2018/12/12
XLARGE®のアーカイブをリデザインしたリメイクラインONE OFFのプロモーションにLe Makeup登場。
不定期にリリースしていたXLARGE®のアーカイブをリデザインしたリメイクラインONE OFF。今季より、ビジュアルディレクターに、ニッチなネームラベルを世界へ発信する「AEVIL LABELS (エイビル ラベルズ)」を迎え「ONE OFF by AEVIL(ワン オフ バイ エイビル)」として生まれ変わった。
XLARGE®のONE OFF by AEVILにモデルとして大阪のプロデューサーLe Makeupが登場。さらに、以下のビデオでは音楽も担当している。今年、Tzekinらが主宰しているレーベルEternal DragonzからリリースされたEP『Matra』、またプロデュースしたDoveの『Femm』など、制作面においても今最も勢いのあるプロデューサーの1人である。
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2018/08/06
井入啓介がLe Makeupになるまで。そして現在と未来。 井入啓介ことLe Makeupは関西学院大学に通う現役大学生のプロデューサーである。大学に入ってから本格的に曲作りを始めてすぐにKenji Yamamoto(Wasabi Tapes)の審美眼によって見出され2016年6月にEP『Diegese』でデビューを果たす。その後もAshida ParkやDark Jinjaからリリースが続いたところで、ギターと歌という自分の武器を徐々に導入し、元々チラついていたメロディセンスにより普遍性がクリアになり始める。その後もドラマ『電影少女』の劇伴(tofubeatsディレクション)の仕事を経て、日本においてはあまり他にない立ち位置を確立しつつあるLe Makeup。地獄のような暑さの日に天王寺で話をした。 – 1番最初に買ったCD覚えてる? Le Makeup – Limp Bizkitのベストやったと思います。僕、5歳上のお兄ちゃんがおって、お兄ちゃんが最初に音楽好きになったんですよ。で、小学生の間、お父さんにお兄ちゃんと2人毎週TSUTAYAに連れてってもらって、CD4枚で1000円で借りれるってやつでずっとCD借りてたんです。時には8枚だったり、それで洋楽コーナーをほとんど借りきったといっても良いくらいとにかく毎週借りてもらって(笑)だから最初は「買う」とかなかったんですけど、なんでかわからないですけど、Limpのベストを小学校高学年のときに自分で買ったんです。それずっと聴いてましたね。 – 当時はそういうジャンルに興味があったの? Le Makeup – そうですね、他にもSlipknotとかMudvayneとかそういうの聴いてましたね。あと筋肉少女帯とか(笑)最初はお兄ちゃんが聴かせてくれたレッチリから入ったと思います。最初は自分で好きな音楽を探すというよりはお兄ちゃんが好きなものを聴いてた感じですね。そこから段々自分で探すようになって、中学のときには普通ですけど、Sonic YouthとかDinosaur Jr.とかPavementとか好きで聴いてました。そこからThe CureとかThe Smithsとか大好きになってみたいな。お兄ちゃんはギターが好きで、テクい人とか好きやったんですけど、僕は最初からフロントマンとか作曲してる人が好きで、ギターも練習するのが嫌いやったんで、コード調べて自分で歌ってましたね。ギター自体は小学4、5年生から始めましたけど、今も速弾きとかは出来ないです。 – 曲を作るようになったのはもっと後だよね? Le Makeup – (曲を作ることに対して)ずっと憧れはあったんですよ。携帯のボイスメモに録って1人で聞いて恥ずかしくなるみたいなことはしてて。高校入ってガレージバンドでギター録ってみたりはしたんですけど、そのときはDAWが難しく感じたんですよね。宅録はできるんですけど、MIDI打ち込むとかが意味わからんわってなって、けっこう諦めてたんですよ。 – バンドはやらなかったの? Le Makeup – バンドはすごいやりたかったんですけど、やっぱ中高のときって「俺は違うぞ」みたいなのあるじゃないですか(笑)周りにもバンドやってる人はおったんすよ。おったんですけど、「なんかちゃうな」みたいな。「俺がしたいのはこういうので・・」みたいなのがあって、バンド組むのすらしなかったです。最初からコピーとかは興味なかったんで、みんなとやるのは意味ないなと思って。音楽の話できる人もいなかったですし。ただフリースタイルダンジョンが始まる何年か前に高校でヒップホップが流行ってた時期があって、高校生ラップ選手権とか、ああいうのが流行ってたんです。で、僕はその頃Simi Labの1stとかOdd Futureとかを聞いてヒップホップが好きになってて、高校で音楽の話するならヒップホップの話みたいになったんです。逆に高校のときはロックみたいなのはそんなに聴いてなかったですね。ほとんどロックだった中学生の頃はSonic YouthやDinosaur Jr.とかと並行してKlaxonsとかMGMTとかも好きやったんですよ。その流れでJusticeとかも聴くじゃないですか?そういうのもいいなぁとはって思ってて、高校入ってから聴きだしたヒップホップもクラブミュージックとして興味湧いて聴いて、大学入るまでにギリNight Slugsを認知してくらいの感じやったんです。Jam Cityのクラブコンストラクションズ聞いて、「なにこれー!」って思って。