2018/12/21
Jin Doggのドキュメンタリー『I’m from DIRTY KANSAI』がluteにて公開。
ラッパーJin Doggのドキュメンタリー『I’m from DIRTY KANSAI』が、STUDIO VOICEとの連動企画でアジアのアーティストの映像を公開してきたluteにより公開された。
ホームタウンである大阪市生野区にあるコリアンタウンの変遷を、Jin Doggの目線で切り取りながら、それらが彼の人生にどう影響を与え、現在の音楽活動に繋がっているのかを描いている。
HIBRID ENTERTAMENTのスタジオの様子、所属メンバーの紹介、さらに23vrszとの楽曲『AM 2:00 feat. 23vrsz 』のライブ映像(アカペラでも迫力は変わらない)も合わせて見ることができる。 キーマカレーのくだりでの笑顔が印象深い。
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2023/12/01
🎅🎁🖌💍⛄️🧢👻🎸🐢🧟♂️🚀🕸💣🔮🐞🦖🕯🎪🧶🥁🌀🎈🍬💥🥽🛋 今回で4回目の開催となる我々「memoir」。ヴェニューを前回の落合soupからJiyoung Wiらを招聘した第2回と同じく幡ヶ谷Forestlimitに移し、名物企画「K/A/T/O MASSACRE」とのコラボレーションで”クリスマス(直前)・パーティー”を提案します!12月20日(水)デイ&ナイトでの開催となりますので、それぞれお好きなタイミングで是非遊びに来てください。🎅🎁 (Text by Kenji) ‘Muppet Christmas Carol’ (1992) dir by Brian Henson 今回のメモワールのテーマはずばり「クリスマス」!華やかなパーティーから静かに過ごす深夜の家など、様々なロケーションにおけるクリスマスをForestlimitに再現します。’誰かと過ごす’という様式が文化的に一般とされる中で、強く’ひとり’を意識する季節でもあると思います。外と内。双方向への視線を中庸させ、人肌のような温度感となることを期待しつつ、リラックスして楽しむことの出来る空間を提案します。そんな堅苦しいことを言いつつもただのクリスマス・パーティーでしかないので何も考えずに楽しむことができたらいいなと…。随分と冷え込んできましたし、暖かく夜を過ごしたいところです。 さて、パーティーの素地となるアートワークを担当してくれたのはこの2人! Utanhole 🖌 2001年生まれ、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に在籍し、絵画や詩などの制作を行うUtanholeがフライヤーを制作してくれました。氏の作品に初めて触れたのは、今年AMMON TOKYOで開催された個展「新・家族計画」に訪れた時です。「家族」をテーマとし、西洋画/漫画/英語/日本語/詩/メモなど、様々な要素が織り込まれた絵画がありました。江口寿史の影響を感じるカットもあれば、聖書からの引用となる文章が余白に書かれていたり、自由で衝動的な印象でありながらUtanholeでしかない統一感がありました。そこで販売されていた限定100部の詩集がまた素晴らしく、「家族」や「孤独」に対しての複雑な感情が記されていました。今回のメモワールがセットするものを踏まえつつ、人間の裏表を受け取ることが出来る彼女の作風が交わった素晴らしい作品となりました。 Utanhole ion100 💍 京都在住、プライベート・ギャラリー「I/O/N」を運営するion100はタイムテーブルのデザインを担当してくれました。彼女は写真データそのものへの加工は控えめに、被写体そのものが持つ神秘性や違和感のポテンシャルを最大限に引き出す優れた写真家でもあります。パーティーのコンセプトを言葉を用いずプレゼンする為にこれ以上ないほどの素敵な作品を制作してくれました。会に対して多面的な印象を持たれるよう設計する中で、フライヤーとタイムテーブルの作者を変える試みを快く受け入れてくれたion100に改めて感謝します。タイムテーブルの公開は開催数日前を予定!ちなみにKenjiの運営するmixシリーズ「Blue XP」にmixを提供してくれており、そちらも不思議で彼女らしさが受け取れるので是非楽しんでください。 ion100 パーティー本編は「𝙃𝙤𝙡𝙮 𝙉𝙞𝙜𝙝𝙩 𝙋𝙖𝙧𝙩𝙮」「𝙈𝙞𝙙𝙣𝙞𝙜𝙝𝙩𝙏𝙑&𝙍𝙖𝙙𝙞𝙤」と題してデイ&ナイトの2部構成とし、生活スタイルに合わせて好きな時間に遊びに来ていただけるようにしました。フライヤー掲載順に出演者などをそれぞれ紹介していきます。 ♢♢♢ ♢♢♢ 「𝙃𝙤𝙡𝙮 𝙉𝙞𝙜𝙝𝙩 𝙋𝙖𝙧𝙩𝙮」は18:00~24:00の開催で、華やかな音楽パーティー会場、そしてその暖色の光が窓から漏れてくる様子を雪の降る外の庭から優しく眺める、そんな関係性を目指します。 【𝑳𝑰𝑽𝑬】は’インディー’をキーワードにクリスマスが最高に似合いそうな4組のアクトを招聘しました。 iVy ⛄️ 埼玉在住、pupuとfukiによるユニットiVy。pupuは現在は大学に通いながらぬいぐるみや装飾品、イラストレーションを主に創作活動しています。fukiは今年5月からSoundCloud上で音楽活動を開始。