 2019A/Wのショーの楽曲を担当。 ブリストルのNoods Radioではレジデントをつとめている。

 

 

 

Mari Sakurai [KRUE]

東京を拠点にシーンの最深部からBOILER ROOM TOKYODJ NOBUの新パーティーGONG、野外パーティーruralなどへも出演。今年は国内のみならずアムステルダムのRed Light Radioや上海、ソウル、ニューヨークなどでもプレイし活動の幅を広げている。

 

 

 

speedy lee genesis [Neoplasia]

speedy lee genesisはフレッシュな様式美を捉えるDJです。メインパーティーはNeoplasia(東京)です。

 

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