(笑) – 大学に入ってWasabi Tapesからリリースするけど、どういう流れであの音楽性に近づいたの? Le Makeup – 最初ほんとNight Slugs大好きで、そこからFade To Mindを聴くようになって、Fatima Al Qadiriが好きになったんです。その時期がちょうどAbletonを買った時期と同じで、最初Fatimaのコピーみたいな感じで始めて曲作りを覚えていったという感じです。Fatimaのメロディを聴いて作って、「あ、似てる似てる」みたいな、それをサンクラにアップしてたんです。出来上がった曲とFatimaのやつは全然違うものやったと思うんですけど、それをひたすらずっとサンクラにあげてて、ほんま再生回数10回ぐらいの時からKenjiくんがlike付けてくれてて。 – まじか。すごいな。 Le Makeup – 最初、この人は何者なんやろって、わからなかったんです。でもなんかめっちゃフォロワーおるなと思って(笑)色々調べて、この人か〜みたいになった頃にリリースの話がきたんです。SIMをやる前にKenjiくんが僕の事を周りの人に紹介してくれてたみたいで、Hikawaさんからもlike来るようになって、また僕はこの人誰なんやろってなって。ほんと2、3日に1回ぐらいのペースで大量に曲をアップしてたんですよ。作ったやつ全部あげるみたいな感じで。すぐ消したりとかもしてましたけど。それを3ヶ月くらい続けてたらKenjiくんがlikeつけてくれるようになって、あと大学の先輩のAnalskiとGirlyBoyが褒めてくれて、ほとんど誰も聴いてないけど、この3人が聴いてるし続けようみたいになって。(笑) – Wasabi Tapesのあと、コンスタントにリリースしてるよね。 Le Makeup – Ashida ParkのやつはたぶんWasabiのを聴いてオファーもらったんですよ。Wasabiからリリースして、反響があるって思ってなかったですし、実際あったかどうかわからないですけど。今あの作品を聴くと全然わからなかった割にちゃんとやったなと思います。ただ、原案みたいな感じでサクッと作った感じで、クォンタイズもバラバラなんで、本当に初心者が勢いで作ったって感じがしますね。(笑) – サンプリングはしない方? Le Makeup – 『Hyper Earthy』ってEPがあるんですけど、それだけめっちゃしてますね。それ以外はほぼしてないです。 – ギターを導入し始めたのはいつぐらい? Le Makeup
2019/01/30
昨年リリースしたEP『Matra』に続く新作がリリース。 昨年10月にEternal DragonzからEP『Matra』をリリース。さらにその翌月には全曲プロデュースしたDoveの1stEP『Femm』がリリースされるなど、Le Makeupのアウトプットのスピードが速くなっている。 今回リリースされた3曲入り新作EP『エンドロール』も『Matra』以降の空気があるように感じる。より輪郭が浮き彫りになるボーカル、とくにタイトル曲はさらに歌が曲の中心にきている。デジタルの購入はこちらから。 また今回リリースされたEPには収録されていない『DELAY』という曲のビデオが先日公開されている。
2023/02/08
「Play (feat_Tohji, gummyboy)」配信開始 アンビエント/インディR&B、ジャパニーズポップを経由したシンガーソングライター/プロデューサーLe Makeup。セルフプロデュースによるアルバム「Odorata」が完成。Dove、JUMADIBA、Tohji、gummyboy、環ROYが参加。 自身のレーベルPURE VOYAGEを運営しながらも、LAのEternal DragonzやオーストリアのAshida Parkなどの海外レーベルや大阪の人気レーベルEM Recordsからのリリースに加え、カナダのプロデューサーRyan Hemsworthとの共作リリース。tofubeatsが監修した「電影少女」Original Soundtrackへの参加やgummyboy、Lil Soft Tennis、NTsKi、Doveなどのアーティストへの楽曲提供・プロデュース・参加など。2022年10月には、韓国でのパフォーマンス、11月には、オランダ・デンマーク・ドイツにてEUでツアーを行うなど、独自の動きに注目が高まる。近年の集大成となるアルバム『Odorata』完成。 Le Makeup – Odorata 2023.02.15 Release | PURE005 Released by AWDR/LR2 Pre-add / Pre-save : https://ssm.lnk.to/Odorata Tracklist 01 Odorata 02 あの日のこと 03 うつくしい人 04 Dress 05 パートナー 06 ふたりのかげ (feat_Dove) 07 Alice (feat_JUMADIBA) 08 ぼくらはまだ 09 Play (feat_Tohji, gummyboy) 10 天使かもしれない 11 In the Mood for Summer 12 かさなるかげ(feat_ Dove) 13 カラブリア 14 Every Breath (feat_環ROY) 15 あたたかい陽、あたらしい街 16 あの話の続き 17 Drive My Car (あなたとわたし) 18
出会いからEP『Soul Kiss』に至るまで
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20年代ネオの高みへ more
18年の歴史を紐解く more