元々は日記の代わりのようにつけていた写真の切り貼りからzineや映像を制作し、展示を行っていました。自我概念の解体を軸に映像を作ると共に音楽制作も開始し、現在は自身の声も入れて、作るようになりました。そんな二人、iVyは今年7月から音楽活動を開始したばかりのニューカマーです。彼女たちは楽曲の発表と同時にビデオを公開する傾向にあり、音のみならず視覚的にも表現に対しての拘りが深いことが判ります。彼女たちのビデオは何か特殊なエフェクトを使用したりテクニカルな処理をするかというとそうではなく、要素と要素を絶妙な透過によって重ね、遠い記憶のどこかで見たような、それでいてどこにも無かったような意匠で自身の音楽との接続を試みています。楽曲は連綿として続いてきた国産インディーの息吹を感じさせ、そのポップ性は広くリーチする可能性を秘めています。それでいながら、数人規模の小さなイベントにも身軽に出演し、それらを愛でる分け隔てない感覚がまた彼女たちらしさに繋がっているのではないでしょうか。 Organ Tapes 🧢 イギリスからの映像出演となるOrgan Tapes。現代のインディーを紐解いた際に、ある方向にはCDJの存在が表出するかと思います。ギタリストが次の日にはDJをするというのも今日では珍しくはありません。彼はDJ Corpmaneとしてマッシュアップ・コラージュのシリーズを2010年代に精力的に発表していました。それらをオルターエゴと強くセパレートするのではなく、ナチュラルにOrgan Tapesとしての活動も在る。彼のライブはDJブースにギターを持ち込み、SSW然とした楽曲を演奏した後に、曲間にCMのような小品をミキサーで差し込んだりするスタイルです。時には楽曲に重なることもあります。その姿はいつかの時代では変則的だったかもしれませんが、今では共感できる感性に思えます。それは彼が切り開いてきた”新しいインディー”、ベッドルーム・ロックとでも評することの出来る地平の上に我々が立っていることの証明なのではないでしょうか。Durutti Columnから先日来日を果たしたmalibuに至るアンビエンスまで、そしてそれらをDJとしての感性も併せて優しく結っていく。今回の出演者を繋ぎ、包含するアンカーとして存在するOrgan Tapesのサウンドに是非触れてください。 serah trax 👻 臣と、前回のメモワールにも出演してくれたmareno!からなるユニット・serah trax。2022年にシングル「everynight」を自主リリースし活動開始。今年、同じくシングル「firefiles」を自主リリース。またチホ&ナコ主催の「ほしのおと」にて初ライブを披露しました。彼らの正式なディスコグラフィーな上記の通りシングル2曲と簡素なものです。しかし、「ほしのおと」で実際にそのライブを体験した身としては、どういう発想で楽曲を製作しているのか、なぜこういう展開になるのか、筆者の定規では測ることが出来ない自由さに溢れていました。その典型的な例がライブ最後の曲です。途中までは2人で進行していた構成が、終盤になり急にサポートでDr、Gt、Baが登場。DJブースとLIVEステージに視線が分散するという未知の展開。彼らのバックボーンにはバンドやギターなどのサウンドへの親近感があります。音楽に対して’混じり気のない’を線引きする必要性が薄れ、これらがスタンダードなのだと強く感じました。先述のOrgan Tapesの精神性にも通じるものがあり、その好例としてserah traxは位置することが出来るかと思います。あと、クリスマスが誰よりも似合う気がしますよね。 yagihiromi 🎸 1999年生まれ。Cruyff/Nitroday/Larks Louなどのバンドに所属し、作曲とギターを担当するyagihiromi。山本精一の『なぞなぞ』に衝撃を受けて宅録を始め、ノイズ、スローコア、サイケデリック、エモラップなどからの影響を受けたという彼女は、録音開始から5年間の集大成となるソロのデモ音源集『MeV』をシカゴのEye Vybe Recordsからカセット・リリースしています。筆者がyagihiromiを知ったのは彼女が所属するCruyffの音源を聴いたのがキッカケで、冷静と情熱の間を強烈に突くようなバンド・サウンドに圧倒されました。(※Cruyffは現在のようなライブ活動は今年限りで終了することをアナウンス。来春より新しいリリースと共に新たなCruyffを開始するとのこと。こちらもどうなるのか楽しみ!)バンドは共同作業故に調和が必要となりますが、並行した彼女のソロ作品は音源のライナーにもあるように等身大の自分を制限なく存分にさらけ出しており、その内外(どちらが内外とかの話ではないです)のバランスに強く惹かれました。バンド文化特有の人間関係が背景によく見えるのも今回のメモワールに大きく影響しており、先日の調布Crossのイベント(「ほしのこえ」)にserah traxが出演した際にはGtでサポートしていたのがyagihiromiだったことを記しておきます。 ♢♢♢ ♢♢♢ 【𝑫𝑱】は5組のアクトがクリスマスらしい選曲をしたり、しなかったりします。 ast midori 🐢 parkkingbabiesクルーに所属し、amo clubで友人とパーティーをオーガナイズする在阪のプロデューサー兼DJ、ast midoriが登場します。