2020/01/23
本日リリース
所属するレーベル〈Absurd TRAX〉と共に香港のエレクトロニック / エクスペリメンタル界隈を先導するプロデューサーKelvin Tが新曲「Be Air Be Air」を本日リリース。本作は2月28日にリリースされる2ndアルバム『Aerate』からの先行シングルとなる。
2018年に発表された1stアルバム『Unlock Voice』以降、新たな音色のパレットを手にし、次の作品にフォーカスしていたという。昨年は〈Absurd TRAX〉クルーらと共に来日し、「K/A/T/O MASSACRE」にも出演し、釈迦坊主やLSTNGTやWa?steらと共演した。先日リリースされた香港のシンガーSOPHYの新作『殘 / HARSH』への参加を経て、サプライズで発表された本作でKelvin Tはリスナーを音で幻覚作用へ導く。
新曲「Be Air Be Air」には3つのバージョンが存在する。レイヴィーに反復するシンセが印象的なインスト、Kelvin Tのボーカルバージョン、Shyshineをフィーチャーしたバージョン。マスタリングはNerve、 アートワークはyaya mimiが担当。
bandcamp : https://absurdtrax.bandcamp.com/album/be-air-be-air-single
category:NEWS
tags:Absurd TRAX / Kelvin T
2018/10/23
香港のプロデューサーKelvin Tの1stアルバムがAbsurd TRAXからリリース決定。 photo by Harry Chan at Nothing Happens and Lighting by Xu Ranjun このTzusingの一瞬千擊Teeを着ているのが香港のDJ/プロデューサーTang Fong Ching KelvinことKelvin Tである。 彼は15歳で音楽制作を始めた。オンラインでTavi Leeと出会い、上海のレーベル/コレクティブGenome 6.66 Mbpに加わる。そして香港のレーベルAbsurd TRAXにも所属することになる。今回の作品『Unlock Voice』は、彼の最初のEP『Sedative』に続く、ファーストアルバムとなる。 歌うような高音のシンセのメロディに絡みつくリズムが粘りの強いエレクトロニックを表現している。『Sedative』の延長線上にあり、クラブミュージックとしての機能性が高いアルバムになっている。 Artwork by Suze陳 アルバムは11/9にリリース予定。先行で収録曲『Dropbar』がリリースされている。まだまだ底が知れないアジアの才能の1人であることは間違いないだろう。 Bio Future Laboratoryのコンピレーションシリーズ『TOPOGRAPHY OF FICTION: PART 1』ではYoshitaka Hikawaとbod [包家巷]とのコラボ曲も発表していた。 https://soundcloud.com/bio-future-lab/kelvin-t-yoshitaka-hikawa-bod-vogag
2018/12/11
実験の可能性。 photo by Harry Chan at Nothing Happens and Lighting by Xu Ranjun Kelvin Tは香港で生まれ育った。Tavi Leeとオンラインで出会い、上海のレーベル/コレクティブGenome 6.66 Mbpに参加。香港のエレクトロニックシーンを支えるレーベルAbsurd TRAXにも所属している。ちなみにAbsurd TRAXに関して言えばMeuko! Meuko!のEP『About Time 關於時間』は食品まつり a.k.a foodmanのリミックスが収録されていたり、アートワークがpooteeだったりと日本のアーティストとも繋がりは深い。Kelvin Tに話を戻すと、今年リリースされたBio Future Laboratoryのコンピレーションシリーズ『TOPOGRAPHY OF FICTION: PART 1』ではYoshitaka Hikawaとbod [包家巷]ともコラボレーションを果たし、現在のアジアのエレクトロニックシーンを既に担っている才能の1人であるのは間違いないだろう。 – 音楽はどのように作り始めましたか? Kelvin T – iPad miniでGarageBandに夢中になったのは2014年頃です。すごく簡単に音楽が作れるから。セルフリリースのEP盤のほとんどはそれで作っているんです。それからGarageBandよりもかなり色々とできるのもあって、Abletonを2015年頃から使い始めました。今でも両方のソフトを使っています。あと以前よりもソフトウェアもだけど、ハードウェアもたくさん使ってるかな。 – どんなものがあなたの音楽に影響与えていますか? Kelvin T – 音楽を作るときって、大体が実験みたいなものです。僕がやりたいのは多分、シンセの限界を押し広げたり、普通じゃない拍子を試したり、1曲を通してBPMを変えたり、変な音を取り入れたり、トラップを作ろうとしてみたり、っていうことなんですよね。だから「実験」が僕の音楽に影響を与えたと言えます。 – 香港と上海のシーンはあなたからはどう見えていますか? Kelvin T – 香港のシーンは本当に多様性があるんです。あらゆる種類の音楽があって、いろんなクルーがいろんな音楽のスタイルを持っている。みんな違うことをしていても、お互いに支えあっています。でも、OILとかALLみたいないい感じのクラブは香港には1つもない。DIYの会場とかライブハウスはあるけどクラブはありません。ちなみに上海のエレクトロニック・ミュージックシーンについては僕がコメントできるほど深く掘り下げたことがないんです。Club Allには行ったことがあるけど、上海には行ったことがない場所とかイベントとかフェスがあるので。 – 2つの都市の違いはありますか? Kelvin T – さっきも言ったように上海のシーンについてはあまり知らないんですよね。上海に長く住んでいたら違いがはっきりとわかるんでしょうけど。 – 普段は何をしていますか? Kelvin T – 今はHKDI(香港知專設計學院)で勉強してます。自由時間には音楽を作るかYouTubeを見るか、寝てます。たくさんの色んな音楽ソフトとハードウェアを試してみているところです。最近興味があるのはKorgのElectribe Waveとモジュラーシンセです。 –
2019/12/30
Kelvin T参加 香港 / 台北を拠点にするシンガーソングライターSOPHY(王嘉儀)がニューアルバム『殘 / HARSH』をリリース。 本作は016年にリリースされた1st EP『Sophrology』、翌年にリリースされた2nd EP『Quarter』に続く作品。本作のソングライティングはSOPHYがほぼ全て行っているが、注目は6曲目「菩薩 / PUSA」。この曲には香港のエレクトロニックミュージックシーンを牽引し、日本のプロデューサーWRACK、Kenji、emamouse、空蝉 (Cicadas Shell)などもリリースするレーベル〈Absurd TRAX〉に所属するKelvin Tがアレンジで参加。壮大で奥行きのある旋律が美しいエレクトロニックR&Bに仕上がっている。
受け手の自由に寄り添う作品
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