2023/12/15
乾いた心で過去を再訪する人へ
ソウルを拠点に活動するポスト・クラシカル作曲家、Suk Hongが〈unseelie〉よりシングル「Three Movements For The Play Deprived」をリリース。
緻密なディテールで作り上げられた6分間のシングル。James FerraroかOneohtrix Point NeverかGyörgy Ligetiを横目で眺めながらオーケストラの壮大さと超近代的なサウンド・デザインを融合させる。Suk Hongのラップトップで作られた断片的なテクスチャーのグリッチな蜘蛛の巣を、偶発的な沈黙とともに縫い合わせ、魅惑的な聴覚体験を生み出す。不快の中に見出される逆説的な心地よさをテーマにした「Three Movements For The Play Deprived」は、ありふれたものの中に隠された魔法を捉える。
ペガサスに守られたオパールセントのダンスフロアの下で、悪夢のようなダンサーの群れに包まれながら、韓国・ソウル発の近未来マッサージチェア「ボディフレンド」に座るSukを描いた細密な三連画によって、この物語にさらに命が吹き込まれた。アートワークは、caro♡やHolly Waxing(PC Music)のジャケットで知られるビジュアルアーティストDian Liangが手がけた。
「この曲は、初めの一歩を踏み出そうとする人への賛歌であり、励ましであり、乾いた心で過去を再訪する人への道しるべとなる。個人の事情とは無関係に、広げた海岸線にトレーシングペーパーを敷くように、音符が並べられている。何世代にもわたって受け継がれてきた社会的約束のリズミカルなリズムは、私にはいつも独特に聞こえる。世界の鼓動は不規則です。揺れ、踊ることによってのみ、人は真にそれと調和して歩むことができる。」
インスピレーション源は: http://www.scholarpedia.org/article/Consequences_of_Play_Deprivation
I do not dance
I look awkward
I do not drink
I am too much
I smile less
my teeth are not aligned
not too shabby
my gut shines bright red
down the pipe
– Suk Hong
Suk Hong – Three Movements for the Play Deprived
Label : unseelie
Release date : December 15th 2023
Stream : https://kud.li/unsls025
Bandcamp : https://unseelie-nyc.bandcamp.com/track/suk-hong-three-movements-for-the-play-deprived-unsls025
Composed by Suk Hong
Artwork by Dian Liang
Mixed by Angel Marcloid
Mastered by Jesse Osborne-Lanthier
category:NEWS
tags:Suk Hong
2023/04/25
私のものは私のものではない Photographed by Snakepool 韓国・ソウルのライター/ミュージックメイカーSuk Hongがアルバム『a malicious witness to our viral memories.』をリリース。合わせてエッセイを公開。このエッセイはLegacy Russellの『Glitch Feminism』を韓国語で翻訳し、Muyeong Kimの展覧会に関する特集など、様々なメディアで執筆しているdianaに書いている。 dianaが書いた文章は、アルバムテーマ『befriending the ambiguity』に光を当ててくれたとSuk Hongは語る。このアルバムは、Suk Hongが特定のルールに従って書き、歪め、話した楽曲を圧縮したもの。”私のものは私のものではない” という現代のもう一つの現実として、再構成されたデータ社会について考察する意図が込められている。 Spirals, Circuity, and a bit of Bling – diana At the break of dawn, I sense time as a tangible substance held in gentle billows of melancholic blue. Like an air pocket where the past and present collide in
2020/01/27
3月27日リリース 「Dazed」から”英国で今最も独創的かつ新たなギターロック”と称されるロンドンの新世代UKインディ/オルタナバンドSorryがデビューアルバム『925』を発表。 2017年に〈Domino〉からデビュー以降、UKインディ / オルタナの新世代として注目されるロンドンのSorry 、昨年クリスマスイヴには原宿の〈BIG LOVE〉から2曲入りの7インチシングル「Starstruck / Jealous Guy」をリリースしている。 幼少期からの親友で、現在22歳のAsha Lorenz、Louis O’Bryenによって結成され、現在はドラマーとベースを加えた4人体制で活動している。去年衝撃的なデビューを果たしたblack midiや、英BBC【SOUND OF 2020】にも選出されたSquidの登場で勢いを増す次世代UKインディ/オルタナ・シーンにおいて、かねてより高い注目を集めていた彼らのデビューアルバム『925』が、満を持して〈Domino〉より3月27日に世界同時リリース。合わせてアルバムに収録される新曲「More」がMVとともにリリースされた。シングル「Right Round The Clock」に続き、映像作家/フォトグラファーのJasper Cable-Alexanderが監督を務めている。 Hermann Karl HesseからAphex Twinまで、あらゆるものからインスピレーションを受け、聴き心地の良いメロディーの中に不快さも見え隠れする世界観。彼らの実験的なアプローチや、異なるジャンルに対するオープンなマインドは、音楽やビデオ制作もセルフ・プロデュースで行う彼らの創造性に強く反映されている。 Sorry – “925” Pre-Order : http://smarturl.it/Sorry925
2021/11/19
トラウマとエピファニーを語り、セルフケアを探求する 東京を拠点に活動するexpt:RAineが、デビューダブルシングル「Asylum Wall / Requiem For Autumn」をDasychira、QUALIATIK、Himeraを擁するNYのレーベル〈unseelie〉よりリリースした。また、「Requiem For Autumn」のミュージックビデオをAVYSSのYouTubeチャンネルにてプレミア公開。 本作はパンデミックの孤立と恐怖に直面したexpt:RAineが、過去のトラウマやエピファニーを語ることでセルフケアへの道を探る様子を描く。その結果、個人的でありながらも、最終的にはインスピレーションの源となった恐怖を克服する表現になっているようだ。インタールード「#traumacore」は、タイトルトラック2曲を結びつける生々しい感情を表現している。 expt:RAine – Asylum Wall / Requiem For Autumn Label : unseelie Music, videos and artwork by expt:RAine Release date : 19 November 2021 Buy : exptraine.bandcamp.com/album/asylum-wall-requiem-for-autumn-unsls010 Tracklist 1. Asylum Wall 2. #traumacore 3. Requiem For Autumn
1/4「AVYSS Egg」にて全曲初披露 more
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
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