佐渡島に暮らす10組の作家によって紡がれるサウンド・ドキュメンタリー発表

佐渡の<現在>を示す

 

 

現在も数多くの能舞台が各集落に残り、海山に囲まれた豊かな自然とともに能楽や鬼太鼓が今も生活に息付く佐渡島。今作は島の文化や風土を暮らしの背景に持ちながらも新たな創造の息吹を感じさせる、2025年に現存する佐渡島の音楽と人々を記録するために制作されたコンピレーション・アルバム。

 

伝統を超え新たな地平を切り拓く太鼓芸能集団・鼓童の重要人物である「住吉佑太」と「前田順康」によるそれぞれのソロ、佐渡に自生する孟宗竹から竹太鼓を自作し独自のグルーヴを創出するグループ「サドラム」、ポップスから前衛まで多才な作曲センスを魅せる音楽家・佐藤望による「プランタール」、佐渡でレストラン<ラ・パゴッド>を営み食とアートの融合を試みるシェフ/美術家「ジル・スタッサール」、世界中の試し書きをアート作品へと昇華させる美術家であり能を題材としたアンビエント・ミックスを制作する「シャルル・ムンカ」、さどの島銀河芸術祭を先導しつつ自らも先鋭的な現代美術家として活動する「吉田盛之」、独創的な視点と美学を持った絵画や実験音楽の制作を行う「青木孝太」、90年代より音楽活動を開始し近年はラップトップを用いた新たな作曲の可能性を拡げる「福西みゆき」、ウクレレ奏者のユカとジョン・ゾーン主宰のTzadikからのリリースでも知られるベース奏者シャニール・エズラ・ブルーメンクランツによるユニット「ザ・フグ・プラン?」と総勢10組が集結。

 

ジャケット写真には佐渡在住の写真家/僧侶である「梶井照陰」が撮影した踊る佐渡の海波を捉えた「NAMI」を起用し、ライナーノーツには美術批評家でありさどの島銀河芸術祭アドバイザーを務めている「椹木野衣」が執筆するなど、作品を構成するもの全てが佐渡ならではの人々によって制作された、佐渡の<現在>を示す作品。

 

 

VA – Sound Surrounding On Sado

Label : Experimental Rooms

Format : LP(w/ DL code)

Release date : November 15, 2025

http://www.experimentalrooms.com/label/no6.html

https://experimentalrooms.bandcamp.com/album/sound-surrounding-on-sado

 

+ 初版限定300部

+ ライナーノーツ:椹木野衣

+ カバー写真:梶井照陰

Tracklist

A1 Sadrum – Kagero

A2 Yuta Sumiyoshi – Singing

A3 plantar – Subtle Whisper

A4 Gilles Stassart & La Pagode – Golden Galette

A5 Charles Munka – Holloways

B1 Morito Yoshida – Denpa

B2 Kota Aoki – Kyou

B3 Miyuki Fukunishi – From The Northwest

B4 the fugu plan? – YOSHITAYA

B5 Masayasu Maeda – 37.813, 138.270

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