2019/04/25
5/18(土)、WWWβで開催。
〈WARP〉からのリリースで大きな躍進を遂げたSean BowieことYves Tumorとのジョイント・ツアーや、IVVVOもリリースするロンドンの〈Nyx Unchained〉からEP『Black Velvet』をリリースしたことでも話題になったLAのミステリアスHirakishが来日。speedy lee genesisが19ヶ月の歳月を経て開催する「Neoplasia」の第2弾に出演。注目のラインナップも含め、”作品”となるイベントの詳細は以下。
Neoplasia2
2019/05/18 sat at WWWβ
OPEN / START 24:00
ADV ¥1,800@RA | DOOR ¥2,500 | U23 ¥1,500
Hirakish [Nyx Unchained / LA]
Minchanbaby
ALMA
DJ HONEYPANTS
1-DRINK
speedy lee genesis [Neoplasia]
※You must be 20 or over with Photo ID to enter.
【詳細】https://www-shibuya.jp/schedule/011102.php
【前売】https://www.residentadvisor.net/events/1257610
Neoplasia2が開幕です。
東京を暗躍するスタイリスティック・ビューティspeedy lee genesisが演出するオールナイト・クラブ・イベントが前回の開催から19ヶ月の歳月を掛けて準備された。
5月18日の5時間は、あなたにオルタナティブなブルースに覆い尽くされた特殊なクラブ体験をもたらします。エモが否定される、憂鬱なブルースのムード。
今回の目玉として、ニューオーリンズ出身LA在住のミステリアスアーティストHirakishが登場。ロンドンのエクスペリメンタル・レーベル〈Nyx Unchained〉から’18年にシングルをリリースしグローバルな音楽シーンに降り立ったHirakishは、先頃のYves Tumorとのジョイント・ツアーの評判を皮切りに、俄かにセンセーショナルな存在としてクローズ・アップされた。最新型のクラブ・サウンドが有機結合された2020年代モデルのブルース・マン、ロックンローラーだ。
チャックベリーの横たわる白く小綺麗な棺から漏れ出るマゴットブレイン、そんな風景を想像してください。Hirakishのライブ・パフォーマンスは私たちにとって特大のサプライズとなるでしょう。
日本からはラッパーのMinchanbabyに加え、Pink QueendomのメンバーALMAがライブパフォーマンスを披露。さらにDJ HONEYPANTSと1-DRINKがDJプレイを行う。そしてspeedy lee genesisは、オルタナティブ・クラブ・ブルースの特別なDJをセットする。
Text by speedy lee genesis
– speedy lee genesisからのメッセージ
2回目のNeoplasiaは、存在のブルース性を起点にユニークなラインナップが揃った。現実世界をブルースに閉じ込めて、エモーションの先の地平に進みましょう。
私は音楽にまつわるあらゆる状況の変化の中で、今ブルースというムードが切望されていることを感じている。
一部のアーティストの動向はエモーショナルなメロディの叙情性を超えて、根源的な「魂」や「逃れられない何か」を想起させる表現に移行し始めた。クラウドラッパーのトラックには #blues などとタグ付けされたものを見かけることも。しかしこれはヒップホップだけでなくあらゆる物事において起こっていることなのでは?
