Flora Yin-Wongが生物圏保存地域にて録音したEP『The Sacrifice』を発表

人里離れた場所に身を置き、その体験を経て作品を制作する

 

 

コロナウィルスによるパンデミックの影響により、多くの人々が自分たちの未来を想像し、考えを巡らせた。その経験を経て〈First Light Records〉は音響エコロジーを中心としたコミッションシリーズ「Unbuilt Sound」をスタートさせる。

 

このプロジェクトは世界中のエレクトロニック・アーティストたちが人里離れた場所に身を置き、その体験やインスピレーションを得て作品を制作、それを〈First Light Records〉が限定版のレコードとしてリリースするというもの。

 

 

今回、プロジェクト第一弾として、DJ/ジャーナリスト/アーティストであるFlora Yin-Wongの4曲入りEP『The Sacrifice』のリリースが発表された。Flora Yin-Wongは、北ウェールズのマッキンレーにある山小屋で、民俗学に着想を得たEP『The Sacrifice』の基礎となるフィールドレコーディングを行った。

 

ユネスコの生物圏保存地域に位置する場所は、炭素のない未来のための実用的なソリューションを探求する代替技術センター(CAT)がある。この地域の手付かずの自然環境は、現代社会が直面している気候変動から瞬間的でも逃れることでき、可能性のある地域であることを体現している。

 

「『The Sacrifice』は、ウェールズの神話的な物語を集めた作品集である『マビノギオン』を現代にアレンジしたもので、谷や湖が織りなす土の風景を映し出しています。登場する神話上の歴史上の人物、運命の構築者や救済のためのシャーマニズムの旅をする合成された存在からインスピレーションを得ています。」

– Flora Yin-Wong

 

 

歪んだフィールド・レコーディングとシンセの波、囁くようなヴォーカルのコラージュ。『The Sacrifice』は、穏やかでありながら夢と歪みの中で揺れ動く。そして、時を超えた民俗的な場所の感覚を刺激する。柔らかな不協和音が、足元の岩の音や波打つプールの音を包み込み、アーティストと風景の間で継続的なコール&レスポンスが行われる。

 

『The Sacrifice』のアートワークは、ポルトガル出身でノルウェー在住のヴィジュアルアーティストで、ANTI BergenのリードデザイナーであるVera Gomesが手掛けている。Vera Gomesは『The Sacrifice』を支えるサウンドコラージュの手法を反映して、Flora Yin-Wongが撮影した写真からウェールズの断片を再構成し、人間が作ったコンクリート製の人工物のイメージと組み合わせている。

 

 

Flora Yin-Wong – The Sacrifice

Label : First Light Records

Release date : 16 November 2021

Pre-order : https://florayinwong.bandcamp.com/album/the-sacrifice

 

Tracklist

1. Hanging A Thief

2. Unhappy Disclosures

3. Willow Bends (ft. Rachel Lyn)

4. The Sacrifice (ft. Adam Sherry)

category:NEWS

tags:

RELATED

FEATURE