ハナバギ推薦というのも勿論あるのですが、彼が纏う角の取れた優しい冷感とオーガニックな有機質感のブレンドはしっかりと季節感にアジャストしてくれそうで、個人的にも非常にプレイを楽しみにしています。作曲で好む輪郭を強く確立しているだけあって、DJでも効果的にそれらが発揮されるでしょうし、流麗で伸びやかなサウンドは室内の暖かさを際立たせそうですよね。それぞれの交友には今のところ無いかもしれませんが、温度へのアプローチという点ではserah traxとの相性も実は良さそう。彼らがお互いに反応することを期待しつつ、バトンパスの関係性となる位置をお願いする予定です。 Hanoi & DMT 🧟♂️ SoundCloud~現代のUSヒップホップ文化のサウンドを無駄なトリートをせずダイレクトに消化する2人、HanoiとDMTによるb2bです。Hanoiは2020年代の幕開けを告げる存在だったクルー・WATER DAWGSのメンバーとして活動。2021年よりプロデュースを開始し、2022年にクルーが解散した後はSoundCloudを中心に曲を公開しています。彼の印象はとにかくアメリカの最新のHIPHOPを愛しており、掘りまくっているということ。ビートに乗る歌ではなくラップが好きということ。作曲もHIPHOPベースで軽率にサンプリングすることを信条とし、上書き行為を好んでいます。WATER
2022/12/21
女性性の意味を問いかける キュートでグロテスクでガーリー、そして痛みを伴う。かつて自分が憧れていたシスノーマルの女性像。現代のトランス・ウーマン・ライフの悲痛なタペストリーを表現するTAMAGOTCHI MASSACREが、デビューアルバム『I guess I’m a woman now…』を2023年1月6日にリリースする。トランスフェミニンの苦悩、シスノーマル女性像の解体、ポストバイナリーフェミニニティの感覚を探求。 『i guess I’m a woman now…』は、ほろ苦い啓示。女性としての社会的な厳しい期待に立ち向かうために、移行初期の希望に満ちたナイーブさを捨て去ったもの。タイトルの省略記号は、暗黙の問いを表す。私は今女性だと思う……それで、どうするの? アルバムは女性であることの痛みを認め、同時に受け入れている。最後の曲「mirrorsong*」で、Cleo McKenzieは女性であることの素晴らしさを学び、女性らしさの課題を理解する。このアルバムのテーゼは、穏やかな受容の一つ。女性性とは、苦痛から逃れるユートピアでもなければ、苦痛を非難するものでもない。むしろ、家父長的な疎外感の砂漠にある情熱の源泉。苦難に直面しても女性らしさを体現することを選択することこそが、女性らしさを意味あるものにするのである。 TAMAGOTCHI MASSACRE – i guess i’m a woman now… Label : LIPGLOSSPARTY Artwork by Rain Cha Release date : January 6th 2023 Tracklist 1. i’m two years on hormones and i’m still sad i want a refund 2. clean plate club (ft. Peach Rings) 3. cloud emoji (feat. Fluoriide) 4. morbid
2018/10/24
ヴァンクーバーのs.M.i.L.e.、11/17にDJ LagとMinimal Vilence迎えてイベントを開催。 カナダはヴァンクーバーの新興コレクティブ/イベントs.M.i.L.e.、レジデントはx/o、Baby Blue、Jade Statues、Sebastian Ruslan、City、JS Aureliusである。12回目のイベントは11/17に、DJ LagとMinimal Violenceをゲストに迎えて開催される。ポスターのデザインはJesse Osborne-Lanthierが担当。 Minimal ViolenceはLobster Theremin、Technicolour Recordingsなどからリリースを重ねており、s.M.i.L.e.のメンバーとは微妙に別コミュニティなイメージがある。ヴァンクーバーを拠点にしているという点で繋がっていそうではあるが。しかし、ゴムキングDJ Lagのブッキングしているのかなり新鮮で面白い。またここから新たな化学反応が生まれるのか。 イベント詳細はこちら。 今回ポスターを手がけたJesse Osborne-Lanthierが、新作EP『Absolute Garbage EP』を発表した。彼の久々の音楽作品ではないだろうか。続報を待とう。 https://www.instagram.com/p/BpR0onQnyDn/?taken-by=jesseosbornelanthier
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受け手の自由に寄り添う作品
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