2019/08/21
本日から配信も開始。
シドニーのレーベル〈Longform Editions〉は独自のフォーマットにこだわり作品の発表を続けている。これまでにCakedogとしても活動するAhnnu、Sun ArawとMitchell Brownの共作、〈Where To Now?〉などからリリースし、来日も果たしたNicola Ratti、そして日本のサウンドデザイナー で、〈EBM(T)〉主宰のNozomu Matsumotoなど。全ての作品が長尺の一曲のみ。
今回、〈Longform Editions〉の新作は東京を拠点にするShota AbekiのソロプロジェクトHegira Moyaの新作『Palace』。こちらも20分超えの組曲。最近では〈Bedouin Records〉からLPリリースが決定しているハードコアバンドGranuleのリミックスを手がけており、単独作としては昨年〈Moloton〉からリリースされたEP『Slow Vein』以来の新作となる。
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category:NEWS
tags:Hegira Moya / Longform Editions
2018/09/17
LSTNGTとHegira Moyaがコラボした楽曲『Nagi』を公開。 東京を拠点にするサッドレイブトランスシンセシストことLSTNGTと、同じく東京のノンビートアンビエントトラップことHegira Moyaがコラボレーション曲『Nagi』のOfficial Visualを公開した。 LSTNGTの自宅にて、2人で共作したという『Nagi』は、お互いの使用機材の違い、手癖などが逆に上手く作用したシンセティックなアンビエントとなっている。もちろん共通した意識や、世界観の共有がしっかりと出来ている関係性であるのだろう。個人的にはこういった界隈でも今回のようなコラボレーションが、もっと増えると面白いと思っている。 LSTNGTは昨年バルセロナのレーベルCønjuntø VacíøからEP『Holy Machine』をリリース後、Dark JinjaやEco Futurism Corporationなど、レーベルのコンピに続けて参加している。一方、Hegira Moyaは今年ストックホルムのレーベルMolotonからEP『Slow Vein』をリリースしている。以下のSoundcloudのリンクを是非チェックして欲しい。
2019/01/25
『Pain, Ritual & Life』という名のステイトメント。 本文中でも語られるが、Granuleは元BOMBORIのメンバーHIKARIを中心としたバンドである。スラッジと呼ばれるハードコアパンクから派生したジャンルから彼らはスタートしている。と、ジャンル名で説明しようとすればするほど、彼らの表現しているものからは外れていくような感覚がある。ひとまずは1/23にDaymare Recordingsからリリースされた1stアルバム『Pain, Ritual & Life』を聴いた方がGranuleへの理解が早そうだ。そのアルバムの最後に収録されているリミックスを手がけたのがLSTNGTと、Hegira Moyaである。Granule、LSTNGT、Hegira Moya、この3組は各々表現方法が全く異なる。Granuleは前述の通りスラッジから始まっていて、LSTNGTは悲しみに包まれたトランシーなシンセ/レイヴ、Hegira Moyaはメロデスからトラップを経由したアンビエントである。そこには新たなコミュニティが存在しているのは間違いなく、いま彼らを紹介する際に使用したジャンル名は溶けて崩れ去り、良く言えばキーワード、本当に薄い意味しか保っていない。彼らはなぜ引き寄せ合っているのか、そして共有している意識とは何なのか。今回はHIKARI (Granule)、LSTNGT、Hegira Moyaに加え、『Pain, Ritual & Life』にも参加しているMOONSCAPEのHATEも交え、鼎談を記録した。 Photo by Chihiro Yoshikawa – Granuleは発音でいくとグラヌル?グラニュール? HIKARI – 一応、正しい発音はグラニュールらしいんですけど、自分はずっとグラヌルって読んでて。まあ、別にどっちでもいいかなっていう感じですよね。でも、ヌルのほうがNullみたいな感じがあるから、ただそれでグラヌルって言ってるだけなんですけど。みんなからグラニュールって言われてるんで、もういいかな、みたいな。 – では、Granuleがスタートした経緯を教えてもらってもいいですか? HIKARI – 2011年の春から2016年の夏まで、Granuleの前にやってたバンドBOMBORIで活動していて、そのバンドを立ち上げたのが自分とギンガってやつで、ギンガがバンドを辞めるって言い出した時に色々あってガキの喧嘩みたいになってしまって。それが直接的な原因でBOMBORIが終わって、それで、すぐに次どういうことをやろうかなと考えていたんです。