コレクトが無数に誕生して息苦しい。エモの消費がバブリーな状況でなお、全く渇望感が拭えない。トランプ大統領や安倍晋三首相に関心が集まる背景に横たわる疎外感、アメリカーナ的なるもの、上がれない貧困の中にいて、日本でも!ニュージーランドや相模原の憎悪殺人犯は自分の分身なのかもしれないと恐怖する。そして健全なコミュニケーションへの反動が溢れる。
私はそういった逃れられない重苦しさ、ブルースのような何かを頭の片隅に日々を過ごしているが、音楽がエモーション(エモ)のステートメントより上位の次元で、より切実な表現として存在して欲しいと強く願うようになってきている。そしてこの感情は私の個人的な体感を超え、多くの人の意識の中に存在するのではないか。私はそれをクラブシーンで表面化させてみたいという狙いを持ち、Neoplasia2を開くことにした。
開催にあたり、HirakishというアーティストをLAから招聘する。今回のNeoplasiaは、昨年の8月にドロップされた彼のシングルに入っていたLiquid Geezusという曲に触れ、受けた刺激からイベント自体の構想を練り始めた。
https://soundcloud.com/nyxunchained/liquid-geezus
Liquid Geezusは、メタリックにクラッシュしたマシンリズムにレイジーなブルースギターをブレンドさせたバックトラックに加え、彼の声質に依存したその音像のドライさ、そして後半の、明確なビジョンを見据えた予言めいた展開に、言いようのない蠱惑を感じる’18年屈指の名曲だった。
ブルース性。わかりやすいモチーフになるが、彼がこういった哀感を秘めたブルース性なるもの(ブルース進行ではないが)を受け継ぎ、今だからこそ有効な方法によってファッショナブルにパフォームしたということに共感を感じている。
コンタクトを取っていく中で分かったことだが、これは決して偶然ではなく、Hirakish自身もブルースやロックンロール、ロックのフォームを使った音楽表現の効果に自覚的であり、センスオブワンダーな存在だ。
Neoplasia2で披露するライブではエディ・ヘイゼル(ファンカデリックの初代ギタリスト)の読み替え以上の、特別な現象が起こる気配がある。
Hirakishは実際にブルース的な音楽を制作し表現しているアーティストだが、今回のイベントはそういった音楽自体のジャンルというというよりも、切迫された雰囲気を極端に内包したアーティストを集めることで、あくまで現行のものとして投げてみたいという意図がある。国内のアーティストのキュレートはそれに基づいて行った。
Minchanbaby、ALMA、DJ HONEYPANTS。私は気質としてのブルース性を彼らから一方向的に読み取っているが、それぞれが複雑で現代的な感覚を持った出演者だ。ぜひ彼らの音楽にアクセスして欲しい。そしてマスター1-DRINKは私とともに、彼らを繋ぎ止め、クラブ仕様のオルタナティブ・ブルースを機能させるナビゲーターとなる。
5月18日は予想を超える鎖状の何かが現出すると思う。楽しみにしていて。
Hirakish
ルイジアナ州ニューオーリンズ出身。現在はLAに在住。90年代にスケーター、ミュージシャンであった父親の影響でスケーター文化、音楽とビジュアルアートに触れる。音楽活動と並行してHirakish Ranasaki名義でファッションモデル、俳優としても活動。2017年の映画Good Timeにもクレジットされている。LAとニューオーリンズに拠点を置くDIYコレクティヴPINK ROOM PROJECTに所属しつつ音楽活動を本格化。2018年8月にロンドンのレーベルNyx Unchainedから、デビュー12インチシングルBlack Velvetをリリース。デヴィッド・ボウイや初期ファンカデリックから多大なインスピレーションを受けたこのシングルは一部で話題となり、2018年末にYves Tumorのワールドツアーにジョイントアクトとして招聘され、翌19年にかけて帯同する。2019年最大の注目を集めるアーティストの一人へ。2019年に某レコードレーベルよりリリースを控えるロックスター。
https://www.youtube.com/watch?v=FEGWHfCuqo0
Minchanbaby
2004年に某クルーを脱退し、ソロでの活動に戻る。
2007年に1stアルバム「after school makin’ love」をリリース。
2008年終わりからネットでの楽曲発表を始め、これまでに多くのMIX TAPEや曲をリリース。
2012年に2ndアルバム「ミンちゃん」をリリース。
Minchanbabyに改名し、2017年に「たぶん絶対」をリリース。
2018年に2枚のEP「ひとりのテロリズム」「都会にまつわるエトセトラ」をリリース。
ALMA
東京を中心に活動。自身のジェンダーにまつわる物語をテーマとし、アイデンティティに関する問いかけをする。その音たちは、イマジナリーな私/リアルな私…境界線の無いゆるやかな波間でたゆたう。また、クィア・コレクティヴ「Pink Queendom」の運営に携わっている。
