2021/12/24
カナダ中西部の大草原に隠されたファンタジーと魔法
中国・客家をルーツに持つカナダ拠点のアーティストJ. Ka Chingが〈unseelie〉より、クリスマスEP『Ditties From A Sand Pear Core』を12月25日にリリース。リードシングル「Eyelid Phlegm」が公開された。
『Ditties From A Sand Pear Core』は、カナダ中西部の大草原に隠されたファンタジーと魔法を表現した作品。リードシングル「Eyelid Phlegm」は、MTVのアンプラグド・アコースティック・ギターとブレイクコア・ビートが融合し、時間を超えて自由に音を存在させている。誠実で心温まる作品でありながら、どこか奇妙な雰囲気が漂う。
J. Ka Ching – Ditties From A Sand Pear Core
Label : unseelie
Release date : 25 December 2021
Buy : jkaching.bandcamp.com/album/ditties-from-a-sand-pear-core
Tracklist
1. Ginger Bee Fae
2. Jagged Crystal
3. Faraway Waves (In Your Eye)
4. I Want 2 Float U
5. Eyelid Phlegm
6. Close My Eyes
All tracks written and produced by J. Ka Ching, except “Close My Eyes” written by Arthur Russell
Cover artwork by Jono Currier
Mastering by Jesse Osborne-Lanthier
category:NEWS
tags:J. Ka Ching
2019/08/06
Quantum Nativesから。 〈Quantum Natives〉は主にMediaFireを使用してリリースを行うレーベル。これまでにファウンダーであるBlood Maも含めて、bod [包家巷]、x/o、Oxhy、White Goblin、Dane Law、そして日本のDJWWWW + N. BRENNANやemamouse、日本在住のWa?steなどの作品をリリース。 〈Quantum Natives〉から新たなプロデューサー / シンガーJ. Ka Chingがデビュー。モントリオールを拠点にするJ. Ka Chingの9曲入りの作品『Another Vanishing City』は文化的ハイブリッドを目指しているとのこと。印象的なのは〈PC Music〉を思わせるボーカルが入った数曲。そんな楽曲にも中国の伝統的なツィター属の撥弦楽器、古筝(グーチェン)をフィーチャーするなど、J. Ka Chingの実験が反映されている。 音源のダウンロードはこちら。
2020/11/18
12月1日リリース 2014年頃から綿菓子をひたすら食べ続ける映像や、”I’m Poppy”というフレーズを10分間ひたすら繰り返す映像をYouTubeにアップし、それらが数百万回再生されていたMoriah Rose PereiraことPoppy、音楽活動も2015年から開始し、今年リリースされた3rdアルバム『I Disagree』ではメタル要素を大胆に取り入れ、摩訶不思議なポップメタルアルバムを作り上げた。 その後も、プライド月間に合わせて、t.A.T.u.の「All The Things She Said」をカバーシングルとしてリリース、サウンドトラック付きのグラフィックノベル『Inferno』を10月に発売している。今作はクリスマスにテーマにした4曲入り。先行で「I Won’t Be Home For Christmas」がリリース。レコード版もオフィシャルサイトで予約が開始されている。 Poppy – “A Very Poppy Christmas” Label : Sumerian Records Release date : 1st December 2020 Vinyl / Stream : https://smarturl.it/PoppyChristmas Tracklist 1. I Like Presents 2. I Won’t Be Home For Christmas 3. Kiss in the Snow 4. Silver Bells
2024/12/09