やっぱりバンドがやりたいっていうのと、活動終了直前のBOMBORIは6人いたメンバーが4人になってストレートなハードコアパンクをやっていたので、そのやり方を意識的に引き継ごうと思っていました。ただ、一緒に立ち上げたギンガがいないからBOMBORIっていう名前は使いたくなくて。Granuleで1番最初に作ったカセットはスラッジコア的なやり方でした。でもやってく中でそれだけのアプローチだと、自分の中の欲求みたいなのが全然満たされないから、6人の頃のBOMBORIみたいにいろんなやり方を試すようになって。メンバーに自分の好きなこととかやりたいことのイメージを何から何まで共有して、みんなで形にするようになっていって。ちなみにGranuleって名前が決まったのは都立大塚病院の公園でした。BOMBORI終わった直後、メンバーも決まって、よしスタジオ入るかみたいなときに、俺が顎を骨折して入院決まっちゃって。初めてGranuleとしてバンドミーティングをしたんです。 LSTNGT – そこじゃん。 HIKARI – あ、そっか。近いもんね。BOMBORIにGranuleっていう曲があったんですけど。すごく好きな言葉だったんで、その曲名からBOMBORIを続けるじゃないけど、違う形で続けるっていう意味で、みんなにBOMBORIの曲名からバンド名を付けたいんだけど、どうかなみたいなことを話して。みんな賛同してくれて。でも、みんなに怒られたっすね。俺が呼び掛けて、スタジオの日程も決めてたのに、普通に1ヶ月ぐらい入院しちゃったんですよ。でも、病院にいたおかげで、いろいろやりたいこととかを考える時間があったんで。Keigo Kurematsuって俺が何かするときはアートワークとか頼んでる友達がいて、そいつにやってもらおうとか、入院してるときに色々考えてました。ちゃんと考える時間がないと、極端に感情的に動いちゃうんで。 – コミネ(LSTNGT)とアベキくん(Hegira Moya)はBOMBORIは認識してた? LSTNGT – そうですね、BOMBORIは知ってました。 Hegira Moya – BOMBORIはそうですね。でも、ライブとか見たことはなかったけど。何だっけ、フジロックのROOKIE A GO-GOで音止められたっていうのは知ってましたけど(笑) HIKARI – 全然悪意あってやったわけじゃなくて、普通にすげえ楽しくてやってたら、45分ぐらい持ち時間超えちゃってたんすよ。気づいたら、照明全部消えてて、外音も全部出てない、みたいな。 – それって、その後に出番控えてたバンドもいたの? HIKARI – いや、俺ら最後だったんすよ。見てる人たちはすごく盛り上がってくれてて。DJが音止めないでやるみたいな、そういう気持ちが結構あったんすけど。まぁ当たり前なんですけど、ああいうのって、いろんな人たちがちゃんとタイムテーブル作って準備してるじゃないですか。だから、それですごい怒られたっすね。 -コミネ(LSTNGT)とアベキくん(Hegira Moya)がヒカリくんに出会ったのはいつ?3人はどこで接点があったの? Hegira Moya – ってか、最近っすよね。 LSTNGT – ほんと、すごく最近ですね。 HIKARI – idealaって去年の5月だっけ? LSTNGT – ああ、そうだね。で、僕とアベキさんはもうK/A/T/O MASSACREきっかけでかなり前から知り合いだったんですよ。僕が出た最初のマサカーに、アベキさん来てくれて。Hegira Moyaの『Sway』っていうカセットを買ったりしているうちに交流が生まれていきましたね。 Hegira
2019/02/13
多数のアーティストが参加した20分に及ぶ楽曲をリリース。 Nozomu Matsumotoは東京を拠点にするサウンドアーティスト/キュレーターである。昨年はThe Death Of Raveより自身初のレコード『Climatotherapy』をリリースしている。以前、SIM RADIOでもその断片が流れていた新曲『Phonocentrism』が本日リリースとなった。 ジャスト20分に及ぶ『Phonocentrism』には多数アーティストが参加している。CEMETERY、DJ Obake、Emamouse、H.Takahashi、Hegira Moya、Hideki Umezawa、Kazumichi Komatsu、Kenji Exilevevo、LSTNGT、メトロノリ(Metoronori)、Rina Cho、toilet status、Y.Ohashi、Yoshitaka Hikawaの素材がぐにゃっと混ざった楽曲はDJミックスでは無く、ラップもメタルのシャウトも重なり一つの物語として展開する。このアイデアは最高じゃないでしょうか。 購入はこちらから。シドニーのレーベルLongform Editionsからのリリース。 以下は、Grey Matter Archivesで公開されたNozomu MatsumotoのMix。
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4/8 WWW+WWWβ / 4/9 CIRCUS Osaka