DJ HONEYPANTS
ロマンティック、ゴージャス、ドラマティックそしてアウターナショナルに選曲。Romantic, Gorgeous, Dramatic, plus a hint of Outernational
1-DRINK
ダンスミュージックの境界を彷徨いながらDJ活動している。
speedy lee genesis [Neoplasia]
speedy lee genesisはフレッシュな様式美を捉えるDJです。メインパーティーはNeoplasia(東京)です。
category:NEWS
tags:1-DRINK / ALMA / DJ HONEYPANTS / Hirakish / Minchanbaby / Neoplasia / speedy lee genesis
2019/11/15
12月14日開催 Neoplasia 3 2019/12/14 sat at WWW / WWWβ OPEN / START 24:00 Early Bird@RA ¥2,000+1D ADV ¥2,800+1D | DOOR ¥3,500+1D | U25 ¥2,500+1D Ticket Outlet: e+ / Resident Advisor Yves Tumor [WARP / US] + more promoted by Local XX World 協力: Beatink ※You must be 20 or over with Photo ID to enter. 【詳細リンク】https://www-shibuya.jp/schedule/011881.php 【前売リンク】https://www.residentadvisor.net/events/1337167 —以下Neoplasiaより— 〈PAN〉、〈Warp〉から革新的な傑作アルバムをリリースし、時代を侵食したアーティストYves Tumorの再来日公演が決定した。 渋谷WWWβにて熱狂を生んできた謎のパーティー「Neoplasia3」にジョイントし、ライブパフォーマンスを披露する。 Yves Tumorは2010年頃よりTeams、Bekelé Berhanuなど、様々な形態の活動を行なってきたショーン・ボウイという人物の物語。 2016年9月、Bill Kouligasが運営する〈PAN〉より幻惑的でノイジーなサイバーR&Bアルバム「Serpent Music」を発表。Yves TumorというSean Bowieの現在のメインプロジェクト人格が広く知られることとなった。 さらに翌2017年9月には「Experiencing The Deposit Of Faith」というコンピレーションアルバムをセルフリリースするなど、インディペンデントな活動を行いつつ、今年30周年を迎えたエレクトロニックミュージックにおける最もグローバルなレーベルの一つ〈Warp〉へサインした。 2018年9月、「Safe in
2022/10/08
10/21 Forestlimit 最後のNeoplasiaがWWWで砕け散って3年、初めての場所Forestlimitにて、4回目のパーティーの扉がついに開かれる。星を持ったアーティストHirakishのニューアルバム『New Age Rockpopadelic』を記念しつつ、東京に生き、蠢動する人々と共に時を過ごしたspeedy lee genesisの演出は、予想だにしない方向へ・・・ – ~ speedy lee genesisからのメッセージ ~ 2020年のためのアプリとして使命を受け、Yves Tumorと共にたった数時間だけ産声をあげたNeoplasia3が砕け散り、3年の月日が流れてしまいました。時代に翻弄され混迷を深めながらも、アンチエイジングに挑み続けることを自称してきた私ですが、ついに初めての場所forestlimitで4回目の扉を開くことになりました。 星を持ったアーティストHirakishが、傑作アルバム「New Age Rockpopadelic」を携えてロサンゼルスより合流することになりました。果てのない夢想家は、大人となり、ネプチューンズやプリンスを連想させながら、それを異化させる存在へと歩みを進めています。テクノロジーや、倫理、疫病といった眩い話題の傍らで、ふと見失いないそうになるトレンドなるものが、ここには確かにある。そう確信できる存在。そんな人間と共にNeoplasia4が催されることは必然なのです。 「New Age Rockpopadelic」を共同で制作した真にマジカルな男イアン・エバンスはHirakishのコラボレーター・親友、みなさんにとってNapolianとして知られた人物でしたが、彼にとってこの作品は遺作となるものです。「(彼には彼自身の) 計画があったんだ」そんな悲しくて美しい物語がライブパフォーマンスとして紡がれることになるかもしれません。 