幸運と不運の境界線に敬意を払う|Sassy 009がデビューアルバム『Dreamer+』発表

BEA1991、yunè pinku、Blood Orange参加

 

 

オスロを拠点に活動するプロデューサー/ソングライター/ボーカリストのSunniva LindgårdによるプロジェクトSassy 009が、長年構想してきたアルバム『Dreamer+』 は、約4年にわたるスタジオワークから生まれたコンセプト主導の作品であり、自らの作家性を完全にコントロールしようとする野心的な試み。『Dreamer+』にはBEA1991、yunè pinku、Blood Orangeがゲストで参加している。

 

『Dreamer+』の核にはフィクションがあり、そこでは夢や感情が、変化し続けるキャラクターや暗い力、道徳的な責任が入り混じる景色を通して描かれる陰鬱な寓話のように展開する。Sassy 009は廃墟と化した街へと送り込まれ、致命的な出会いの後に「魔法的でありながら歪んだ夢のような世界」へと投げ込まれる自身の物語の主人公となる。

 

――「彼女のジャコフへの愛は、彼の死と不条理なほど絡み合っており、それから逃れる道はどこにもない。」 この幻想的な物語を足場に、Sassy 009はソングライターとしての自由を解き放つ。Gorillazのオーガニックなエレクトロニカ、Boards of Canadaの霞がかったムード、Nirvanaのグランジ・ポップ的論理、Lil Wayneの歪んだボーカル表現からもインスピレーションを得ているとのこと。

 

シングル「Butterflies」について、Sassy 009は以下のように説明している。

 

「これは“本物の存在”――つまり確かな友情へのオマージュ。そして、良い仲間たちに囲まれていてもすべてが崩れてしまうことがある、ということへの内省でもあります。そういう意味で、この曲は友情と信頼を祝福するものであると同時に、私たちが皆歩んでいる“幸運/不運”の微妙な境界線に敬意を払う歌でもあるんです。曲はオスロの私のスタジオで作りました。そこは古い学校の建物で、大きな窓からの眺めは、真正面にあるレンガの壁でした。」

 

 

 

Sassy 009 – Dreamer+

Label : [PIAS] / Heaven Sent

Release date : 16th January 2026

Pre-order : https://sassy009dreamer.ffm.to/dreamer

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