クリスマスの美しさを演出する 札幌Plastic Theaterで開催されているマンスリーイベント<点灯>が、第12回目に初となるクリスマスパーティーを開催。 東京からKenjiさん(IG: supernalsofttouch)が札幌に初めて舞い降りてパフォーマンスを披露する他、iichiro taya、maofumin、mostin fantasy、popppontaとtiruco(デュオ)、tommy△、わにわにが登場。chiseiと死没はmini shopを開店し、独自のグッズを展開。フライヤーはGreta (ex. DJ God Hates Shrimp)が手がけた。mini shop、フライヤー担当含め計10組のアクトがクリスマスの美しさを演出する、とのこと。出演者陣が選んだクリスマスプレイリストも公開。 Comment こんにちは。 この度、クリスマスをテーマにした回を開催します。今まで何かにインスパイアされて発想した回はあったものの、わかりやすいテーマを一つ前面に据えるのは初めてかもしれません。雪が降りしきる中、プレゼントを持って一つの家に友達や家族と集ったり、一人だけど他者の存在を感じられるような、そんな優しさと美しさを感じられる回にしたいと思っています。 同時に年内最後の開催でもある今回は、東京からsupernalsofttouchことKenjiさんにご出演いただけることとなりました。 氏は10年代中期よりサンプリング・コラージュを主な手法として作品を制作し、複数の名義を用いて膨大な量の作品を発表なさっています。 2019年には現在のKenji名義で「愛の響き」、2021年に「Edge of the city」、2022年に「Covers for the sex magazine」を発表し、どの作品も多くの耳の肥えたリスナーたちから愛されています。 作品の独創性や美しさもさることながら、<memoir> や<blue xp>など以前から多面的な活動を展開しているアーティストです。 以前から招聘するタイミングを伺ってきてはいましたが、氏の主催イベント<memoir>でもクリスマス回を開催していることや、ささやかで煌めくような音楽性とクリスマスの親和性は抜群であることからも、是非今回こそKenjiさんにご出演いただきたいと思いました。 そして、今回のテーマに呼応するようなアクトたちが出演してくれます。 まず、iichiro tayaさんが今回もDJとして再び出演してくれることになりました。 若手ながらローカルでは随一の実力派として名を馳せているiichiroさん。氏の選曲は非常に有機的且つ、のびやか。電子音楽/楽器演奏の境界線を融解させるようであり、オーガニックなムードさえ漂わせるその音楽性はクリスマス特有の温度感を際立たせそうだなと思いました。プレイングスキルも非常に高い氏は現在数多くのイベントでその手腕を振るっており、個人的にもっと知られても良いと思う人のナンバーワン。静寂まで美しく映えるようなクリスマスの雰囲気を纏った今回は特に、臨機応変に品々を差し出せる氏が不可欠だなと思いオファーさせていただきました。今回は時間を分けて2回ほどDJしていただきます。氏には全国各地でもっとDJしてほしいなと思う今日この頃です・・ぜひ見て下さい! 1回目以来の出演となるmaofuminさん。 生活や人生のストレスが込められたリリックや、かわいらしさと攻撃性を併せ持ったビートなど、割り切れなさや個人性を感じさせる楽曲をsoundcloudにてポストしてきたアーティストです。記号化のされてない、微細な表現はKenjiさんの精神性と符合していると考えて今回再度オファーさせていただきました。何より、maofuminさんの柔らかい歌声をもう一度クリスマスに聴きたかったし、かなり合うと思います。今回は前回と違って小さなシンセを複数用いた演奏をなさるとのこと。クリスマスへの序曲を奏でてくれることでしょう。 松戸ビリーバーのフロントマンであるpoppponta(今大輔)さんと6回目で映像出演を果たしたtirucoさんがまさかのデュオ編成で札幌に再度来てくれます! 松戸ビリーバーの皆さんもtirucoさんもアカデミックな美術の知識とクラブシーンの音楽の雰囲気をどちらも地続きにして取り込んでいるような印象があります。実際popppontaさんとtirucoさんは今年9月末に開催された”存在しない空の色” in 札幌にて共演を果たした他、お二人ともKenjiさん主催mixシリーズ<blue xp>にmixを提供されているなど、それぞれ互いに一定の交流や共通点が見られます。そんな御三方が一つのイベントで共演されるのは実は初ではないでしょうか? 松戸ビリーバーとしての印象が強いpopppontaさんは作曲家としてソロでも味わい深いepをリリースされており、tirucoさんはWaBさんとのユニットpopoや静謐な映像作品群など多面的な活動も目立ってきました。ありそうでなかった二人のタッグは今回”クリスマスの軽音楽部弾き語り”をなさるとのこと・・?是非聴き入ってください。 点灯には初出演となるtommy△さんとわにわにさん。 tommy△さんは、<The Justice>への出演など長らくローカルシーンから愛されてきたアーティストです。2017年に発表された「DRINK」はorange milk recordsなどへの憧憬が感じられる音像で、今聴いても非常に鮮烈。