そしてNeoplasia4は古き友人、新しき友人、まだ見ぬ友人を行き来して刺激し合う媒介となってくれるでしょう。そして彼ら、彼女らはspeedy lee genesisとパーティーを作り、流れを生むのです。 このタイミングでは私とHirakish以外のラインナップを公開することを伏せますが、今回は∞と題した演出を出演者の間に設け、コンテクストの輪郭を作る試みを行います。私は東京で生き、みんなの状況をなんとか理解しようとつとめました。その成果になるはずです。 「ちょっと空元気を出してみたんだ」「ほんとは元気なんてないから疲れてきたよ」「でも、それでも明るくやっていきたいんだ」そういうナイーブで明るい気分の定着。切り離されていく自己とキャラクターの狭間で不気味に微笑うのです。 この3年間の途方もなく気色の悪い、でもかけがえのなかった時間を共に過ごした人と始めるNeoplasia4。そして2019年の私を知る人々の再会の寄る辺となることを願う。 結びとなりますが、ラフォーレ原宿のショップGR8にて、Hirakish「New Age Rockpopadelic」の発売を記念したポップアップストアが10/19から3日間11:00 – 20:00の時間開催されることも決定しています。アルバムに関連したグッズから、Hirakish本人が全ての生産を手がけるValenteenラインのアイテムまで多数取り揃え展開されます。こちらもぜひ。 (パーティー「Neoplasia4」の来場予約は特設サイト https://neoplasia.art/ のみで行なっています。) Neoplasia4 *日程: 10/21 fri at Forestlimit *時間: 19:00 open/start *料金 ¥3000 + 1D オンライン予約 https://neoplasia.art/ *出演 Hirakish (LIVE) speedy lee genesis (DJ) and more
2019/11/25
12月14日開催 新世代のカリスマYves Tumorを迎えたspeedy lee genesis主催のカルト・パーティ〈Neoplasia〉第3回のフル・ラインナップが公開。追加出演者はAya Gloomy、Takao、MIRA 新伝統、スポーツガーデンひ、eminemsaiko。2020年に応用できるヒントが詰まった、一筋の風のようなパーティが開催。 — 以下Neoplasiaより———— Yves Tumorの来日公演として開催がアナウンスされたイベント、Neoplasia3のフル・ラインナップが発表された。 LIVE: Yves Tumor [WARP / US] Aya Gloomy Takao MIRA 新伝統 DJ: スポーツガーデンひ eminemsaiko speedy lee genesis Yves Tumorを中心に、複雑なテクスチャーを内包する出演者たちが集うこととなったNeoplasia3。一見散漫にも思えるが、全方位に向け観覧的に楽しめる仕様になっているとのこと。 東京のDJ、speedy lee genesisにより過去二度WWWβにて敢行された謎のパーティーNeoplasia。待望の三度目は、「Prelude 2020 Version」と題した特別編としてWWWとWWWβ両フロアを解放し深夜開催される。 今年も残すところあとわずか。2020年に応用できるヒントが詰まった、一筋の風のようなパーティを楽しもう。 ※なおTakaoのパフォーマンスは、Neoplasia3限定のエクスクルーシブなライブapplication for 2020 setとなります。またWWWβフロアはsuper simplified flatstageの特殊演出にてDJが行われる予定。 Takao – application for 2020 set eminemsaiko & speedy lee genesis – set for super simplified flatstage — 主催speedy lee genesis (Neoplasia)より———— 何かに触れたとき、私たちが抱く一瞬の自己言及的モノローグ 私たちは独白を喪失した デコードできないあらゆるローグが手のひらから流れ落ちている 時代が、環境が、他人が、私たちをそうさせた? 言葉にできない魂の呼応が、身体を貫く瞬間を求めたい ディス・コミュニケーションの可能性 それは対話ではない それは音楽の中にある Neoplasia3 – Prelude 2020 Version – は個人のモノローグを見つめ暴走する Neoplasia3 – Prelude 2020 Version
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レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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