2018/10/25
Mica Leviが再びピアニストEliza McCarthyとコラボレーション。
近年、これほどまでに天才と称されたアーティストがいただろうか。いるかもしれない。いるかもしれないが、2008年頃のMicachuを知っている人であれば、今こうしてアーティストとして高いステージで活躍している事に驚きを隠せない人も少なくないだろう。
MicachuことMica Leviの新作はピアニストEliza McCarthyとのコラボレーションEP『Slow Dark Green Murky Waterfall』である。昨年リリースされたOliver Coatesとのスプリット7インチに収録されていた『Riding Through Drinking Harpo Dine』も新たなにレコーディングされている今作は、楽曲制作をMica Leviが担当し、Eliza McCarthyがピアノで再現したものをレコーディングしている。ナタリー・ポートマン主演の映画『Jackie』サントラでもタッグを組んでおり、今回は3度目のコラボレーションとなる。
最近ではTirzahのデビューアルバム『Devotion』のプロデュースや、Dean Bluntの『Soul on Fire』でのコラボレーションなど、何かと刺激的な作品を提供してくれるMica Leviから今後も目が離せない。
『Slow Dark Green Murky Waterfall』の12インチはこちらからオーダー可能。
category:NEWS
tags:Eliza McCarthy / Mica Levi
2020/07/10
BBC Twoでプレミア公開 Jonathan Glazer(ジョナサン・グレイザー)監督が新たに制作したショートフィルム『Strasbourg 1518』は「ダンシングマニア」別名「踊りのペスト」をテーマにしている。 「ダンシングマニア」とは最も古いものでは七世紀に発生したとされ、主にヨーロッパで見られた脈絡もなく突然踊り出し、踊りが感染し、死ぬか踊り疲れるまで踊るのが止まらない現象。特に1518年7月のストラスブールで発生したアウトブレイクは、最大級の被害を出すことに。Frau Troffeaという女性が踊り出したのを皮切りに、4日後には33人、1か月後には400人が参加し、その多くは心臓発作を起こし死亡したという。 そして音楽は、Dean Bluntとのコラボや、サウスロンドンのシンガーTirzahのプロデュースなども手がけ、天才と称されるコンポーザーMica Leviが担当している。Mica LeviとJonathan Glazerは2014年の傑作『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』でもタッグを組んでおり、同監督の昨年のショートフィルム『The Fall』でもコラボレーションを行なっている。『Strasbourg 1518』は7月20日にイギリスのBBC Twoで放送される。
2018/12/04
A24配給の映画も手がけた2人の天才が対談。 最近では『ヘレディタリー/継承』、『アンダー・ザ・シルバーレイク』、『Mid90s』、『イット・カムズ・アット・ナイト』、『聖なる鹿殺し』、『A Ghost Story』など日本でも話題になっている映画を次々と配給してきたA24。2016年には『ムーンライト』がアカデミー賞作品賞を受賞するなど絶好調だ。もはやA24自体がブランド化している感がある。 A24のポッドキャストにOneohtrix Point NeverことDaniel LopatinとMicachuことMica Leviが登場。2人が映画音楽について対談している。Daniel Lopatinは2017年に『グッド・タイム』を、Mica Leviは2014年に『アンダー・ザ・スキン』をそれぞれ音楽を手がけており、どちらの映画もA24配給である。 詳細はこちらから。対談はテキストでも読める。
2019/12/18
2人のストリッパーによる実話 2008年頃からMicachu名義でアーティストとして注目されたMica Leviは、〈Rough Trade〉や〈DDS〉などから作品をリリースし、Oliver CoatesやDean Bluntなど様々なアーティストとのコラボレーションや、〈Domino〉からデビューしたロンドンで注目の新鋭Tirzahのプロデュースなども行っている。また、2013年公開のスカーレット・ヨハンソン主演映画『Under the Skin』のスコアを担当し、数々の映画音楽賞を受賞、さらに2016年にはナタリー・ポートマン主演『Jackie』などを手がけるなど、映画音楽の作曲家としても世界的に高い評価を受けている。同じく映画音楽も手がけるアーティストOneohtrix Point Neverと並んで、アンダーグラウンド発の作曲家として天才と称されることが多いアーティストの1人。 そして、Mica Leviが今回新たにスコアを担当するのがA24制作の映画『Zola』。来年1月にサンダンス映画祭にてプレミア公開される映画の中でも特に話題の本作は、2015年に投稿されたTwitterのスレッドが物語の基になっている。Aziah WellsことZolaのツイートは、レストランで出会ったJessicaとの旅について書かれており、その壮絶な物語はたちまちにバイラルすることになる。Janicza Bravoが監督を務め、ZolaはTaylour Paige、JessicaはRiley Keoughが演じる。日本での公開は発表されていない。 View this post on Instagram #Sundance 2020 U.S. Dramatic Competition: ZOLA (dir. Janicza Bravo)🎿✨ A post shared by A24 (@a24) on Dec 4, 2019 at 1:11pm PST
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