その音の鳴りはKenjiさんの前名義であるDJWWWWにどこか近いものを感じますし、Kenjiさんとの化学反応がありそうかなと思いました(tommy△さん自身もDJWWWW名義の作品や「Covers for sex magazine」を個人で愛聴されていたとのことです🔥)。 そんなtommy△さんですが、選曲家としても素晴らしいセンスをお持ちです。毎年札幌のライブハウスであるSOUND CRUEにてクリスマスDJを行っておられたりとクリスマスへの愛情も感じたため、お誘いするなら今回かなと思いオファーさせていただきました。今回はPCを用いてライブ的なセットを披露されるとのことです。楽しみ! https://tommyyama.bandcamp.com/album/drink soundcloudにポストされていたmixが瑞々しくクールだったわにわにさん。今回最年少となる方です。 soundcloudにポストされているmixが物語っている通り、jerkなど現在進行形で変異し続けるクラウドラップが完全に原体験として体に内面化されているような印象があります。そんなわにわにさんとKenjiさんを組み合わせると非常にフレッシュで面白いのではないかと思い、今回お誘いしました。朗らかで純粋さが垣間見える方ですが、初DJとなる今回、いったいどのようなプレイが見られるのか。実写版わにわにパニックをお楽しみに。 また、今回chiseiさんと死没さんにmini shopとして出店して頂きます。 6回目にてフライヤーと初DJで出演してくれたchiseiさんは、普段気に留めない気配を描くような淡いドローイングが美しい作家です。絵画に留まらずシルバーアクセサリーやzineなどを制作されていて、今回はそれらを持ってきてくれます!数々の個展を開催されている氏ですが、以前「桜桃の味」で拝見した小さいグッズがいい意味で肩の力の抜けたものばかりでかなり良かったのが印象的です。そして点灯vol.6で共演したtirucoとは初の邂逅となるので、それも何気に楽しみ。 https://www.instagram.com/chisei.ko/ 最近あらゆる現場でプレイヤーとして活躍するようになった死没さん!氏の主軸にあるのはDJだと思いますが、自作コラージュなどのアートワークにも独自性が滲み出ていました。ネイルの写真などもアップされていて、モノや空間に対する関心もありそうだし何か面白そうかな?と思ってノリで今回はDJではなくshop側でお誘い。 誰だって創作の機会や可能性はあることを提示してくれると思いますし、Kenjiさんの映像作品「奇妙な海」を氏はイベント現場で鑑賞して感動していたという逸話もあるので今回こそ何とかして居てほしかった・・! 今回はchiseiさんと死没さんが入場時のリストバンドデザインも担当してくれているので、そちらもお楽しみに! また、フライヤーとタイムテーブルのデザインはGretaさん(ex. DJ God Hates Shrimp)さんに依頼しています。氏は<memoir>や<K/A/T/O MASSACRE>など数々の実験的なパーティでプレイしてきたDJで、memoirの配信で氏のプレイを初めて見た際にかなりぶっ飛ばされたのが記憶に新しいです。 また、氏はフライヤーのデザインもたまに手掛けられていて、特に昨年9月に開催された「Give up 3 ~anniversary edition~ 」のフライヤーは去年見たものの中でも一番素晴らしかった・・。 他にもモルモン教やキリスト教をモチーフにした美術作品を展示していたり、米国産ミームのノリを纏ったようなインスタのポスト群など、全てを総合すると氏はあまりに掴みどころがなく謎めいた人物に映ります。そんな氏の美意識にクリスマス回となる今回のフライヤーを任せてみたかった。神聖さだけでなく、どこか不穏さまで滲むフライヤーが素晴らしいです。 最後に、自己紹介となりますがmostin fantasyです。今回は全体のオーガナイズとDJを担当します。 “SPEC”や”転倒”を含めると今年だけで既に12回程イベントを開催させていただくことができました。本当にありがとうございます。年内ラストでもある今回ですが、以前の回に来たことがあってもなくても、ただのクリスマスパーティーとしてどなたでもお気軽にお越しいただければ幸いです。 どこか互いに親和性があるような?アクトたちがどのように共鳴し合うのか・・・是非全アクト見てほしいと思います。 クリスマスの予定は人それぞれですが、今一度この日だけでもあなたと時間を共有できたら嬉しいな…言うとります😉 メリクリ🎄 点灯 -クリスマスナイト- 2024.12.21(Sat) 17:00-22:00 AT PLASTIC THEATER ADV ¥2,500 / DOOR ¥3,000 U18(要ID) ¥1,500 Kenji iichiro taya maofumin mostin fantasy popppontaとtiruco tommy△ わにわに MINI
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